廃棄衣類の繊維再生リサイクルで5社などがコンソーシアム設立

帝人子会社の帝人フロンティア、東レ、クラボウなど繊維メーカー5社は、回収した廃棄衣類から繊維を再生する水平リサイクルの取り組みでコンソーシアムを設立すると発表した。
競合する企業が連携し、再資源化に向け課題となっている技術開発や啓発活動に取り組む。2040年にすべての廃棄衣類を再資源化することを目指す。
国内では年間平均82万トンの衣類が新たに販売され、そのうち約56万トンは廃棄された後に焼却や埋め立てなどで処理され、再資源化できていない。

「鳥貴族」エターナルG フィリピン進出, FC展開 東南アへ

居酒屋「鳥貴族」などを展開するエターナルホスピタリティグループは10月24日、フィリピンで外食事業などを展開するJTCグループ(本拠所在地:ダバオ市)と11月にフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、同国に進出すると発表した。また、11月にベトナムに子会社を設立する計画で、これまでに出店していなかった東南アジアに出展網を広げていく。
エターナルグループは現在、米国、中国、韓国、香港、台湾の5カ国・地域で鳥貴族などの店舗を展開している。

マツダと日本製鉄 車体開発で設計から共創 連携強化

マツダと日本製鉄は10月23日、車体開発で連携すると発表した。開発の初期段階から参画し共創、鋼板材料の選定をともに行い、サプライチェーン(供給網)を見直してコスト削減につなげる。7月に世界初公開した新型クロスオーバーSUV「マツダCX−5」での共創の成果を踏まえたもの。
両社は今後、対象車種を増やしながら、車種横断的な視点で価値創造と原価低減を両立する強靭なサプライチェーン・バリューチェーンの構築を進めていく。

積水化 ペロブスカイト太陽電池の壁面設置へ工法開発開始

積水化学工業、積水ソーラーフィルム、NTTデータ、日軽エンジニアリングの4社は10月20日、薄くて曲がるフルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置するための改良工法を共同で開発すると発表した。外壁に取り付ける金具を軽量化したり、デザイン性を高めたりできるか検証する。
積水化学は2025年にペロブスカイト太陽電池を商用化し、2027年度には量産化を始める計画。設置手法も研究を進め、普及につなげる。

川崎重工など3社 世界初 舶用水素エンジンの陸上運転に成功

川崎重工業(東京本社:東京都港区、神戸本社:神戸市中央区)、ヤンマーパワーソリューション(本社:大阪市北区)、ジャパンエンジンコーポレーション(本社:兵庫県明石市)の3社は10月20日、世界初の取り組みとして、実証用の液化水素燃料供給設備をジャパンエンジン本社工場内に新たに設置し、舶用水素エンジンの陸上運転に成功したと発表した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」の委託事業の一環。
3社共用のこの設備は、液化水素を貯蔵してガス化し、各社のエンジンへ高圧または低圧で水素燃料を供給する。実船での様々な用途を想定する。

川崎重工など3社 世界初 舶用水素エンジンの陸上運転に成功

川崎重工業(東京本社:東京都港区、神戸本社:神戸市中央区)、ヤンマーパワーソリューション(本社:大阪市北区)、ジャパンエンジンコーポレーション(本社:兵庫県明石市)の3社は10月20日、世界初の取り組みとして、実証用の液化水素燃料供給設備をジャパンエンジン本社工場内に新たに設置し、舶用水素エンジンの陸上運転に成功したと発表した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」の委託事業の一環。
3社共用のこの設備は、液化水素を貯蔵してガス化し、各社のエンジンへ高圧または低圧で水素燃料を供給する。実船での様々な用途を想定する。

東芝 電動船向けリチウムイオン電池 鉛蓄電池の容量2倍

東芝は10月16日、電動船向けのリチウムイオン電池を開発したと発表した。電動船向けでは主流の鉛蓄電池と比べて、体積あたりのバッテリー容量が約2倍になる。負極にチタン酸リチウムを使って発火リスクを抑えた同社のリチウムイオン電池「SCiB」をバッテリーパックとして製品化した。新製品はすでにヤマハ発動機の電動船への導入が決まっているという。

東芝 電動船向けリチウムイオン電池 鉛蓄電池の容量2倍

東芝は10月16日、電動船向けのリチウムイオン電池を開発したと発表した。電動船向けでは主流の鉛蓄電池と比べて、体積あたりのバッテリー容量が約2倍になる。負極にチタン酸リチウムを使って発火リスクを抑えた同社のリチウムイオン電池「SCiB」をバッテリーパックとして製品化した。新製品はすでにヤマハ発動機の電動船への導入が決まっているという。

フクビ化学 奈良県産使用の人工プラ木材を受注販売

建材大手のフクビ化学工業(本社:福井市)は10月15日、間伐材と再生プラスチックを原料とする人工木材(プラスッド)」で、奈良県産使用の製品の受注販売を開始すると発表した。環境への配慮と機能性を訴求し販売する。
プラスッドは、フクビの樹脂成型技術を活かし、使用用途のない木材を樹脂と掛け合わせて建材にした製品。木とプラスチックの融合で木の質感を表現しつつ、木材より耐久性が高い素材として訴求している。
フクビはこれまで地元、福井産、東京都多摩産の木材を使用したプラスッドを販売している。

Luup 新型3輪車「Unimo」試乗会 16歳以上免許不要

電動キックボードなどでシェアリング事業などを手掛けているLuup(ループ、本社:東京都品川区)は10月15日、新たに開発した3輪車両「Unimo(ユニモ)」の報道機関向け試乗会を開いた。2026年に一部の地域で実証実験を始める予定。
ユニモは電動キックボードなどと同様、道路交通法で特定小型原動機付き自転車に分類される。16歳以上、免許不要で乗れるほか、車道で時速20キロまでのスピードで走行できる。アイシンと共同開発した新機能「自動アシスト制御」を搭載。若年層だけでなく、高齢者にも乗ってもらえる車両を目指す。