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アシックス 投資子会社がインドの健康測定サービス企業に出資

アシックス(本社:神戸市中央区)は3月27日、投資子会社のアシックス・ベンチャーズ(本社:神戸市中央区)が、市民向け健康測定サービスを展開するインドのスタートアップ企業、Pulse Active Stations Network(本社:インド・ハイデラバード、パルス・アクティブ・ステーションズ・ネットワーク)に出資したと発表した。
人口世界2位の13億人余を擁するインドでは、その多くが健康診断を受けられていないといわれ、社会課題として認識されている。同社は利用者が1回50インドルピー(約70円)で、ターミナル駅やバス乗り場、空港、モールなど商業施設などに設置した機材で基本的な健康測定サービスを提供している。現在インドの106都市に健康測定機器を150台設置、延べ45万回以上の計測を実施している。今後3年間でさらに1万台以上の設置を目指している。

ホンダの合弁 広汽本田汽車が本田汽車(中国)を吸収合併

ホンダの中国合弁会社、広汽本田汽車有限公司(以下、広汽ホンダ)は3月29日、4月1日付でその100%出資子会社、本田汽車(中国)有限公司(以下、本田汽車(中国))を吸収合併すると発表した。これに伴い、本田汽車(中国)は広汽ホンダの広州開発区工場に名称変更される。
広汽ホンダの生産能力は、今回新たに加わる広州開発区工場の5万台と合わせて年間77万台となる。また、広汽ホンダの広州開発区工場ではメキシコ向け「CITY(シティ)」の生産・輸出を継続しつつ、新たに4月より中国国内向けの「ACCORD(アコード)」の生産を開始する。

スズキ 日本国内全工場を3日間操業停止 新型コロナの影響で

スズキ(本社:静岡県浜松市)は3月27日、湖西・磐田・相良・大須賀・浜松工場の全工場の操業を4月1日~3日の3日間停止すると発表した。これは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、海外調達部品の一部で納入に影響が出ることが見込まれるため。4月6日以降の工場の稼働については状況を見極めたうえで判断するとしている。

JICA インドの中小零細事業支援に100億円を三井住友銀行と協調融資

国際協力機構(JICA)は3月30日、インドの金融会社Mahindra and Mahindra Financial Services Limited(Mahindra Finance)との間で3月27日、海外投融資による貧困州における中小零細事業者向け貸付資金として、100億円の融資契約に調印したと発表した。三井住友銀行(SMBC)との協調融資により実施される。
インドでは中小零細事業者が、同国経済の中で重要な役割を担い、GDPの31%、輸出の45%を占め、総人口の約10%にあたる1億2,400万人の雇用を支えている。

志村けんさん死去 新型コロナウイルス感染による肺炎で

人気お笑いタレントの志村けん(本名:志村康徳)さんが、3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で亡くなった。70歳だった。3月20日に肺炎と診断されて都内の病院に入院。23日に新型コロナウイルスに陽性と判明、レギュラー番組(2本)を抱えるだけに、復帰に向けて懸命に闘病していた。しかし、年齢的なことに加え、かつてヘビースモーカーで肺炎を患ったりしていることや長い間の飲酒により、体力、免疫力が低下していることで、症状が予想以上に急速に重篤化、遂に復帰は叶わなかった。
志村さんは付き人を経て1974年に人気お笑いグループ「ザ・ドリフターズ」の正式メンバーになった。高視聴率番組「8時だヨ!全員集合」はじめ、「バカ殿様」や「変なおじさん」などのキャラクターを演じ、幅広い年代層から人気を集めた。日本国内で著名な芸能人が感染を公表し、死亡したのは初めて。

新型コロナにインフル治療薬「アビガン」治験と量産開始へ

安部首相は3月28日、新型コロナウイルスに感染した患者に対し、臨床研究として使い始めている新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名:ファビピラビル)について、薬事承認を目指す考えを示した。正式に承認するにあたり必要となる治験プロセスも開始すると語った。
アビガンは、新型インフルエンザ治療薬として備蓄されているが、中国で新型コロナウイルスに対する治療効果が確認されたとの報告が出ている。この報告を受け現在、世界の多くの国から関心が寄せられているという。ただ、アビガンについては妊婦が服用すると胎児に副作用が出るおそれがあると指摘されている。

JICA カンボジアの中小零細事業者へ5,000万ドルの融資契約

国際協力機構(JICA)は3月27日、カンボジアの預金取扱マイクロファイナンス機関Hattha Kaksekar Limited(HKL)との間で、海外投融資による地方部の中小零細事業者向け貸付資金として、5,000万ドル融資契約に調印したと発表した。この融資はHKLによる地方部の中小零細事業者向け貸付拡大を支援し、カンボジアの貧困削減・地域格差是正並びに持続的な経済成長に貢献するもの。
カンボジアでは貧困ライン以下人口の9割が地方部に所在。一層の貧困削減のためには、国民の多くの雇用を占める中小零細事業の成長とそれを通じた雇用の創出が重要で、喫緊の課題課題となっている。

三菱ふそう 20年代後半までに燃料電池トラックの量産開始

三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市、以下、MFTBC)は3月26日、燃料電池トラックの量産を2020年代後半までに開始すると発表した。これは同社がドイツ・ダイムラーグループ企業の一員としてビジョンに掲げる、2039年までにすべての新型車両を走行時にCO2を排出しない、CO2ニュートラル車にする取り組みの一環。MFTBCは、真のCO2ニュートラルの輸送はバッテリー式電気自動車、または水素を燃料とした燃料電池自動車のいずれかのみで実現するとしている。