JR東日本 次世代新幹線「ALFA-X」公開 最高時速400km

JR東日本 次世代新幹線「ALFA-X」公開 最高時速400km

JR東日本は5月9日、次世代新幹線の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」(E956形電車)全10両を公開した。最高時速は400kmで、東北新幹線で時速360kmでの営業運転を目指している。5月から走行試験が始まる。
ALFA-Xは、これまでの車両に比べて”鼻”と呼ばれる先頭車両の部分が22mと長く、脱線を防止するシステムや地震発生時の緊急停止装置なども搭載されている。

世界の科学者らが温暖化を議論 京都でIPCC総会

世界の科学者らが温暖化を議論 京都でIPCC総会

京都市で5月8日、地球温暖化対策をけん引してきた世界各国の科学者らが一堂に会する国連の専門機関、IPCC「気候変動に関する政府間パネル」の総会が始まった。
開会式にはおよそ150の国や地域などから科学者や政府の担当者などおよそ360人が集まった。今回の総会では温室効果ガスの排出量の計算方法を13年ぶりに見直すことにしていて、人工衛星で宇宙から観測した地上の二酸化炭素のデータをもとに、各国の排出量を推定するなど、新たな手法の導入について議論が交わされる予定。
総会は12日まで開かれ、13日に報告書として公表される。

川崎のスイミングクラブがベトナムの小学校で水泳授業

川崎のスイミングクラブがベトナムの小学校で水泳授業

エスアンドエフ(所在地:川崎市宮前区)が川崎市で運営するサギヌマスイミングクラブがこのほど、ベトナム・ハノイの日本国際学校に、日本からコーチを派遣し現地で水泳の授業を実施した。一人でも多くの人に泳げるようになってもらい、水難事故で命を落とす子どもを少しでも減らすのが狙い。
WHO(世界保健機関)の2008年データによると、ベトナムでは溺水により命を落とす0~14歳の子どもの数が年間2,500銘と日本の25倍にも上る。

100万種の動植物が絶滅の危機 国連の科学者組織が警告

100万種の動植物が絶滅の危機 国連の科学者組織が警告

国連の科学者組織がこのほど報告書「生物多様性と生態系サービスに関する政府間パネル」をまとめた。この中で「世界で100万種の動植物が絶滅の危機に直面し、人の活動がかつてない速度で世界の生態系を脅かしている」とし、「生物多様性が失われると、人の暮らしを支える生態系の様々な機能が失われる」と警告している。
同組織は報告書で、過去1,000万年の歴史に照らすと、10倍から100倍もの速度で生態系の喪失が進んでいると指摘している。

スリランカ イスラム聖職者200人含む外国人600人を国外追放

スリランカ イスラム聖職者200人含む外国人600人を国外追放

AFP時事によると、スリランカ政府は4月21日、キリスト教の祝日、イースターにコロンボおよびその周辺で起きた、地元のイスラム過激派組織によるものとされる同時爆破テロ事件を受けて、外国人600人を国外追放した。このうち約200人はイスラム教の聖職者。首謀者のイスラム聖職者は隣国インドを訪れ、過激派らと接触していたとみられる。

米が弾道ミサイルの可能性に言及 北朝鮮が発射の飛翔体

米が弾道ミサイルの可能性に言及 北朝鮮が発射の飛翔体

米国のポンペイオ国務長官は5月5日、北朝鮮が4日、日本海に向けて発射した複数の飛翔体について、短距離弾道ミサイルの可能性も排除できないとの認識を示す一方、北朝鮮の非核化を目指して交渉を続けるトランプ政権の方針に変わりはないと強調した。
今回北朝鮮が発射した複数の飛翔体が弾道ミサイルだった場合、国連の制裁決議に違反する可能性がある。

子どもの数 過去最低の1,533万人 38年連続減

子どもの数 過去最低の1,533万人 38年連続減

日本の少子化に歯止めがかからない。「こどもの日」を前に総務省がまとめた4月1日時点の人口推計によると、日本の14歳以下の子ども(外国人を含む)は、前年より18万人少ない1,533万人と38年連続で減少した。総人口に占める割合は12.1%で45年連続の低下。いずれも比較可能な1950年以降、過去最低を更新し、少子化に歯止めがかからない深刻な状況が続いていることが明らかになった。
子どもの人数はピークだった昭和29(1954)年の2,989万人のほぼ半数に落ち込んだ。平成元年が2,320万人であり、平成の30年間で800万人近く減った。
1,533万人の内訳は男子が785万人、女子が748万人。都道府県別(2018年10月1日時点)での増加は東京都のみで、沖縄県は横ばい、他の45道府県はいずれも減少した。子どもの数100万人超は東京、神奈川、愛知、大阪の4都府県。人口に占める割合は沖縄県が17.1%で最も高く、秋田県の10.0%が最低だった。

民間日本国内初 ロケット宇宙空間に MOMO3号機

民間日本国内初 ロケット宇宙空間に MOMO3号機

北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズは5月4日午前5時45分ごろ、関係者および近隣住民らが見守る中、自社開発の小型ロケット「MOMO(モモ)」3号機を町内の実験場から打ち上げた。
同社は5分後に高度約110kmに到達し、打ち上げは成功したと発表した。民間主導で開発したロケットの宇宙空間への到達は日本で初めて。
3号機は全長約10m、直径約50cm、重さ約1㌧、高知工科大学が開発した研究用機器を積んでいた。

ADB 中国に”借り手”卒業促す 新興国への融資拡大を警戒

ADB 中国に”借り手”卒業促す 新興国への融資拡大を警戒

中国が進める新興国への融資拡大に対し、各国が警戒を強めている。68の国・地域で構成するアジア開発銀行(ADB)は、今回フィジーで開いた総会で、中国向けの貸出金利を引き上げる検討を始め、米国とともに運営を主導する日本は中国にADBからの借り入れを減らすよう要請した。6月に日本で開く20カ国・地域(G20)財務相会議でも議論を続ける方針だ。
ADBが低い金利で優遇して融資する基準は、国民所得で1人あたり6,795ドル。中国は1万6,800ドルとすでに基準の2.5倍に達している。低所得国などを支援するADBの趣旨からはるかに外れているが、ADBの中国向け融資の契約は2018年に約26億ドルと全体の12%を占めている。

18年大阪訪れた外国人1,141万6,000人余で6年連続最多更新

18年大阪訪れた外国人1,141万6,000人余で6年連続最多更新

大阪観光局の推計によると、2018年に大阪を訪れた外国人観光客は1,141万6,000人余と前年を30万人余上回り、6年連続で過去最多を更新した。ただ、2018年は自然災害に見舞われ、とくに9月に大阪を直撃した台風で関西空港のターミナルが浸水するという大きな被害を受けたことが響き、前年比2.8%の微増にとどまった。
地域別にみると、中国が455万人と最も多く、次いで韓国が239万人、台湾が122万人などとなっている。