日本の人口14年連続減少 前年から80万人余減, 減少幅過去最大

総務省は7月26日付で住民基本台帳に基づく2023年1月1日時点の人口動態調査を発表した。日本人は1億2,242万3,038人で、前年から80万523人減少した。減少は14年連続。減少幅は1968年の調査開始以来、最大となった。
今回は47の全都道府県で前年より減った。出生率が高い沖縄も初めて減少に転じた。日本に住民票を持つ外国人は全国で28万9,498人増の299万3,839人だった。

全国で梅雨明け 最後は九州北部 平年より6日, 昨年より3日遅く

気象庁は7月25日、山口県を含む九州北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より3日それぞれ遅い。この結果、梅雨のない北海道を除き、全国で梅雨明けとなった。気象庁によると、全地方の梅雨明けの時期が特定できた年で、九州北部が単独で最も遅くなったのは1970年以来53年ぶり。これまでに沖縄と奄美は6月下旬、他の地方は7月20〜23日に梅雨明けが発表されている。

「人間の証明」「悪魔の飽食」森村誠一さん死去 90歳

「人間の証明」「野性の証明」「悪魔の飽食」などの作品で知られるベストセラー作家、森村誠一(もりむら・せいいち)さんが7月24日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。90歳だった。
埼玉県生まれ、青山学院大卒。1969年「高層の死角」で江戸川乱歩賞、1973年に「腐蝕の構造」で日本推理作家協会賞を受賞。現代社会の疎外感や虚無感を掘り下げ、社会派的なテーマとトリックを融合した作品でサラリーマン層に支持された。1976年には証明三部作の第1作「人間の証明」を発表。翌年にはメディアミックスで「野性の証明」も高倉健主演で映画化され、人気を博した。また、旧日本軍の中国での人体実験を告発した1981年のノンフィクション「悪魔の飽食」は社会的に大きな反響を呼んだ。

「神戸ルミナリエ」24年1月に4年ぶり復活 開催時期変更

阪神大震災の犠牲者追悼の光の祭典「神戸ルミナリエ」を主催する組織委員会は7月24日、新型コロナ禍で実施を見合わせてきたが、2024年1月に開催すると発表した。4年ぶりの復活、開催で、実施時期を従来の12月から阪神大震災発生時の1月に変更する。東遊園地と旧居留地としてきた会場に、海沿いのメリケンパークも加え、来場者の分散を図る。開催期間は1月19〜28日の10日間。

祇園祭 後祭 山鉾巡行11基が前祭と逆ルートで暑熱の都大路進む

京都・祇園祭は7月24日、後祭(あとまつり)の山鉾巡行を迎え、山鉾11基が暑熱の都大路を進んだ。
午前9時半ごろ橋弁慶山を先頭に、前祭(さきまつり)の山鉾巡行とは逆ルートで烏丸御池(所在地:京都市中京区)を出発。毎回2番手に固定されていた北観音山と6番手の南観音山が、今年から1年毎に順番を交代することになり、今回は南観音山が2番手を進んだ。
京都市役所前の河原町御池交差点では、90度方向を転換させる「辻回し」を披露。すると、沿道の観客らから掛け声と拍手が起こった。

看護師候補 フィリピンでの面接会 応募者は過去最少の17人

日本の看護師を目指す人たちを対象にした来年度の候補者を選ぶ面接会が7月22日、フィリピン・マニラで開かれたが、応募者は制度が始まって以降、最少の17人にとどまった。新型コロナウイルス禍を機に、欧米を中心に医療人材の獲得競争が激しくなる中、日本は円安による収入の目減りや、言葉の”壁”などが影響したためとみられる。
日本は経済連携協定(EPA)に基づいて2009年以降、看護師を目指すフィリピン人を毎年受け入れており、これまでに660人余りが医療機関に就労している。

豊昇龍初優勝 大関へ 錦木が殊勲賞初受賞 敢闘賞6人が受賞

大相撲名古屋場所・千秋楽(7月23日)で関脇豊昇龍が12勝3敗で並んだ平幕北勝富士との優勝決定戦を押し出しで制し、初優勝を果たした。この結果、大関昇進が確実となった。三賞は錦木が殊勲賞を初受賞。敢闘賞は異例の6人が受賞した。琴ノ若4度目、豊昇龍、北勝富士、伯桜鵬、豪ノ山、湘南乃海が初めて。技能賞は伯桜鵬が敢闘賞とダブル受賞した。十両は熱海富士が大奄美との11勝4敗同士の決定戦を制した。

関西6月アルバイト時給 前年比2.5%増の1,123円 飲食業など活況

リクルートのまとめによると、関西の6月のアルバイト募集時の平均時給は、飲食業などの人手不足を反映して、前年同月比2.5%増の1,123円だった。職種別にみると、増加率が最も高いのは飲食業で4.6%、次いで販売・サービス業の2.9%、医療、介護スタッフなどの専門職が2.8%と続いている。

近畿1〜6月輸出入とも5期ぶり減少 貿易黒字は17期連続維持

大阪税関が7月20日発表した1〜6月の近畿2府4県の貿易概況によると、輸出入とも5期ぶりに減少した。輸出額は前年同期比1%減の10兆1,186億円、輸入額は同4%減の9兆2,921億円だった。この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は同53%増の8,265億円の黒字となり、17期連続で黒字を維持した。

”なでしこジャパン”初戦ザンビアを5−0 サッカー女子W杯

オーストラリアとニュージーランドで共同開催されているサッカーの女子ワールドカップ(W杯)第3日、1次リーグC組初日で日本代表”なでしこジャパン”はザンビアを5−0で退け、白星発進した。勝ち点3でスペインと並び、得失点差で同組トップの好スタートを切った。
なでしこジャパンは26日に1次リーグC組第2戦でコスタリカと対戦する。