石破首相は8月23日、就任後初めて日本を訪れた李在明(イ・ジェミョン)大統領と首脳会談を行い、両国の関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致した。政府は首脳による相互訪問「シャトル外交」を定着させるとともに、経済や人的交流など様々な分野で協力を進め、日韓関係をさらに強化したい考え。
また、北朝鮮の完全な非武装化に向け、日韓両国に加え米国を含む3カ国で緊密に連携して行くことを確認した。
TICAD9閉幕”横浜宣言”採択 アフリカ自由貿易圏支援
日本 ワクチン普及の国際団体に5年で5.5億㌦拠出
横浜で第9回TICAD開幕 首相 AI分野で3万人育成
ウクライナの「安全の保証」EUが提供, 米支援で合意
米ロ首脳会談 停戦への合意なし 終始ロシアペース
米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は8月15日(日本時間16日早朝)、米国アラスカ州の最大都市アンカレジで会談した。期待されていたロシアとウクライナの停戦に関しては、合意には至らなかった。
トランプ氏は会談後の共同記者会見で、進展があったことを強調したが、「多くの点で一致したが、大きな課題で完全に解決できていないものもある」と語り、具体的な説明はしなかった。一方、プーチン氏は一方的に併合を宣言しているウクライナ領土の保有など、これまで通りの主張を繰り返した。
会談は米軍のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で、両首脳ほか双方から2人が同席する3対3で行われ、2時間を超えた。米ロ首脳による対面での会談は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、初めて。
両首脳の会見での表情や発言から、終始ロシアペースで行われたとみられる。