日本のコロナ新規感染者 7週連続で世界最多

世界保健機関(WHO)のまとめによると、日本の新型コロナウイルスの8月29日〜9月4日の1週間の新規感染者数が前週比7%減少したものの、116万4,787人に上った。この結果、7週連続で世界最多となった。また、同期間の死者数でも日本は2,059人に上り、最多の米国の3,558人に次いで2番目に多かった。

日本 4〜6月期GDP 年率3.5%増に上方修正

内閣府が9月8日発表した2022年4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%増、年率3.5%増だった。8月に公表した速報値(前期比0.5%増、年率2.2%増)から上方修正した。
企業の設備投資が上振れシたことなどが寄与した。個人消費も速報値(前期比1.1%増)を上方修正し、1.2%増だった。

堀江謙一さんにギネス認定証 最高齢単独太平洋横断

兵庫県芦屋市在住の海洋冒険家、堀江謙一さん(84)の、世界最高齢ヨットによる単独無寄港の太平洋横断が、ギネス世界記録に認定され9月8日、認定証が手渡された。
堀江さんは今年3月末に米サンフランシスコを出発。66日間の航海を経て、紀伊水道に設定したゴールラインを通過し、83歳と269日の世界最高齢で、ヨットによる単独無寄港の太平洋横断を達成した。

自民党国会議員 旧統一教会と接点179人を確認

自民党は9月8日、所属する国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点に関する調査結果を発表した。衆参両院の所属議員全379人から回答を得て、教団と何らかの接点があったと確認したのは179人だった。このうち同教会と関係が濃いと判断された129人の氏名を公表した。
調査は旧統一教会が関係する行事への祝電・メッセージ送付など8項目について、有無や回数の記入を求める形式をとった。

英エリザベス女王死去 96歳 同国君主最長在位70年

英王室は9月8日、女王エリザベス2世が死去したと発表した。96歳だった。女王の死去を受け、長男チャールズ皇太子(73)が新国王「チャールズ3世」として即位した。
在位期間70年7カ月は同国君主で最長。世界でもフランスのルイ14世(在位1643〜1715年)の72年と110日に次ぎ、史上2番目の長さだった。この間、英首相はチャーチルから現在のトラス首相まで15人に上る。同女王は”英国の顔”として、外遊は約100カ国、260回を超えた。

アジア 日本の水際対策”緩和”歓迎 さらなる緩和を

インバウンド復活を見据え9月7日、日本政府は新型コロナウイルスの水際対策を緩和、1日あたりの入国者の上限をこれまでの2万人から5万人に引き上げた。入国者には3回のワクチン接種なら陰性証明を免除し、添乗員なしのツアー観光客の入国も認めた。これらの措置を台湾、韓国、タイ、ベトナムなどアジア諸国は歓迎するが、まだ一様に不十分だとの声が多い。ビザ(査証)の免除の停止が解かれていないこと、個人観光旅行客の入国が認められていないことに落胆の声が聞かれる。旅行代理店でも、これらが解禁されない限り、外国人観光客の本格的な回復は望めないと明言する。

雇用情勢は回復傾向 転職者数2年連続減 労働経済白書

厚生労働省は9月6日、2022年版「労働経済の分析」(労働経済白書)を公表した。2021年は政府の緊急事態宣言の発令などで行動制限が断続的に行われたが、同年10月以降は就業者数などに回復傾向がみられ、労働力人口は6,907万人と前年から5万人増加した。就業者数(6,713万人)は前年から3万人増えており、雇用情勢は持ち直しつつあるとしている。
転職者数は290万人とコロナ禍の2020年以降、2年連続で減少した。介護やIT分野で今後、人手不足が予想されるとしている。

コロナ療養7日間に短縮 全数把握9/26に一律見直し

岸田首相は9月6日、ウィズコロナの一歩進めた社会経済活動に向けたコロナ対策の緩和策を明らかにした。新型コロナウイルス感染者が療養のため待機する期間について、現在の原則10日間を7日間に短縮する。無症状の場合は検査で陰性と確認できれば7日間を5日間にする。
また、感染者の詳細な情報をデータベース化する「全数把握」に関しては、9月26日から全国一律で簡素な方法に見直すと強調した。このほか、オミクロン型に対応したワクチン接種は、9月から前倒しで始めると明言した。

中国・人民元2年ぶり安値 ゼロコロナで景気減速懸念

中国・人民元の下落が続き、9月5日の外国為替市場が一時、1ドル=6.9元台半ばと2020年8月以来の人民元安・ドル高水準を付けた。新型コロナウイルス対策で中国政府の、感染を封じ込める”ゼロコロナ”政策が、景気を停滞させるとの見方が強く、市場で嫌気されている。
人民元は4月中旬、1ドル=6.3元台で推移シていたが、その後、4月下旬から下落基調に転じている。

英首相にトラス氏 同国3人目の女性首相誕生

英国に故サッチャー氏、メイ氏に続く同国史上3人目の女性首相が誕生した。リズ・トラス氏(47)だ。英与党の保守党は9月5日、ジョンソン首相の後任を選ぶ党首選挙の結果、トラス外相を新党首に選んだ。6日にエリザベス女王の任命を受けて、正式に首相に就任した。
岸田首相は5日、トラス氏に祝意を示し、強い指導力に期待する旨、自身のツイッターに記すとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け緊密に連携できると歓迎した。