サニブラウン男子100mで90年ぶり決勝進出の快挙

米オレゴン州で開催されている世界陸上で7月16日(日本時間17日)、男子100mでサニブラウン・ハキーム(23)は快走、決勝進出を果たし、10秒06で7位となった。
世界大会における同種目での日本勢の決勝進出は、1932年ロサンゼルス・オリンピックの”暁の超特急”と称された吉岡隆徳以来、90年ぶりの快挙だった。
なお、男子100m決勝の結果は、1位がカーリー(米国)で9秒86、2位ブレーン、3位ブロメルと入り、米国勢が表彰台を独占した。

中国4〜6月GDP 12業種中7業種がマイナス成長に

中国国家統計局がまとめた、全体で前年同期比0.4%増にとどまった2022年4〜6月の業種別国内総生産(GDP)によると、新型コロナウイルスの感染封じ込めを狙う中国政府の”ゼロコロナ”政策の影響で、全12業種のうち7業種が前年同期比でマイナス成長となった。マイナス成長が5割を超すのは2020年1〜3月以来となる。
マイナス幅が最も大きかったのは不動産業で7.0%減だった。不動産業が前年同期を下回るのは4四半期連続。これは遡れる1992年以降で最も長い。このほか、宿泊・飲食業5.3%減となり、2四半期連続のマイナス。

22年度の硬貨製造 過去最少の6.2億枚 財務省

財務省は7月15日、2022年度の硬貨の製造枚数が6億2,907万枚(2,034億1,600万円)になる見込みだと発表した。キャッシュレス決済の進展などを受けて、年度当初の計画から1億8,500万枚引き下げた。これまでの最少記録、2,011年度の約8億枚を下回り、記録を更新する。ちなみに最も多かったのは2003年度の約13億9,000万枚。
2022年度は当初の計画から100円玉と10円玉を4割減らし、100円玉を2億枚、10円玉を6,100万枚とした。10円玉の製造枚数が1億枚を下回るのは初めて。

原発 今冬に最大9基稼働 消費電力の1割を確保

岸田首相は7月14日、原子力発電所を今冬に最大で9基稼働すると表明した。これにより、国内消費電力のおよそ1割に相当する電力を確保する。また、火力発電の供給能力も10基増やす。
電力需給のひっ迫が懸念される中、電力会社が再稼働を申請した原発は25基ある。ただ、現在稼働しているのは5基にとどまっている。

ジャパンハート ミャンマーで日本人医師の医療活動再開へ

国際的な医療NGO、特定非営利活動法人「ジャパンハート」(所在地:東京都台東区)は7月14日、7月下旬よりミャンマーでの日本人医師による医療活動を2年4カ月ぶりに再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた。
再開第一弾として、今回現地で医療活動にあたるのはジャパンハートの創設者で小児科医の吉岡秀人氏。ジャパンハート事務局長の佐藤氏も渡航する。ミャンマーで事業調整および約1週間における集中的な手術活動を行う。期間中、活動拠点のワッチェ慈善病院をはじめとする各地で、現地ドクター2名による執刀分も含め1週間で100件以上の手術が予定されている。

スリランカ大統領辞任 同国議会議長が正式発表

スリランカ議会のアベイワデナ議長は7月15日、ラジャパクサ大統領の辞表を受理したと正式発表した。ラジャパクサ氏は当初13日に辞任する意向と伝えられていたが、同日国外に出国し、手続きが延びていた。ラジャパクサ氏はモルディブを経て、14日にシンガポールに到着し、議長に辞表を送った。これにより辞任が確定。新大統領は20日に議会で選出される予定だが、辞任が遅れたため、ずれ込む可能性もある。

中国4〜6月GDP0.4%に失速 ゼロコロナで経済滞る

中国国家統計局が7月15日発表した2022年4〜6月の国内総生産(GDP)は物価の変動を調整した実質で前年同期比0.4%増にとどまった。新型コロナウイルスの感染封じ込めを狙う政府の”ゼロコロナ”政策により、経済。社会活動が滞り、1〜3月の4.8%増から大きく失速した。
景況は6月から持ち直しているが、一部の地区では新型コロナの新規感染者が確認され、事実上の都市封鎖(ロックダウン)に至っている都市も伝えられている。このため、右肩上がりの景況回復は望めず、政府が掲げている2022年の成長率目標「5.5%前後」の達成は難しくなったとみられる。