中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)はこのほど、「レベル4」の自動運転技術を公開した。同社はすでに北京汽車集団傘下の高級EV(電気自動車)ブランド「ARCFOX」の新型車に自動運転技術を提供すると正式に発表している。このほか、重慶長安汽車や広州汽車集団に対しても自動運転を中心に全面的に協力していくとしている。
華為技術は米国政府の規制を受けて、主力のスマートフォン事業の落ち込みを受け、自動車関連事業を新たな柱育てるため2021年以降、毎年10億ドル(約1,100億円)を自動車関連事業の研究開発に投じる方針を明らかにしている。
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30年度電源構成で再エネ30%台後半に 19年度比倍増へ引き上げ
経済産業省が脱炭素社会実現に向けて見直しを進めている2030年度の電源構成目標で、再生エネルギーの割合について30%台後半を軸に調整に入ったことが分かった。原子力は2割程度としている現行目標を据え置く見通しで、二酸化炭素(CO2)を排出しない再生可能エネルギーと原子力の合計は6割近くになる計算だ。
2019年度の電源構成は実績で火力が75.7%、再生可能エネルギーが18.1%、原子力が6.2%。したがって、脱炭素電源の再生可能エネルギーと原子力の合計は24.3%だった。
NTTデータ 複数業界と連携「バイタル」データ活用の有用性検証
NTTデータは4月26日、保険、スマートシティなど複数業界の大手企業と連携して、クラウド型健康管理ソリューション、ヘルスデータバンクの「バイタル測定サービス」の有用性検証を開始すると発表した。このサービスはスマートフォンカメラでの顔撮影により測定した心拍数、ストレスレベル等の推定値を活用して、「個人の健康管理」や「企業の社員ストレスケア、顧客接点強化」等を支援するもの。各企業がそれぞれのユースケースで、このサービスを試行運用し、実業務における有用性を検証する。
英 空母を日本はじめインド太平洋地域へ派遣 中国をけん制
英国政府は4月26日、空母「クイーン・エリザベス」を中核とする空母打撃群を日本や韓国、インドなどへ派遣すると発表した。ジョンソン政権が掲げるインド太平洋地域への進出の第一歩となる。日米などと安全保障協力を強化し、台頭する中国をけん制する狙いがあるとみられる。空母打撃群は5月に航行を始め、約7カ月間で40以上の国を訪れる予定。米軍などとも協調するとしている。
テクノホライゾン ASEANのパシフィックテックG4社を買収
テクノホライゾン(本社:名古屋市南区)は4月26日、サイバーセキュリティ機器やソフトウエアの販売を手掛けるシンガポールのパシフィックテック・グループ4社を買収すると発表した。取得額は約24億円。シンガポール、マレーシア、タイのセキュリティ機器、ソフトウエア販売、インストール、メンテナンス、サポート事業をそれぞれ手掛けるパシフィックテック・グループ4社を子会社化する。
バリュエンスHD 韓国・ソウル1号店オープン 4カ国目進出
ブランド品のオークション事業を手掛けるバリュエンスホールディングス(本社:東京都港区)はこのほど、グループ企業のバリュエンスインターナショナルリミテッド(本社:中国・香港特別行政区)が、ブランド品買い取り「なんぼや」の韓国への進出と1号店「NANBOYA Yongsan Central Park Office(なんぼや龍山セントラルパーク店)」を4月23日にオープンしたと発表した。1号店を軌道に乗せることで、ソウル市内での2号店の出店を目指す。買い取り品のジャンルは時計、バッグ、ジュエリー、小物。
パートナー企業による「なんぼや」出店国は2021年4月現在、インドネシア3店舗、マレーシア、フィリピン、タイ各1店舗と計4カ国6店舗に上り、今後とも出店を計画している。
バリュエンスHD CVCベンチャーズ設立 まずLingble社へ出資
バリュエンスホールディングス(本社:東京都港区)は4月26日、新たに完全子会社となるCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)バリュエンスベンチャーズ(本社:東京都港区)を設立し、第1号案件としてLingble社(本社:シンガポール)への出資が4月19日に完了したと発表した。
目まぐるしく変化する技術動向や新しいビジネスモデルの出現などに常に情報アンテナを張るとともに、将来的な事業連携や新しいビジネスの創出を視野に入れる。
JR東海 リニア中央新幹線 総工費1.5億円増の7兆円余に増額
JR東海の金子慎社長は4月27日、リニア中央新幹線の品川-名古屋間の総工費が、これまでのおよそ5兆5,200億円から1兆5,000億円増えて7兆円余りに上ることを明らかにした。
これは①東京・品川駅や名古屋ターミナルの工事が想定より難しいこと②地震対策をより強化する必要が明らかになったこと③工事で発生した土の運搬費などが想定より増える見込みとなったこと-などを挙げている。
また金子氏は、静岡県内の工事はいぜんとして認められておらず、2027年の開業は難しいとの見通しを示した。
「大阪国際がんセンター」が4/28からコロナ患者を受け入れ
がんの治療などを専門に行う大阪・中央区の「大阪国際がんセンター」で4月28日から新型コロナ重症患者の受け入れを行うことになった。同センターの病床数は500床で現在およそ400人が入院している。同センターは、ICU(集中治療室)の病床をすべて新型コロナウイルスの重症患者用に振り向けることになった。
関電子会社・丸紅 秋田の石炭火力発電所の建設を断念
関西電力の子会社、関電エネルギーソリューションと丸紅は4月27日、秋田市で建設を予定していた石炭火力発電所(出力130万KW)の計画を断念したと発表した。グローバルな温室効果ガスの削減、脱炭素化の流れの中で石炭火力発電所の新設は難しいと判断した。
予定地には、木材を燃料とするバイオマスの発電所などを建設できないか検討するとしている。