ヤマハ ベトナムで女性向けスクーター発売
ヤマハ発動機は、8月にベトナムで女性向けのスクーター「ノザグランデ」(排気量125cc)を発売すると発表した。同国で販売されている同じ排気量のスクーターに比べ、約1割軽い99㌔㌘で、女性でも取り扱いやすい。価格は3999万ドン(約19万円)~4199万ドン(約20万円)。
ヤマハ ベトナムで女性向けスクーター発売
ヤマハ発動機は、8月にベトナムで女性向けのスクーター「ノザグランデ」(排気量125cc)を発売すると発表した。同国で販売されている同じ排気量のスクーターに比べ、約1割軽い99㌔㌘で、女性でも取り扱いやすい。価格は3999万ドン(約19万円)~4199万ドン(約20万円)。
京セラが太陽電池供給のタイの太陽光発電所が稼働
京セラが太陽電池を供給したタイの太陽光発電所が稼働した。発電事業者のソーラー・パワー(バンコク)がタイ東北部のコラート地方に建設した36の太陽光発電所のうち、35の発電所に約110万枚を供給した。出力は東南アジア最大の26万㌔㍗。京セラの受注額は300億円超とみられ、日本メーカーの受注額としては最大規模となる。ソーラー・パワーが新設した太陽光発電所の合計発電量は年約4億㌔㍗時で、タイの一般家庭の35万世帯の消費電力に相当する。日本経済新聞が報じた。
JFEエンジ ミャンマーの鋼材子会社の生産能力を倍増
JFEエンジニアリングの狩野久宣社長は7月20日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで開いた製品出荷開始の記念式典で、同国の鋼材加工子会社の生産能力を2015年度にも年間2万㌧に倍増する計画を明らかにした。投資額は数億円規模の見込み。道路や港湾設備用の鉄鋼構造物を増産し、ミャンマー国内はじめ東南アジアや中東などに輸出する。
工場はミャンマーの建設省とJFEエンジニアリングの合弁で13年秋に設立したJ&Mスチールソリューションズが運営する。今春から部分的に稼働を始め、このほど全設備が稼働。20日にはラオス向けに第1号の橋梁ブロックを出荷した。既存工場の生産能力は年間1万㌧だが、すでに7000㌧を受注するなど好調なため、15年度にも能力を同2万㌧に引き上げる。日本経済新聞などが報じた。
日系企業支援へ400億円ファンド 政策投資銀行など
日本政策投資銀行はタイ大手の華僑財閥チャロン・ポカパン(CP)グループと組み、日系企業のアジア進出を支援する。折半出資で400億円のファンドをつくり、食品会社などに投資する。タイでコンビニエンスストアなどを展開するCPグループのネットワークを使い、投資先企業の販路開拓を後押しする。
日系企業は優れた技術や商品を持っていても、アジア市場で販売面で苦しむことが多い。日本政策投資銀行はCPグループと組むことで、リスクマネーの供給に加え、販路の開拓など踏み込んだ支援を目指す。NHKなどが報じた。
CPグループはアジア全域で飼料、食品、小売り、情報通信などを手掛ける複合企業。タイの「セブンイレブン」など豊富な販路を持つ。
シャープ 医療器具の洗浄時間短縮できる洗浄装置
シャープマニュファクチャリングシステムは7月17日、メスやピンセットなど医療器具を高精度で時間を、従来より2割短縮できる洗浄装置を25日に発売すると発表した。これは、超音波とジェットウオッシャーを組み合わせた“ダブル洗浄”によるもの。標準的な洗浄時間は70分程度になるという。
国内に加え、これまで実績のある中国、韓国のほかインドネシア、中近東などへも販売し、売上高を2017年度に40億円超と13年度比で倍増させる方針だ。
ニトリHD ベトナムで家具生産拡大 人員2割増
