気象庁によると、1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6、震度7の地震が発生した。これにより同庁は約4時間にわたり大津波警報を発令、日本海側の広い範囲に津波が到達した。その後も震源の周辺エリアでは、震度1以上の地震が9時間で90回以上発生した。これまでに石川県で5人の死亡が確認されている。
地震の規模は震度7を石川県志賀町で、震度6強を七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で、震度6弱を中能登町、能登町、新潟県長岡市でそれぞれ観測した。
総務省消防庁はこの地震により1日夜時点で石川、福井、富山、新潟など9県で計9万7,000人超に避難指示が出ているとした。また、年始の基幹交通網が大きく乱れた。上越・北陸新幹線は一部区間で、2日午前も運転を取りやめる。