久石譲さん「日本センチュリー交響楽団」音楽監督に就任

作曲家の久石譲さんが、2025年4月から大阪府豊中市を拠点に活動するオーケストラ「日本センチュリー交響楽団」(団員約50人)の音楽監督に就任することが決まり10月20日、大阪市内で記者会見した。
久石氏は「クラシックのコンサートは、古典作品ばかりになりがちだが、現代作品も取り上げる。古典をリ・クリエイト(再創造)するような楽団にしたい」とし、「小規模編成の楽団はスポーツカーみたいで、スピード感と切れ味が売りだ。いつか世界に道を開く可能性に期待しつつ、一人でも多くの観客の心を掴みたい」と抱負を語った。任期は2025年4月から3年。
久石氏は周知の通り、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」など多くのスタジオジブリ作品の映画監督で知られ、日本を代表する作曲家の一人。

大阪府 夢洲でIR準備工事開始 25年春から施設の工事着手

大阪府は10月15日、カジノを含む統合型リゾート(IR)について、事業者が予定地の夢洲(所在地:大阪市此花区)で仮囲いなどを設置する準備工事をはじめたと発表した。2025年春から施設本体の建設工事に入り、2030年秋ごろの開業を目指す。大阪市所有の49万㎡にカジノやホテル、国際会議場を建設する。

大阪湾上空に「ミャクミャク」万博半年前でドローンショー

2025年大阪・関西万博開幕半年前を翌日に控えた10月12日、博覧会協会とドローンショージャパン(本社:金沢市)が万博の機運醸成とPR活動の一環として、大阪・南港で華やかなドローンショーを開催した。
大阪湾上空140mほどの高さを500機のドローンが幅100mにわたって役10分間飛行し、夜空に万博のメッセージや公式キャラクター「ミャクミャク」の姿を浮かび上がらせた。会場に集まった親子連れらが歓声を上げ、見入っていた。

大阪万博シャトルバス 大阪駅発着の便数半減へ

2025年大阪・関西万博の運営主体、博覧会協会は10月10日、JR大阪駅などを発着し、高速道路「淀川左岸線」を通るシャトルバスの便数を当初予定の約半分に減らすと発表した。運行を担う事業者から需要の見極めが難しいとの声があり、運転士の確保も難航していることがこの背景にある。このため、協会と大阪府・市は同日、検討会を開き1日最大119便5,200人運ぶ計画を、1日最大58便で輸送人数を2,410人とすることに改めた。
減便した分は残る2ルート、JRゆめ咲線(桜島線)の桜島を発着するバスと、大阪メトロ中央線などによる輸送で賄う。桜島益発着のバスは1日最大290便から322便に増やす。

グラングリーン大阪うめきた2期 商業施設など25年3/21開業

三菱地所など9社は10月8日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」の南街区の複合ビルが2025年3月21日に開業すると発表した。同南館には、アジア初となる大規模フードホールはじめとする商業施設に計55店舗のほか、ホテルやMICE(国際会議や展示場)施設、オフィスなどが入る。

阪神 岡田監督 今季で退任 後任候補に藤川球児氏

阪神の岡田彰布監督(66)が今季で退任することが明らかになった。今季は2年契約の2年目だった。チームは球団初のセ・リーグ連覇を逃したが、2位が確定している。後任の候補にはOBで球団本部付スペシャルアシスタントの藤川球児氏(44)が挙がっている。
岡田監督は大阪府出身。1995年に現役を引退。監督として2005年に優勝。2022年オフに再び監督に就任、昨季は18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一へ導いた。阪神監督の通算7年間で6度、Aクラス(3位以上)入りし、球団歴代1位の通算552勝の輝かしい記録を残している。

万博 10/13から予約不要の紙チケット販売 要予約時期指定

2025年大阪・関西万博の実施主体の博覧会協会は、10月13日から予約なしで入場できる紙チケットをコンビニや旅行会社などで販売する。今回の万博を「並ばない万博」を掲げ、電子チケットを使って入場する日付を指定することを原則としていたが、会期の半分を超える期間で予約なしで入場できることになった。
同協会は、混雑が予想され入場に予約が必要な日程として①春の大型連休②6月からお盆までの土日祝日③お盆から8月末④9月13日から閉幕まで−−と定めた。

東京・港区に25年万博の情報発信拠点 開幕まで200日

大阪・関西万博の開幕まで200日となる9月25日、万博の情報を発信する初めての拠点が東京・港区にオープンした。万博実施主体の博覧会協会などが機運を高めるため設けたもの。拠点では万博会場のマップ、パビリオンなどの情報がパネルで展示されているほか、会場のシンボルとされるリング状の木造建築物「大屋根リング」の模型、「空飛ぶクルマ」の模型などが展示されている。

大阪, 名古屋, 横浜 各商工会議所が国際イベントで連携協定

大阪・名古屋・横浜の各商工会議所は連携協定を結び、今後各地で控える国際イベントで情報発信や来場の促進などに協力して取り組んでいくことになった。大阪では2025年万博、2026年は愛知県を中心に「アジアパラ競技大会」、横浜市では2027年に「国際園芸博覧会(花博)」が予定されている。2025年万博については、全国的な関心の低さが課題となっており、今回の連携によって機運醸成につなげたい考え。

万博会場バスルート決定 運賃400円 EV20台運行

大阪メトロは9月25日、2025年大阪・関西万博の期間中に夢洲(所在地:大阪市此花区)で運行するEV(電気自動車)バスのルートと運賃を発表した。会場を回る約4.8kmのコースで、一部の車両は運転手が運転操作しない「レベル4」相当の自動運転で走行する。EVバスは約20台で運行、バス停は6カ所に設ける。運賃は大人、子ども共通で400円(1日券は1,000円)。キャッシュレス決済を想定している。