家具専門店国内最大手のニトリホールディングスは、ベトナムで家具の生産を拡大する。海外の主力生産拠点インドネシアで人件費の上昇を受け、近くベトナム現地の工場で働く従業員の数を2割増の3000人に増員。タンスなど価格の安い商品の生産をインドネシアからベトナムへ移管する。すでに手掛けるマットレスなどは生産量を4割増やす。
インドネシアでは人件費が2~3割上がっているほか、ストライキが頻発。食器棚やタンスなど単価の安い家具では採算が取りにくくなっている。希望退職を募って生産規模を縮小する。日本経済新聞が報じた。
トヨタがインド事業テコ入れ「ヴィオス」投入へ
トヨタ自動車がインド事業をテコ入れし、東南アジアで展開してきたデザインや機能を高めた小型車「ヴィオス」を2017年にも投入する。これまでは100万円を切る安価な「エティオス」を主力車種としてきたが、スズキ子会社のマルチ・スズキなどに押されてシェアが5%台にとどまっている。このため、アジア8カ国以上で販売している「ヴィオス」に切り替え、中間層に向け安さ以外の機能・デザイン性なども打ち出して巻き返しを図る。
現在エティオスを生産する現地子会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(カルナタカ州)の工場で、ヴィオスに置き換える方向で社内の調整を進めている。既存の空きラインを活用し、まずは年間5万台程度の生産を検討している。投資額などは今後詰める。日本経済新聞が報じた。
青森のリンゴ加工企業がフィリピン市場に飲料投入
リンゴの加工を手掛ける青研(青森県弘前市)がリンゴジュース「葉とらずりんご100」をフィリピン市場に投入する。地域代理店を通じて販売する予定で、現在認可申請中。青研はこれまでタイ、中国、香港、カナダへ輸出展開しているが、フィリピンへの輸出は初めて。
このほど「葉とらずりんご100」の1㍑入り紙パック40本と、195㌘入り紙パック240本をフィリピンに試験出荷した。1㍑入り紙パックの販売価格は、日本国内の3倍に相当する1000円前後で、百貨店や高級スーパーで販売されている。NNAが報じた。
小川香料が西ジャワ州に第2工場 生産能力3倍に
小川香料は、インドネシア西ジャワ州カラワン県カラワン工業団地(KIIC)の既存の第1工場の近隣地に、ほぼ同じ広さの1万6300平方㍍の用地を確保。第2工場を建設し、生産能力を現行の3倍に引き上げ、国内外の需要者に対応する。
投資額は非公表。着工時期や生産品目は確定していないが、ハラル認証を取得した液体食品香料や、インドネシアで採れる天然香料を原料としたエキスを中心に生産能力を増強する計画。研究開発(R&D)施設の設置も視野に入れている。NNAが報じた。
同社は岡山県と茨城県、インドネシア、中国・上海に生産拠点を置いている。日本国内以外で、第2工場を設けるのは今回のインドネシアが初めて。
大和ハウス レンタル工場で中小企業の東南ア進出支援
大和ハウス工業はベトナムやインドネシアの工業団地で、オーダーメードでのレンタル工場や貸し倉庫の新規事業に乗り出す。中小企業の東南アジアへの進出意欲が高まる中、国内の事業で得意とする物流施設開発のノウハウを生かし、日系企業の進出を後押しする。
大和ハウスなど日系3社と現地企業が開発に参画し、ベトナムのホーチミン郊外で展開するロンドウック工業団地は日系企業21社が現在入居し、全体の6割の分譲が完了した。大和ハウスは第2期レンタル工場の用地として団地内で約7㌶を取得。顧客の要望に応じ、オーダーメードで施設を整備する。
インドネシアのジャカルタ郊外で展開するマヌンガル工業団地では提携する現地企業との合弁会社を年内をメドに設立。工業団地内で新会社が倉庫を所有して企業に貸し出すほか、日系企業向けのレンタル工場も12月に開業する。SankeiBizが報じた。