日本 3−1でバーレーン下し準々決勝へ サッカーアジア杯

サッカーのアジア・カップは1月31日、カタール・ドーハで決勝トーナメント1回戦が行われ、日本はバーレーンを3−1で下し、準々決勝(8強)進出を決めた。2月3日の準々決勝でイランと対戦する。このほか、準々決勝で韓国はオーストラリア、ウズベキスタンはカタールとそれぞれ対戦する。

タイ憲法裁 最大野党に違憲判決 不敬罪見直しは”国家転覆”

タイの憲法裁判所は1月31日、民主派の最大野党「前進党」が2023年の下院総選挙で王室に関する不敬罪の改正を公約に掲げたことを巡り、「国家転覆を意図しており違憲」とする判断を下した。憲法裁判所は9人の裁判官が全会一致で、前進党の公約を違憲と判断した。この結果、前進党に今後、解党処分につながる可能性がある。ただ、今回のように一方的な判断で、見直しの議論もできないとなると、若年世代を中心に民主化勢力の抵抗は強まり、支持者の反発は必至だ。

23年首都圏への人口流入再び「転入超過」12万6,515人

総務省の住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告によると、首都圏への流入が再び強まっていることが分かった。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の2023年の、転入者が転出者を上回る「転入超過」が12万6,515人に上った。
首都圏への人口流入は、新型コロナウイルス流行で、予防・対策として掲げられた”密集”を避ける意味から鈍化した。しかし、新型コロナの5類移行も加わってその後は増勢をたどり、2023年の転入超過は新型コロナ流行前の2019年の85%まで戻った。

IMF 24年世界の経済成長率3.1%に修正 インフレ鈍化で

国際通貨基金(IMF)が四半期ごとにまとめる世界経済見通しによると、2024年の世界の実質経済成長率は、2023年10月の前回予測から0.2ポイント引き上げ、前年並みの3.1%とした。想定よりも早いインフレ率の鈍化を反映させ、減速予測を修正した。
この根拠について、景気を失速させずに、物価上昇率を下げるソフトランディングへの道筋が見えたと強調している。IMFは先進国の2024年の消費者物価上昇率を2.6%と、今回0.4ポイント下方修正した。

琴ノ若の大関昇進決定 ”感謝の気持で相撲道に精進”

日本相撲協会は1月31日、臨時理事会を開き、関脇琴ノ若の大関昇進を決めた。琴ノ若は初場所で優勝こそ逃したが、最後まで優勝争いに加わって、大関昇進の目安とされる直近3場所の勝ち星「33勝」を挙げる好成績を残した。千葉県出身力士で大関になるのは昭和30(1955)年の松の登以来69年ぶり。
琴ノ若は伝達式の口上で「大関の名に恥じぬよう、感謝の気持を持って相撲道に精進してまいります」と決意を述べた。

和歌山県知事「空飛ぶクルマ」実証実験でIHIなどと協定

和歌山県の岸本知事は1月30日、「空飛ぶクルマ」実用化に向けて、今年中の実証実験を目指すことで、新たにIHIや南海電鉄と協定を結ぶことを明らかにした。2025年大阪・関西万博の機運醸成と和歌山県内への観光誘致に向けた取り組みの一環。
このほか、岸本知事は3月9日に、串本町にある国内初の民間ロケット発射場から初号機が打ち上げられることが決まったことについて、歓迎する考えを示した。

東京都区内への流入続く 23年転入超過80%増の6.8万人余

総務省の住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告(外国人含む)によると、東京都の転入者数から転出者数を差し引いた「転入超過数」は、前年比80%増の6万8,285人に上り、10年連続で転入超過となった。東京都への転入者は前年比3.3%増の45万4,133人、転出者は4%減の38万5,848人だった。転入者、転出者いずれも全都道府県で最も多かった。日本人は5万8,489人、外国人は9,796人の転入超過だった。
全国の移動が大きかった部分を挙げると、東京23区が前年比2.5倍の5万3,899人で最多。次いで大阪市が42.4%増の1万2,966人、横浜市が15.5%増の9,731人で続いている。

香港 国家安全条例を制定へ 国安法を補完 社会統制一段と

香港政府の李家超(ジョン・リー)行政長官は1月30日、スパイ行為などを幅広く取り締まる「国家安全条例」の制定に向けた作業に着手すると表明した。立法会(議会)にも草案を提出する立法手続きを始める。これは2020年に施行された香港国家安全維持法(国安法)を補完するもので、香港の社会統制が一段と強まり、メディアや外国人への統制が一段と強まるとみられる。

神戸ルミナリエ10日間で230万人来場 有料エリアに15万人

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」の組織委員会は1月29日、19〜28日の開催10日間の来場者数が229万8,000人だったと発表した。新型コロナウイルス禍による中断を経て、今回は4年ぶりの開催だった。
これまでの経験、密集・混雑を避けるため会場を旧居留地、東遊園地、そしてメリケンパークの3カ所に分散して実施された。メリケンパークには有料エリアが設けられた。来場者数は2019年の約347万人と比べ3割以上減少した。目玉作品、光の回廊「ガレリア」の通り抜けができる有料エリアには15万人が来場した。

東大, 早大 培養骨格筋組織の収縮運動で二足歩行ロボ

東大と早大の研究グループは1月27日、生体材料と人工物を組み合わせた新たな二足歩行ロボット開発に成功したと発表した。グループは生体材料と人工物を組み合わせたバイオハイブリッドロボット技術を用い、培養骨格筋組織の筋収縮運動によって実現させた、”柔軟な足”を屈曲して動く二足歩行ロボットを世界で初めて製作した。これにより、ヒトの二足歩行で観察される細やかな旋回運動を再現することに成功した。