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カヴァレリッツォ2歳馬の頂点 朝日杯FS

競馬の2歳最強馬決定戦、第77回朝日杯フューチュリティステークス(FS、1600m芝、16頭出走、G1)は12月21日、阪神競馬場で行われた。単勝2番人気に支持されたカヴァレリッツォ(クリスチャン・デムーロ騎乗)が重賞初制覇をG1で飾るとともに、1着賞金7,000万円を獲得した。走破時計は重馬場にも関わらず、1分33秒2の好タイムだった。C.デムーロ騎手、吉岡辰弥調教師はいずれもこのレース初勝利。
カヴァレリッツォは最後の直線で力強い末脚を披露、逃げ込みを図る5番人気のダイヤモンドノットを差し切った。1番人気のアドマイヤクワッズは3着だった。

ヤクルト村上 米ホワイトソックスと合意

MLB公式サイトなどは12月21日、プロ野球のヤクルトからポスティングシステムでのMLB遺跡を目指していた村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスと2年契約で合意したと伝えた。契約金額は、2年総額3,400万ドル(約53億円)。背番号は「5」に決まった。村上は2022年、プロ野球で日本選手のシーズン最多を更新する56本塁打を放ち、史上最年少の22歳で三冠王に輝いている。

「H3」ロケット8号機打ち上げ失敗 文科省

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月22日午前10時51分ごろ定刻通り、種子島宇宙センター(所在地:鹿児島県南種子島町)から、国の大型基幹ロケット「H3」8号機を打ち上げた。ただ、打ち上げから約30分後に「第2エンジンが早期に燃焼終了した」と発表。これを受け文部科学省は、同日設置した対策本部で搭載した準天頂衛星「みちびき」5号機を予定の軌道に投入できず、打ち上げは失敗したことを明らかにした。JAXAは詳しい状況を確認している。
H3は基幹ロケット「H2A」「H2B」の後継機としてJAXAと三菱重工業が2014年から総額2,400億円を投じ開発した。

藤波 公式戦150連勝レスリング女子57㌔級

レスリングで孤高の記録更新中の女子57キロ級の藤波朱理(日体大)が、連勝記録150の節目に到達した。
レスリング・天皇杯全日本選手権最終日の12月21日、東京・駒沢体育館で行われ、パリ五輪53キロ級金メダリストの藤波は、1−2の劣勢で第1ピリオドを終了。まさかの追いかける展開となったが、第2ピリオドで4−2と逆転、そのまま逃げ切って優勝を決めた。

介護報酬26年度改定で2.03%引き上げ

政府は、2026年度の臨時改定で介護保険サービスを手掛ける事業者に支払う「介護報酬」を2.03%、障害者向けのサービスを手かげる事業者への「障害福祉サービス等報酬」を1.84%それぞれ引き上げる方針を固めた。
両報酬は原則3年に1度改定される。だが、長引く物価高や他業種の賃金上昇を踏まえ、際立つ介護との業種間の賃金格差を勘案。介護職員の処遇改善に関する部分について、前倒しで前回を上回る引き上げ幅で改定する。介護報酬の海底は2026年6月の予定。

精神障害者 性犯罪被害の認識38% 法務省

法務省は12月19日、今年の「犯罪白書」を公表した。今回は精神障害のある性犯罪被害者について、初めて調査した結果を掲載した。これによると、事件当時に「被害を受けた」と認識していた人は38.6%にとどまった。精神障害がない被害者の79.7%と比べ大幅に低かった。
調査は、2023年6月時点で強制性交罪などで有罪が確定していた事件の被害者を対象とした。精神障害のある男女176人と、精神障害のない男女349人について、判決文などを基に分析した。

東京科学大 国際卓越大に, 条件付きで京大も

世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」に、新たに東京科学大と、条件付きで京都大学が選ばれる見通しとなった。東京大は採否が保留された。文部科学省が12月19日発表した。
国際卓越研究大学は、約10兆円の「大学ファンド」の運用益から年間数百億円規模の助成を最長25年受けられる。1回目の公募では昨年、東北大が初認定されている。今回は2回目で国・私立の8校が応募した。大阪大、早稲田大、九州大、筑波大、名古屋大の5校は選ばれなかった。東京科学大2024年10月、東京工業大と東京医科歯科大が統合して誕生。

トヨタ 米工場の生産車を日本に逆輸入

トヨタ自動車は12月19日、米国工場で生産しているセダン「カムリ」など3車種を日本に逆輸入し、2026年から国内で販売することを検討すると発表した。カムリのほか、スポーツ用多目的車(SUV)「ハイランダー」、ピックアップトラック「タンドラ」が」対象。3車種とも国内では販売されていない。
国土交通省は、輸入車の安全審査を簡素化することを検討しており、早ければ2026年1月下旬にも関連法令が公布、施行される。逆輸入はこれが前提となる。

ニデック創業者・永守氏 代表取締役辞任

ニデックは12月19日、創業者で代表取締役の永守重信グローバルグループ代表(81)が同日付で代表取締役を辞任し、非常勤の名誉会長に就いたと発表した。永守氏は同日、「再生が最重要課題のいま、経営から身を引くことにした。今後のニデックの経営は岸田社長にすべて委ねる」とのコメントを発表。不適切な会計を巡る第三者委員会の調査が続く中、突然の辞任撃となった。
永守氏は職業訓練大学校を卒業後、1973年に28歳で日本電産(現ニデック)を創業。強いリーダーシップとハードワークで、一代で売上高2兆円を超える総合メーターメーカーに育てあげた。

EU ロシア凍結資産活用を断念 報復懸念で

欧州連合(EU)は12月18日、ベルギー・ブリュッセル」で開いた首脳会議で翌日未明に及ぶ長時間の協議を行ったが、ウクライナへの融資にロシアの凍結資産を活用する案では合意できなかった。EUに加盟する27カ国のうち、ハンガリー、スロバキア、チェコを除く24カ国が共同で資金を借り入れ、融資することを決めた。2026〜2027年の2年間に900億ユーロ(約16兆円)をウクライナに無利子で融資する。