政府は4月4日、再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議を開き、次世代の脱炭素燃料として有力な水素の新たな導入目標案を公表した。2040年に現状の6倍の1,200万トン程度に増やす。この目標具現化に向けて、今後15年間に官民で15兆円の投資計画を検討する。
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南海トラフ地震 死者8割減「達成困難」新目標策定へ
政府の南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、防災対策を検討する作業部会が4月4日、初会合を開いた。主査を務める福和伸夫名古屋大名誉教授は会合後、2012年に策定された被害想定を、2023年度までの10年間で8割減らす政府目標について「達成は難しい状況」との認識を示した。政府は2024年春をめどに基本計画を改定し、新たな目標を設定する方針。
政府は東日本大震災の翌年、2012年8月、南海トラフ巨大地震で最大32万3,000人が死亡するとの被害想定を公表。2014年3月に策定した基本計画で建物の耐震化や津波避難ビルの整備などの対策により、2023年度までに想定死者数を8割減とする目標を設定していた。
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阪大G 自己免疫疾患 症状悪化の原因たんぱく質特定
大阪大学などの研究グループは、関節リウマチをはじめとした自己免疫疾患について、症状を悪化させる原因となるたんぱく質を特定し、その働きを抑える薬の成分をマウスの実験で発見したと発表した。自己免疫疾患は、免疫の異常によって関節や皮膚などの組織が攻撃され、炎症などが起きる病気。このうち関節リウマチは国内におよそ80万人の患者がいると推計されている。
グループは免疫を活性化させる「COMMD3/8複合体」と呼ばれるたんぱく質を、体内でつくり出せないようにしたマウスでは関節炎の進行が抑えられ、このたんぱく質が自己免疫疾患の悪化に関わっていることが分かったという。さらに炎症を抑える目的に使われている漢方薬の原料「ライトコウ」の主要成分「セラストロール」をマウスに投与したところ、このたんぱく質の働きが抑えられ、実際に症状の悪化を防ぐ効果も確認されたとしている。