ベトナム1〜9月の海外労働者派遣数2.4倍,日本最多

ベトナムの労働・傷病軍人・社会事業省の海外労働管理局によると、今年1〜9月の海外への労働者派遣数は前年同期比2.4倍の10万3,026人(うち女性3万7,299人)だった。通年目標の9万人をすでに上回る水準となっている。
国・地域別の受け入れ先では日本が5万1,859人で最多。次いで台湾4万4,584人、韓国1,688人、シンガポール1,498人、中国643人、ルーマニア540人、ハンガリー522人、ロシア318人などとなっている。NNAが報じた。

コロナ新規感染者 日本は3番目 WHO週間集計で

世界保健機関(WHO)がまとめた新型コロナウイルス感染症の9月26日〜10月2日の新規感染者の集計で、日本は前週比43%減の30万6,958人だった。これはドイツの40万人、米国の31万人に次ぐもので、日本は7月中旬以降記録していた不本意な新規感染者数の世界最多を10週連続でようやく脱した。

農産・食品輸出「25年に2兆円」目標前倒し達成へ

日本政府は10月5日、農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議を開き、円安の効果を最大限に活用して農産物の輸出促進を図り、「2025年に2兆円」の目標前倒しへ取り組みを強化する方針を示した。
2022年1〜8月輸出額は、円安や欧米を中心とした外食需要の回復を背景に8,826億円に上り、前年同期比14%増と堅調に推移している。

世銀 コロナ禍で極度の貧困人口 世界で7,000万人増

世界銀行は10月5日、新型コロナウイルス禍により、2020年に極度の貧困状態とされる人口が世界で7,000万人増加したと発表した。世界の貧困人口はコロナ禍前から減少し、年々その幅は縮小していた。ところが2020年は、それまでの脱貧困に向けた取り組み、進捗がコロナ禍で吹き飛び、逆行したことを示す結果となった。
世界銀行は現在、国際貧困ラインとして1日あたり2.15ドル(約311円)水準以下で生活している人を極度の貧困状態と定義している。

若田さん 宇宙へ5度目飛行 打ち上げ成功 NASA

米航空宇宙局(NASA)と米スペースXは10月5日正午(日本時間6日午前1時)、日本の若田光一飛行士(59)ら4人が乗る宇宙船クルードラゴン5号機を打ち上げた。NASAによると、宇宙船は計画通りの軌道に投入され、打ち上げは成功した。若田さんは5度目の飛行で、日本人として最高齢での挑戦。約半年間の国際宇宙ステーション(ISS)滞在の間、将来の月や火星探査に備えた実験などを行う。

大谷 メジャー初の投打で規定数到達の快挙達成

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手がレギュラーシーズン最終戦となる10月5日(日本期間6日早朝)のアスレチックス戦に、先発兼3番指名打者で出場し、メジャー5年目で初めてシーズンの規定投球回数(162)に到達した。同一年に規定打席数とともにクリアし、ワールドシリーズが始まった1903年以降で大リーグ初となる快挙を達成した。なお、この日は5回6奪三振1失点でマウンドを降り、16勝目はならなかった。

ロシア国民70万人が徴兵逃れで出国か 米誌報道

米国の経済誌「フォーブス」ロシア版は10月4日、ロシア大統領府筋の情報として、9月21日のプーチン大統領による予備役の部分的動員の発表以降、60万〜70万人のロシア国民が、徴兵逃れのため同国を出国したと伝えた。
主な出国先は欧州連合(EU)圏のフィンランド、エストニア、ジョージア、カザフスタンなどだ。

ヤクルト村上が三冠王達成「王超え」56号も放つ

プロ野球ヤクルトの村上宗隆選手(22)が10月3日、東京・神宮球場で行われたDeNAとの今季公式戦・最終戦で、7回に日本人選手シーズン最多となる56号本塁打を放った。その結果、打率3割1分8厘、56本塁打、134打点と打撃3部門でセ・リーグトップが確定、史上8人目の三冠王を達成した。本塁打王は2021年(39本)に続き2度目、首位打者と打点王は初。

ノーベル生理学・医学賞にスバンテ・ペーボ氏

今年のノーベル生理学・医学賞にドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ博士が選ばれた。同氏は沖縄科学技術大学院大学教授(非常勤)も兼任している。
選考理由は、3万〜4万年前に絶滅したネアンデルタール人の骨に残っていた遺伝情報を詳しく解析し、現代の人類、ホモ・サピエンスと比較。その結果、ホモ・サピエンスはネアンデルタール人のの遺伝情報の一部を受け継いでいることを突き止め、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人とで種が交わっていた可能性を明らかにし、人類の進化に関する研究で貢献した点が評価された。

ジャンダルムがG1初V 競馬スプリンターズS

秋競馬のG1レース第1弾、短距離王を決める第56回スプリンターズステークス(芝1,200m、16頭出走)が10月2日、中山競馬場で行われた。8番人気のジャンダルムが1分7秒8で優勝、G1初勝利を挙げ1着賞金1億7,000万円を獲得した。騎乗した荻野騎手、池江泰寿調教師ともこのレース初勝利。母ビリーヴも2002年に制覇しており、レース史上初の母子制覇となった。圧倒的支持を集めた1番人気のメイケイエールは見せ場をつくれず14着に終わった。