祇園祭 後祭 山鉾巡行11基が前祭と逆ルートで暑熱の都大路進む

京都・祇園祭は7月24日、後祭(あとまつり)の山鉾巡行を迎え、山鉾11基が暑熱の都大路を進んだ。
午前9時半ごろ橋弁慶山を先頭に、前祭(さきまつり)の山鉾巡行とは逆ルートで烏丸御池(所在地:京都市中京区)を出発。毎回2番手に固定されていた北観音山と6番手の南観音山が、今年から1年毎に順番を交代することになり、今回は南観音山が2番手を進んだ。
京都市役所前の河原町御池交差点では、90度方向を転換させる「辻回し」を披露。すると、沿道の観客らから掛け声と拍手が起こった。

看護師候補 フィリピンでの面接会 応募者は過去最少の17人

日本の看護師を目指す人たちを対象にした来年度の候補者を選ぶ面接会が7月22日、フィリピン・マニラで開かれたが、応募者は制度が始まって以降、最少の17人にとどまった。新型コロナウイルス禍を機に、欧米を中心に医療人材の獲得競争が激しくなる中、日本は円安による収入の目減りや、言葉の”壁”などが影響したためとみられる。
日本は経済連携協定(EPA)に基づいて2009年以降、看護師を目指すフィリピン人を毎年受け入れており、これまでに660人余りが医療機関に就労している。

豊昇龍初優勝 大関へ 錦木が殊勲賞初受賞 敢闘賞6人が受賞

大相撲名古屋場所・千秋楽(7月23日)で関脇豊昇龍が12勝3敗で並んだ平幕北勝富士との優勝決定戦を押し出しで制し、初優勝を果たした。この結果、大関昇進が確実となった。三賞は錦木が殊勲賞を初受賞。敢闘賞は異例の6人が受賞した。琴ノ若4度目、豊昇龍、北勝富士、伯桜鵬、豪ノ山、湘南乃海が初めて。技能賞は伯桜鵬が敢闘賞とダブル受賞した。十両は熱海富士が大奄美との11勝4敗同士の決定戦を制した。

関西6月アルバイト時給 前年比2.5%増の1,123円 飲食業など活況

リクルートのまとめによると、関西の6月のアルバイト募集時の平均時給は、飲食業などの人手不足を反映して、前年同月比2.5%増の1,123円だった。職種別にみると、増加率が最も高いのは飲食業で4.6%、次いで販売・サービス業の2.9%、医療、介護スタッフなどの専門職が2.8%と続いている。

近畿1〜6月輸出入とも5期ぶり減少 貿易黒字は17期連続維持

大阪税関が7月20日発表した1〜6月の近畿2府4県の貿易概況によると、輸出入とも5期ぶりに減少した。輸出額は前年同期比1%減の10兆1,186億円、輸入額は同4%減の9兆2,921億円だった。この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は同53%増の8,265億円の黒字となり、17期連続で黒字を維持した。

”なでしこジャパン”初戦ザンビアを5−0 サッカー女子W杯

オーストラリアとニュージーランドで共同開催されているサッカーの女子ワールドカップ(W杯)第3日、1次リーグC組初日で日本代表”なでしこジャパン”はザンビアを5−0で退け、白星発進した。勝ち点3でスペインと並び、得失点差で同組トップの好スタートを切った。
なでしこジャパンは26日に1次リーグC組第2戦でコスタリカと対戦する。

65歳以上の有業率25.3%, 女性の有業率53.2%, 25〜39歳女性で81.5%

総務省が7月21日発表した2022年の就業構造基本調査によると、シニア層の有業率(仕事をしている人の割合)が高まっていることや、女性の有業率が過去最高に達し、とりわけ20代半ばから30代で極めて高くなっていることが明らかになった。
同調査の結果①65歳以上の男女の有業率は25.3%で、2017年の前回調査から0.8ポイント高まった②女性の有業率は53.2%と前回調査から2.5ポイント上昇し、過去最高だった③25〜39歳女性のうち、働く人の割合が81.5%と初めて8割を超えたーなどが大きな特徴。このうち65歳以上の男女の有業率で、男性は前回調査と比べ0.6ポイント上昇の34.5%だったのに対し、女性は1.1ポイント上昇の18.2%となり、伸び率で女性が男性を上回った。

岩谷産業 25年万博 水素燃料電池船の旅客運航事業者に決定

岩谷産業は7月20日、2025年大阪・関西万博会場へのアクセスとして、中之島ゲートと夢洲(ゆめしま)をつなぐ国内初の水素燃料電池船の旅客運航事業者に決定したと発表した。運航実務は京阪グループの大阪水上バス(本社:大阪市)に委託する。今回の水素燃料電池船は、2021年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択され、開発が進められている。走行時にCO2など環境負荷物質を排出しないほか、におい、騒音、振動の少ない優れた快適性を実現するとしている。

1〜6月刑法犯21.1%増の33.3万件で21年ぶり増加 警察庁まとめ

警察庁のまとめによると、2023年1〜6月の全国の警察が認知した刑法犯は前年同期比21.1%増の33万3,003件(暫定値)に上った。刑法犯は通年では2022年、20年ぶりに増加に転じたが、上半期では21年ぶりに増えた。
「街頭犯罪」や「侵入犯罪」の増加が目立った。内訳をみると、自転車盗、路上での傷害、暴行などの街頭犯罪は前年同期比29.7%増の11万744件、”闇バイト”など侵入強盗・侵入盗などの侵入犯罪は同28.0%増の2万7,741件だった。
刑法犯全体の摘発件数は、前年同期比4.9%増の12万5,335件。検挙率は5.9ポイント減の37.6%だった。