広島ー上海線 9/22から約3年半ぶり運航再開 週3往復で

広島県などは8月8日、中国東方航空が9月22日から広島ー中国・上海線の運航を再開すると発表した。月・水・金曜日の週3往復、156席で運航する。道路線は新型コロナウイルス禍で2020年3月から運休しており、約3年半ぶりの運航となる。
広島空港での国際線再開は台北、ソウル、大連・北京に続いて4路線目。上海線は新型コロナ禍前の2019年度、約7,000人が利用していた。

長崎で78回目の鎮魂の祈り 台風接近で思い思いの場所で合掌

長崎は8月9日、78回目の原爆の日を迎えた。台風接近で時折強い風雨が吹き付ける中、被爆者・家族、親族、関係者らは早朝から、各所で思い思いの場所で鎮魂の祈りを捧げた。異例の台風接近の最中での原爆の日で、平和記念公園での本来の平和祈念式典が会場変更され、縮小されたことで各所に分散。早朝から平和祈念像に手を合わせる人の姿や、爆心地近くの浦上天主堂では約150人が早朝のミサに参加した人がみられた。

熱中症で救急搬送 全国で2週連続で1万人超え いぜん高水準

総務省消防庁のまとめによると、7月31日から8月6の1週間に熱中症とみられる症状で、医療機関に救急搬送された人は全国で1万810人で、前週に続き2週連続で1万人を超えた。今年一番多い人数を記録した前週より955人減少した。ただ、これでも前年同時期と比べるとおよそ1.4倍を超えている。亡くなった人は18人で、3週間以上の入院が必要な重症者は260人だった。

マイナ総点検「11月末までに実施を」ひも付け誤り累計8,441件に

岸田首相は8月8日、「マイナンバー情報総点検本部」の会合に出席し、「原則として11月末までに個別データの点検を実施してほしい」と関係閣僚に指示した。
政府は同日、マイナンバーと健康保険証のひも付けで新たに1,069件の誤りが判明し、累計で8,441件となったと公表した。

中国の7月輸出額14.5%減 3年5カ月ぶり大幅マイナスに

中国税関当局がまとめた7月の貿易統計によると、同国の7月輸出額は前年同月比14.5%減の2,817億ドル(約40兆円)となった。これはコロナが中国経済を直撃した2020年2月(前年同月比40.6%減)以来、3年5カ月ぶりの大幅なマイナス。前年同月を下回るのは3カ月連続。
主要貿易相手国の米国、欧州連合(EU)、東南アジア向けの輸出が、いずれも20%以上減少したことが主要因。品目別ではパソコンや衣服などが大きく減少した。7月の輸入額も前年同月比12.4%減少した。国内の需要の回復が力強さを欠いている状況を反映した。

名大など 近赤外線免疫療法の新たな画像評価技術開発に成功

名古屋大学大学院などの研究グループは8月7日、手術・放射線・化学療法・がん免疫療法に続く”第5のがん治療法”といわれる近赤外線免疫療法の効果を予測する新たな画像評価技術開発に成功したと発表した。
同グループは、近赤外線免疫療法で治療した腫瘍でEPR効果が高まることに着目し、治療後に血管周囲のスペースが光細胞死によって拡大することで、マイクロサイズの粒子をも滞留することを新規に発見して、その機序解明と滞留する粒子サイズの上限を明らかにした。

人事院 国家公務員初任給「1万円超引き上げ」勧告 33年ぶり上げ幅

人事院は8月7日、国家公務員の今年度給与について、大卒・高卒の初任給をいずれも1万円以上引き上げるよう内閣と国会に勧告した。勧告通り実施されれば1990年以来、33年ぶりに大卒・高卒ともに1万円を超える上げ幅となる。
初任給は大卒で1万1,000円、高卒で1万2,000円それぞれ引き上げ、月給、ボーナスはいずれも2年連続引き上げ。引き上げ幅は月給0.96%、ボーナス0.10カ月分。国家公務員志望の学生が減少しており、こうした流れに歯止めをかける狙いがある。

大阪・造幣局で8/7 大阪・関西万博記念貨幣の打ち初め式

大阪市北区の造幣局で8月7日、2025年大阪・関西万博の記念貨幣の打ち初め式が行われた。同打ち初め式には大阪府の吉村知事や博覧会協会の石毛事務総長などが出席した。この記念貨幣は5万枚が製造され、消費税や送料込みで1万3,800円で販売される。申込みは造幣局が8日から28日まで受け付ける。
製造が始まった記念貨幣は額面が1,000円の銀貨で、表面には大阪・関西万博の公式ロゴマークと、人工島・夢洲の会場がカラーで描かれている。裏面に描かれたロゴマークには、細かい溝が刻まれた加工が施されていて、光が当たると反射して虹色に輝いて見えるようになっている。

喫煙率22年調査 男性25.4%, 女性7.7% 減少傾向続く 厚労省

厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、たばこを吸う人の割合は男性で25.4%、女性で7.7%だった。同省は3年ごとに調べており、男性は前回の2019年から3.4ポイント、女性は1.1ポイント低下した。いずれも減少傾向が続いている。
年代別にみると、男性は40代が34.6%と最も高く、50代32.6%、30代29.9%と続いている。女性は50代の12.0%が最も高く、40代11.6%、30代9.0%となっている。ほぼすべての年代で前回に比べ減少している。