米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、米国東部の6月26日午後4時(日本時間27日午前5時)時点の新型コロナウイルスの世界全体の累計感染者数は968万2,000人、死者数は49万1,000人に上った。同大は毎日、感染者数などを過去に遡って修正している。ニューヨークなどに比べ感染者数が少なく、早期に経済活動を再開した米国南部やインドで、ここへきて新規感染者数が急拡大しており、新興国でも感染者増加のペース鈍化の兆しはみえていない。
世界全体の1日あたりの新規感染者数は6月25日集計分で約17万8,000人で、19日の約18万人に次いで過去2番目の水準を記録している。国別の1日あたりの新規感染者数では米国が4万人に迫り、ブラジルをわずかに上回り世界最多となった。3番目のインドは約1万7,000人で、3日連続で過去最多を更新している。経済活動再開と感染抑止の”舵取り”の難しさが、各国・地域で浮き彫りになっている。
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ベトナム・ダナンのドンア大学が日本言語文化学部を新設
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナム中部ダナンのドンア(東亜)大学で、このほど日本言語文化学部の設立発表会が行われた。同大学は2002年に短期大学として開校。2009年に現行の大学となった比較的新しい私立大学。現在17の学部に約9,000人の学生が在籍している。
同大学では従来から日本語人材の需要増加を見越し、日本語教育を重視してきた。第1外国語として日本語を選択できるのが特徴で在籍する学生のうち、約2,000人が日本語を第1外国語に選択している。
学生はIT、観光、看護など幅広い分野の科目を専攻しながら、卒業までに最低でも日本語能力試験(JLPT)でN3~N4レベルの日本語を習得する必要がある。また、日本の医療機関や横浜市などとの幅広いネットワークを生かし、毎年約300人の学生を1年間日本に派遣するインターンシッププログラムも人気を集めている。
今回設立された日本言語文化学部は、N1、N2レベルの日本語能力のみならず、幅広い日本文化の教育を通し、日系企業や国際機関で活躍できる高度人材の育成を目標に掲げている。