京都市「空き家税」全国初導入へ 総務相創設に同意

総務省は3月24日、京都市が導入を目指す空き家への課税、「空き家税」の創設に松本剛明総務相が同意したと発表した。これにより京都市で2026年以降、全国の自治体で初めて空き家所有者に、独自の居住者のいない住宅の所有者に課税する法定外税が課されることになる。
これは深刻な空き家対策および住宅不足対策の一環として設けられるもので、課税を避けるための売却や賃貸を促し、同市の課題となっている住宅不足を解消するのが狙い。京都市は現時点で約1万5,000戸が課税対象とみており、固定資産税のデータや現地調査などで特定を進める。

キトラ古墳・石室に3つの壁画を新たに確認 X線で

東京都内で3月23日開かれた文化庁の検討会で、奈良県明日香村のキトラ古墳について、石室の壁をエックス線を使って分析したところ、十二支の「巳(み)」とみられるヘビをかたどった像など3つの壁画が描かれていたことが新たに確認されたことが明らかにされた。
今回十二支の「辰(たつ)」と「巳(み)」「申(さる)」にあたる場所に、顔料の成分とみられる水銀や銅の反応が検出されたという。東京大学の増記隆介准教授は「泥の下にあるものが、よくここまで形として把握できたと思う。キトラ古墳の壁画がどういったものかを考える重要な成果だ」と話している。
キトラ古墳は7世紀末から8世紀初めのころの飛鳥時代に築造されたとされる円形の古墳。40年前(1983年)の調査で石室の内部に極彩色の壁画が描かれていることが分かった、高松塚古墳に続く国内2例目の古墳。

25年万博で関西広域観光推進へEXPO協議会設立

経済団体や自治体などでつくる関西観光本部(理事長:松本正義・関西経済連合会会長)は3月23日、2025年の大阪・関西万博に向け、広域観光を推進する団体「EXPO(エキスポ)2025関西観光推進協議会」を設立した。
同協議会には関経連のほか、近畿2府4県と福井県、三重県、鳥取県、徳島県の10府県、JR西日本、近鉄グループホールディングス、民泊仲介大手の米エアビーアンドビーの日本法人など民間企業6社が参加する。
2025年までの3年間、万博に対応した旅行商品の提案や、関西の魅力をアピールする様々な情報配信に取り組む。

神戸大 絶滅したはずの植物 約30年ぶりに発見

神戸大学の研究グループは兵庫県三田市の森で、絶滅したと思われていた植物「タヌキノショクダイ」の仲間を、およそ30年ぶりに発見した。今回確認されたのは大きさ1cmほどの植物「コウベタヌキノショクダイ」で、この植物は2021年5月、同グループが別の植物の調査を行っていたところ偶然見つかり、詳しく解析した結果、分かったもの。
タヌキノショクダイは光合成をせず、キノコやカビなどの菌類から栄養を得て育つという特殊な性質を持っていて、海外ではガラス細工のような美しい花の形状から「妖精のランプ」とも呼ばれている。

滋賀で「ミナミヌマエビ」約100年ぶりに生息確認

京都大学の研究グループによると、滋賀県内の複数の川で「ミナミヌマエビ」が採集され、およそ100年ぶりに生息が確認された。体長およそ2cmの淡水に生息するミナミヌマエビは西日本の河川や沼などに生息しているが、環境の悪化で数が減少。滋賀県では1915年に採集された標本を除いて記録はなく、すでに絶滅したと考えられていた。
草津市にある琵琶湖博物館ではおよそ30匹のミナミヌマエビが展示されていて、水槽の中を泳ぎ回ったり、コケなどのエサを食べたりする様子を見ることができる。ミナミヌマエビの展示は5月14日まで。

文化庁 3/27に京都移転 上京区の新庁舎で業務開始

文化庁は3月27日から京都市上京区の新たに整備された庁舎で業務を開始する。都倉俊一長官など一部の職員およそ20人が京都に移り、先行して移転している地域文化創生本部のおよそ50人とともに、かつての京都府警察本部の本館を改修して整備した新庁舎で業務する。
移転するのは文化庁にある9つの課のうち政策課や文化資源活用課など5つの課。5月15日までに全体の7割にあたるおよそ390人の職員が京都で業務にあたる予定。

WBC 史上最多の130万人が観戦 前回から20%増

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者によると、日本の優勝で閉幕した第5回大会の観客動員数が史上最多の130万6,414人に上った。米国が優勝した前回の2017年大会から約20%増えた。
国・地域別にみると、1次リーグA組を開催した台湾で約2.5倍。準決勝に進んだメキシコもほぼ倍増し、カナダも44%増えた。日本と米国の初の決勝対決で盛り上がりをみせた米国内の視聴者数は、ピーク時にはテレビ中継とストリーミング配信を合わせて平均約650万人に達した。

東大 降り注ぐ微粒子で太陽系外生命体の痕跡を探査

東京大学の研究グループは3月22日、太陽系の外から降り注ぐ1ミクロンサイズの微粒子を捕らえることで、太陽系外の生命の痕跡を探すという探査法を公表した。
銀河系の中の多数の恒星に付随する地球型惑星から年間」10万個の微粒子が地球に降り注いでいると考えられるという。この中には太陽系外の生命の痕跡が刻まれた粒子が、日々我々の頭上から近くの地面に落ちてきているかもしれない。もし、これらの粒子を集めることができれば、銀河系の中に生命を宿す星がどれだけあるのか?という問いに迫ることができるとしている。