ボーイング ガルーダ航空から737MAX8を50機受注

ボーイング ガルーダ航空から737MAX8を50機受注

ボーイングは10月12日、ガルーダ・インドネシア航空(GIA/GA)から737MAX8を50機受注したと発表した。からログ価格で総額49億㌦(約5250億円)相当。GIAは新たに737MAX8を46機発注し、すでに発注済みの4機の737-800を737MAX8に切り替えた。今回の契約は、これまでボーイングの受注実績で、匿名顧客からのものとして掲載されていた。今回の契約で737MAXの受注総数は、世界47顧客から2295機となった。Aviation Wireが報じた。

三井物産出資の4G運営企業 15年利用者4倍見込む

三井物産出資の4G運営企業  15年利用者4倍見込む

三井物産が20%出資するインドネシアの通信会社インテルヌックスは、第4世代(4G)回線サービス「ボルト」の利用者数を、15年までに現行から約4倍の300万人に引き上げる目標を掲げている。通信基地局(BTS)の増設で、首都圏を中心にサービス地域を広げることで達成する考えだ。ジャカルタ・グローブが報じた。

BTSは15年末までに4000基を追加する予定。現在の首都圏とバンテン州に2500基を置いており、14年末までに3600基に増やし、首都圏全体でサービスの利用を可能とする。バンテン州では西端のアニャールまで、西ジャワ州ではボゴールなどでのサービスを強化していく方針だ。

インテルヌックスのディッキー社長によると、4G利用者を14年末までに100万人の大台に乗せ、15年に200万人台に増やすとし、現在サービスを提供している首都圏の人口が2700万人と多いため、通信インフラの向上で300万人は達成できると見込む。

豊田通商 中国で廃車処理事業 3~5年で20工場計画

豊田通商 中国で廃車処理事業 3~5年で20工場計画

豊田通商は、中国で自動車のリサイクル事業を本格展開する。100億円を投じて、現在1カ所の解体工場を今後3~5年で20カ所に増やす計画だ。中国は経済成長に伴うモータリゼーションが急速に進み、廃車の処理ニーズが高まっている。そこで主要地域に拠点を整備し、鉄スクラップの販売などで年間300億円程度の売上高を目指す。

豊田通商は2013年に外資系企業として初めて中国企業に直接出資し、14年2月に北京で解体工場を稼働した。年間約1万台を解体処理し、銅などの取り出しや鉄スクラップの販売を手掛ける。今後北京工場と同規模の解体工場を、上海や重慶など中国国内の主要都市近郊につくり、事業規模を拡大する。日本経済新聞が報じた。

東京都がシンガポール下水道整備で協力 政府と合意

東京都がシンガポール下水道整備で協力 政府と合意

東京都は10月10日、マレーシア政府と同国の下水道整備に協力することで合意したと発表した。東京都が技術を提供する住友商事と現地企業のグループが、下水処理場やポンプ施設などの設計や建設維持管理までを約500億円で一括受注する。日本経済新聞が報じた。

パナソニック インド南部に展示拠点 スペース3倍に

パナソニック インド南部に展示拠点 スペース3倍に

パナソニックは10月10日、インド南部のバンガロールに発光ダイオード(LED)照明などの大型ショールーム「パナソニックLEDライティングエクスペリエンスセンター」を設けたと発表した。インドで2カ所目で、展示面積は約260平方㍍と従来より3倍に広げた。日本の照明事業のノウハウを生かし、新築やリフォームの際に顧客にLEDなど省エネ機器を提案していく。

マツダがミャンマーに販売1号店オープン 販売網整う

マツダがミャンマーに販売1号店オープン 販売網整う

マツダは10月10日、ミャンマーにマツダ車を扱う店舗第1号店が開店したと発表した。現地資本の販売会社が運営し、新型「マツダ3」(日本名アクセラ)などを販売する。同国で販売を始めたことで、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の販売網が整った。同地域では2015年3月期に8万台の販売を目指していく。

現地販売会社「オートモービルアライアンス」がミャンマー最大の都市ヤンゴンの中心部に設立し、7日に営業を始めた。アクセラのほか多目的スポーツ車(SUV)「CX–5」や「マツダ6」(日本名アテンザ)、「マツダ2」(同デミオ)など6車種を販売する。タイと日本の生産拠点から輸出する。

日本化薬マレーシア法人5年内に売上高1.6億リンギ目標

日本化薬マレーシア法人5年内に売上高1.6億リンギ目標

日本化薬(東京都千代田区)は10月9日、マレーシア・ヌグリスンビラン州スレンバン郊外のスンダヤン工業団地に設立した、マレーシア法人、カヤク・セイフティ・システムズ・マレーシアの工場の開所式を執り行った。自動車のエアバッグなどに使われる点火装置やガス発生装置を生産する。本格稼働は2015年6~7月を予定しており、今後5年で売上高1億6000万リンギ(約52億9300万円)を目標に掲げる。同マレーシア法人は、日本化薬にとって初めての東南アジア拠点。NNAが報じた。

インドネシア繊維産業 コスト高で競争力低下

インドネシア繊維産業  コスト高で競争力低下

インドネシア繊維協会アデ・スドゥラジャット会長は「2013年の繊維産業の売上高70兆ルピアのうち40%は国内製品で、残り60%は輸入品だった。しかし、電力コストと労働コストの増加によって、国内の繊維・繊維製品の競争力は低下しており、14年末までには40%から20%にまで下がってしまうかも知れない」と指摘している。年初に80%あった国内工場の稼働率は、現在70%まで低下しており、倒産増加の一途という。ビスニス・インドネシアが報じた。

タイのコメ輸出 インドを抜き再びトップに

タイのコメ輸出  インドを抜き再びトップに

市場調査会社の米IHSは10月9日、2014~15年のタイのコメ輸出量が、インドを抜き再びトップになるとの見通しを明らかにした。バンコクポスト電子版が報じた。

IHSによると、2014~15年のタイのコメの輸出量は1000㌧に達する見通しで、インドの840万㌧、ベトナムの660万㌧を抜き再び首位に返り咲く見込みだ。インドでモンスーンの時期が遅れていることや、タイ・インラック前政権が実施した「コメ担保融資制度」による米価上昇が和らいできたことなどが背景にある。タイ政府は現在、大量の備蓄米放出に向けた解決策を模索中で、今後輸出は増加する見通しだ。NNAが報じた。

日成ビルド工業 ミャンマーで立体駐車場事業

日成ビルド工業 ミャンマーで立体駐車場事業

日成ビルド工業はミャンマーで立体駐車場事業に乗り出す。急速な経済発展で自動車が年々増加する同国の最大都市、ヤンゴン中心部の建物の多くは駐車場を確保しておらず、路上に駐車することにより交通渋滞の原因の一つになっている。日成ビルド工業は、海外駐在員のコンドミニアム、レンタルオフィスなどへの需要を盛り込む。日刊工業新聞が報じた。