月のクレーターは約8億年前 小惑星の破片が降り注いでできた

大阪大学の寺田健太郎教授らのグループは、およそ8億年前、月に大量の小惑星の破片が降り注いで、同じ時期に多くのクレーターができたとみられるとの研究成果を、英国の科学雑誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表した。
同グループは、日本の月探査衛星「かぐや」が撮影した月の写真から、直径20km以上の特に大きなクレーター周辺の地表の状態を解析し、クレーターができた年代を計算した。その結果、59個のクレーターのうち17個がおよそ8億年前の同じ時期にできたとみられることが分かった。多くのクレーターが同じ時期にできたのは、小惑星の破片がシャワーのように一度に降り注いだためと考えられるとしている。

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」堺市が最新技術で紹介する施設整備

堺市は、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」を最新のデジタル技術を駆使して紹介する展示施設を整備することになった。同展示施設は、仁徳天皇陵とされる古墳近くにあるレストハウスを改修して、デジタル機器の導入などおよそ2億2,000万円をかけて整備し、2021年3月のオープンを目指すとしている。
同市は昨年、世界遺産に登録されたときから観光振興に役立てる計画だったが、古墳を俯瞰して見学できる場所がないなど課題もあり、古墳を空から見た映像を壁に映し出すなど、最新のデジタル技術を駆使して展示する施設を整備することになった。

2025年「大阪・関西万博」プロデューサー10人決定

2025年に開催される「大阪・関西万博」の実施主体、博覧会協会は7月13日、大阪市内で記者会見を開き、万博のプロデューサー10人を正式発表した。選ばれたのは建築家の藤本壮介氏、愛知万博でチーフプロデューサー補佐を務めた石川勝氏、映画監督の河瀬直美氏、メディアアーティストの落合陽一氏、生物学者の福岡伸一氏、アニメーション監督の河森正治氏、放送作家の小山薫堂氏、慶應大学医学部の宮田裕章教授、大阪大学の石黒浩名誉教授、音楽家の中島さち子氏の10人。
会場のデザイン・運営、8つのテーマ事業ごとに各1人が担当し、総合プロデューサーは決めない。アフターコロナの次代を見据え、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする万博が、いわば”司令塔”の10人のプロデューサーのもと開催に向けていよいよ始動する。

2025年「大阪・関西万博」プロデューサー10人決定

2025年に開催される「大阪・関西万博」の実施主体、博覧会協会は7月13日、大阪市内で記者会見を開き、万博のプロデューサー10人を正式発表した。選ばれたのは建築家の藤本壮介氏、愛知万博でチーフプロデューサー補佐を務めた石川勝氏、映画監督の河瀬直美氏、メディアアーティストの落合陽一氏、生物学者の福岡伸一氏、アニメーション監督の河森正治氏、放送作家の小山薫堂氏、慶應大学医学部の宮田裕章教授、大阪大学の石黒浩名誉教授、音楽家の中島さち子氏の10人。
会場のデザイン・運営、8つのテーマ事業ごとに各1人が担当し、総合プロデューサーは決めない。アフターコロナの次代を見据え、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする万博が、いわば”司令塔”の10人のプロデューサーのもと開催に向けていよいよ始動する。

アイヌ文化発信拠点「ウポポイ」7/12北海道白老町にオープン

アイヌ文化発信拠点となる国立施設「ウポポイ」が7月12日、北海道白老町にオープンする。同施設には「国立アイヌ民族博物館」をはじめ、アイヌの古式舞踊を披露するホールなどが整備され、失われつつある文化を復興・発展させる拠点としての役割が期待されている。
国立アイヌ民族博物館の入館には別途、オンラインでの予約が必要。ウポポイは年間100万人の来場を目標に掲げている。

アイヌ文化発信拠点「ウポポイ」7/12北海道白老町にオープン

アイヌ文化発信拠点となる国立施設「ウポポイ」が7月12日、北海道白老町にオープンする。同施設には「国立アイヌ民族博物館」をはじめ、アイヌの古式舞踊を披露するホールなどが整備され、失われつつある文化を復興・発展させる拠点としての役割が期待されている。
国立アイヌ民族博物館の入館には別途、オンラインでの予約が必要。ウポポイは年間100万人の来場を目標に掲げている。

京都・北野天満宮「御本殿」修復 秀頼建立の400年ぶりの姿蘇る

京都の北野天満宮(所在地:京都市上京区)で1年かけて修復されていた国宝「御本殿」が、、床板や柱の塗装など大規模な修復を終え、およそ400年前に建立された当時の姿が蘇った。神事などに使われる御本殿で7月9日、一般公開に先立って内覧会が行われた。
1607年に豊臣秀頼が建立した現在の建物は「社殿」とも呼ばれ、建築当時の内装を再現するため、今回敷かれていた畳を取り除いて床板と柱に、虫よけになる柿渋を使った黒い塗装を施した。また、中央に鎮座する獅子と狛犬(こまいぬ)は、漆を塗り重ねた後、金箔を施し、桃山時代の名残りを象徴する、煌(きら)びやかで力強い姿に生まれ変わった。一般公開は8月14~16日の3日間のみ。

「岸和田だんじり祭」今年は新型コロナで75年ぶり引き回し中止に

大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」を運営する団体は7月6日、新型コロナウイルス感染防止対策が困難として、今年は9月に行われる予定のだんじり祭の引き回しを中止し、神事だけを執り行うことを決めたと発表した。同市によると、岸和田だんじり祭が中止になるのは、終戦直後の昭和20年以来75年ぶりという。
岸和田だんじり祭は、五穀豊穣を願って江戸時代から300年以上続く伝統の祭りで、力強い掛け声とともに勇壮にだんじりを引き回すことで知られ、今年は9月19~20日に予定されていた。だんじり祭は2つの地区の団体が運営していて、別の地区の団体は6月に中止を発表していた。