OECD 世界の24年成長率2.7%に下方修正 中国の減速など響く

経済協力開発機構(OECD)は9月19日、2024年の世界経済成長率が0.2ポイント低下し、2.7%に減速するとの見通しを示した。中国の不動産市場の構造問題が響くと指摘。これに伴い、中国経済が急減速するシナリオでは、世界の成長率が最大1ポイント超、下押しすると試算している。

ASEAN 9/19 南シナ海で初の合同演習開始 対中国で結束

東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国軍は9月19日、南シナ海でASEANの枠組みとして初めてとなる合同演習を開始した。「ASEAN連帯演習」と名付け、23日まで続ける。南シナ海で一方的に軍事拠点化を進める中国に対する、ASEANの組織の結束を示す。2023年のASEAN議長国のインドネシアが開催を主導した。

23年地価回復 地方圏も 全用途平均1.0%上昇 2年連続のプラスに

国土交通省は9月19日、2023年の基準地価を公表した。住宅地や商業地など全用途の全国平均が前年比1.0%上がり、2年連続のプラスだった。これは全国2万1,381地点の地価動向を調べたもの。
住宅地の全国平均は前年比0.7%伸びた。商業地は1.5%上がり、いずれも2年連続の上昇となった。地方圏も全用途平均、住宅地、商業地がそれぞれプラスに転じた。
三大都市圏の全用途平均は2019年の2.1%から2.7%に伸び率が拡大。地方圏は2029年のマイナス0.3%からプラス0.3%まで戻した。とくに住宅地は31年ぶりにプラスとなった。

大谷翔平が右肘じん帯手術 24年は打者専念 25年二刀流復帰

米大リーグ・エンゼルスは9月19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(29)がロサンゼルス市内のカーラン・ジョーブ・クリニックで右肘じん帯の手術を受けたと発表した。執刀医は前回の手術(通称トミー・ジョン手術)と同じニール・エルトラッシュ医師。同医師は大谷について「完全な回復を期待している。2024年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、2025年には投打両方でプレーすることができる」と太鼓判を押した。

「スーパー歌舞伎」の市川猿翁さん死去83歳 伝統の世界に新風

三代目市川猿之助として「スーパー歌舞伎」というジャンルをつくり上げた歌舞伎俳優の市川猿翁さんが9月13日、不整脈のため東京都内で亡くなった。猿翁さんは『ヤマトタケル』をはじめ日本の古代神話などを題材に、分かりやすいせりふや音楽を用いて現代風にしたスーパー歌舞伎と呼ばれる新しいジャンルをつくり上げ、伝統的な世界に新風を吹き込み、”歌舞伎界の革命児”と称された。

新型コロナワクチン 無料接種 9/20から開始「XBB.1.5」対応

新型コロナウイルスワクチンの無料接種が9月20日から始まる。生後6カ月以上の全世代が対象。ファイザーとモデルナのオミクロン株派生型の「XBB.1.5」に対応したワクチンが主に使われる。今回は病院など医療機関が中心で、通常は事前予約が必要。原則として自治体から受け取る接種券を持参する。2024年3月末まで。
これまで接種したことがない人も、今回の接種では別の枠組みで本年度中は無料でXBB対応ワクチンを接種できる。

大谷選手 投打で今シーズン終了 残り14試合を欠場 球団発表

大リーグ、エンゼルスは9月16日(日本時間17日)、大谷翔平選手を右脇腹痛で10日間の負傷者リストに入れ、今季の残り14試合を欠場すると発表した。一方、じん帯を損傷している右ひじのけがについて、会見したペリー・ミナシアン・ゼネラルマネジャーは「手術を含めた医療措置を可能な限り早く受ける」とし、日程等、「詳細は把握していない」と語った。
大谷選手は今季、投打の二刀流でフル回転し、打者ではリーグ最多の44本塁打を放つなど打率304、95打点、20盗塁と活躍。投手としても10勝5敗、防御率3.14と好成績を残している。

「夢と希望にあふれる万博に」自見万博相 会場予定地を視察

2025年大阪・関西万博に向けて自見万博相が就任後初めて大阪市を訪れて会場予定地を視察。「夢と希望あふれる次の社会の扉を開ける、素晴らしい万博にしたい」などと語った。自見万博相は工事の進捗状況などについて説明を受けた。また、資材価格の高騰などにより会場建設費の上振れが懸念されていることに関連して、現在万博協会で進めている「精査の中身をいただいたら、政府としてしっかり対応していきたい」と述べた。