大阪ガス(本社:大阪市中央区)の藤原正隆社長は、2026年度から大阪湾で船舶に液化天然ガス(LNG)を供給する事業を開始することを明らかにした。年間7万トンの供給を目指す。洋上で船舶にLNGを供給する専用船「バンカリング船」を運航し、開運業界向けの事業を強化する。姫路や泉北の製造所でLNGを積み込み、大阪湾で供給する。
貨物船燃料は、主流の重油に比べて温室効果ガスの排出が少ない天然ガスへの移行が進んでいる。世界ではLNGを燃料とする船が2024年末の約600隻から2028年には約1,200隻まで増える見込み。