”不戦の誓い”新たに 全国戦没者追悼式 78回目の「終戦の日」

78回目の「終戦の日」を迎えた8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(所在地:東京都千代田区)で開かれた。式典には天皇、皇后両陛下や岸田首相ら三権の長、戦没者家族ら1,855人が参列し、異郷の地で戦禍に散った散った約約310万人の御霊に、哀悼の意を捧げた。
式典で天皇陛下は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べられた。台風7号による交通機関への影響などから京都、愛知など10都府県の遺族が参列を見送った。

吉野ヶ里遺跡 6月公園入園者最多に 石棺墓発見で注目集める

吉野ケ里公園管理センターによると、国営、県営歴史公園として整備されている吉野ヶ里遺跡(所在地:佐賀県吉野ヶ里町、神埼市)の公園の6月の入園者数が4万5,550人となり、6月として2001年の開園以来、過去最多となったことが分かった。これまでの発掘調査では手付かずだった”謎のエリア”で石棺墓が見つかり、注目を集めたことが要因の一つとみられる。これまでの6月の最多来場者数は2001年の4万1,752人だった。

大阪万博 海外館 チェコが新たに着工申請手続き ようやく2例目

2025年大阪・関西万博の海外パビリオン建設で8月14日、チェコが着工に必要な基本計画書など申請手続きを行ったことが分かった。韓国に続き2例目。全体で50を超える国・地域が自前のパビリオンを建設し、出展する計画で、準備遅れは明白だ。申請書提出→許可→工期に要する期間を考え合わせると、請負事業者との間でデザイン変更、工法の簡素化など様々な施策を講じることを含めても、2025年4月13日の開幕まで、猶予期間は迫っている。

京大など国際共同研究G ソバゲノムを解読, 世界初モチ性ソバを開発

京都大学などの国際共同研究グループは8月11日、孤児作物の一つ、ソバのゲノム配列を染色体レベルで高精度に解読することにより、ソバのゲノム進化と栽培ソバの起源を解明。さらに予測された遺伝子をゲノム編集技術に依存しない手法で改変したと発表した。
その結果①これまで世界に存在しなかったモチ性ソバを開発することに成功②ソバの繁殖様式を他殖性から自殖性へ転換させることにより、新たな自殖性ソバの開発にも成功した。今回の研究で用いられた育種方法は、ゲノム編集技術に未対応な多種多様な孤児作物の改良に貢献することが期待される。
これらの成果は現地時間2023年8月10日、英国の国際学術誌『Nature Plants』にオンライン掲載された。
国際共同研究グループには京都大のほか科学技術振興機構、農業・食品産業技術総合研究機構、かずさDNA研究所、総合研究大学院大学、千葉大、理化学研究所などが参画している。

台風7号が和歌山・潮岬付近に上陸 東海道新幹線など計画運休

旧盆で旅行、帰省など人の移動が多い最中、気象庁によると、台風7号が8月15日午前5時前、和歌山県潮岬付近に上陸した。その後は日本海方面に向け北進、近畿や東海地方で総雨量が平年の8月の1カ月分を上回る恐れがあるとしている。
このため、旅行者や帰省者の移動に多大な影響だ出るとみられる。東海道新幹線と山陽新幹線は同日、名古屋ー新大阪間と新大阪ー岡山間で終日、計画運休する。東京ー名古屋間でも運転本数を大幅に減らす。空の便も全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)などが近畿の発着便を中心に500便以上の欠航を決めている。
気象庁によると、中国、四国、近畿、東海、関東甲信の各地方で線状降水帯が発生する可能性があり、警戒を呼びかけている。

大阪府 万博期間中の修学旅行生の宿泊税免除を検討

大阪府は2025年大阪・関西万博期間中、府内に宿泊する修学旅行生などの宿泊税を免除する方向で検討を進めていることが分かった。このために必要な条例の改正案を早ければ9月に開会する定例府議会に提出する。
大阪府は、府内で1泊7,000円以上のホテルなどに泊まった人から、1泊あたり100円から300円の宿泊税を徴収している。

男子フルーレ団体で1位 日本初の快挙!フェンシング世界ランク

日本フェンシング協会は8月13日、男子フルーレ団体の日本が国際フェンシング連盟の世界ランキングで1位になったと発表した。日本協会によると、団体の日本勢で男女計6種目を通じて初の快挙。日本勢は7月にイタリア・ミラノで行われた世界選手権の男子フルーレ団体で初の金メダルを獲得している。

成田空港 1〜6月国際線利用者 コロナ禍後初の1,000万人超え

成田空港会社のまとめによると、今年1〜6月に同空港国際線を利用した人の数は1,114万人となり、コロナ禍以降初めて1,000万人を超えた。これはコロナ禍前の6割余だが、2022年同時期と比べ4倍以上となる。この内訳をみると日本人が237万人余で4倍、外国人は721万人余で10倍に増えている。