カンボジアで日本発もみ殻固形燃料に関心 縫製業など

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、もみ殻固形燃料を製造する装置を販売するトロムソ(所在地:広島県)は、カンボジアの首都プノンペンから約170km離れたコニポントム州の精米工場で10月14日行われた、もみ殻をもみ殻を固形燃料化する実証実験の結果に同国企業から関心が集まっている。
もみ殻を固形燃料化した「モミガライト」は、造船技術を応用した特殊なミルで原料のもみ殻を細粉化し、高密度に圧縮することで製造される。その結果、①連続燃焼時間が長く、薪(まき)と比べ単位あたりの製造原価を抑えられる②化学接着剤に圧縮・固形化することで、燃焼時に有毒ガスが発生せず、環境に優しい−−などの特長があるという。
こうした結果を踏まえて、もみ殻固形燃料に対し代替燃料として、カンボニアの主力産業の縫製産業で導入を検討する企業で、モミガライトの活用が期待されている。

中国の10月景況感 再び50割れ コロナ規制で需要減

中国国家統計局が10月31日発表した2022年10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2だった。9月より0.9ポイント下落し、好調・不調の境目の50を2カ月ぶりに下回った。新型コロナウイルスの封じ込めを図る「ゼロコロナ」政策に伴う行動制限などで需要が低迷した。PMIは製造業3,200社を対象に調べ、まとめたもの。
内訳をみると、主要素を占める新規受注は9月より1.7ポイント低い48.1で、上海市のロックダウン(都市封鎖)で悪化した4月以来の低さとなった。生産は49.6と9月より1.9ポイント下がり、2カ月ぶりに50を割り込んだ。企業の規模別では大企業、中堅企業、中小零細企業のいずれも指数が低下した。
同時に発表した10月の非製造業のビジネス活動指数は48.7だった。9月から1.9ポイント低下し、5月以来の50割れとなった。

インドで吊り橋崩落132 人死亡か 重量耐えられず

現地メディアなどによると、インド西部のグジャラート州モルビで10月30日、500人近い人が通行していた吊り橋が崩落。インド政府は少なくとも132人が死亡したとしている。子ども、女性、高齢者の犠牲者が多く、行方不明者も多いことから死傷者は今後さらに増える恐れがある。
この吊り橋は約140年前に完成、全長は約233m。半年近い修復作業を経て、現地の新年にあたる10月26日に通行が再開されたばかりだったという。30日も多くの人で混雑していたといわれ、重さに耐えられず崩落した可能性が指摘されている。

競馬の天皇賞・秋 イクイノックスが末脚炸裂 G1初V

競馬の第166回天皇賞・秋(G1、芝2,000m、16頭出走)が10月30日、東京・府中市の東京競馬場で行われ、1番人気のイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗、3歳牡)が1分57秒5で優勝した。同馬は、クラシックの皐月賞(芝2,000m)、日本ダービー(芝2,400m)でいずれも、直線猛追しながら惜しくも2着に終わっていた。今回、古馬混合の天皇賞でG1を初制覇を果たし、1着賞金2億円を獲得した。3歳馬の天皇賞制覇は昨年のエフフォーリア二続き5頭目。ルメール騎手は天皇賞・秋4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
レースは7番人気のパンサラッサが大逃げをうち、独走状態で最後の直線へ。後続馬との大差を考えると逃げ切るかにみえた。だが、そこからドラマが待っていた。中団の後方を進んでいたイクイノックスが、持ち前の長くいい末脚を使ってみるみる着差を縮めて一瞬で捉え、ゴールでは1馬身差を付けた。
パンサラッサは2着に逃げ粘り、4番人気のダノンベルーガがクビ差の3着だった。昨年の日本ダービー馬、シャフリヤールは5着、今年の皐月賞馬ジオグリフは9着に終わった。

オリックス 26年ぶり5度目の日本一 昨年のリベンジ

ヤクルトとオリックスによる日本シリーズは10月30日、神宮球場で第7戦が行われた。試合は、昨年のリベンジへ王手をかけていたオリックスの5−0の快勝ムードから一転、ヤクルトの猛追に遭い、両チームにとってハラハラ・ドキドキの展開となったが、オリックスが5−4で逃げ切った。
オリックスは2敗1引き分けの劣勢から4連勝を飾り、26年ぶり5度目の日本一を達成した。同シリーズの最高殊勲選手にオリックスの杉本裕太郎、優秀選手賞に山崎福也(オリックス)、吉田正尚(オリックス)、塩見泰隆(ヤクルト)、敢闘選手賞にホセ・オスナ(ヤクルト)の各選手が選ばれた。

WHO 21年結核死者160万人 コロナ医療逼迫が影響

世界保健機関(WHO)は10月27日、結核による2021年の世界の死者は160万人に上り、2020年の150万人を上回ったと発表した。増加は2年連続。ちなみに2019年は140万人だった。結核の年間死者数は近年減少傾向にあったが、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて医療体制が逼迫。結核の予防や治療体制が手薄で、不十分な状況が続いていることが影響したとしている。
2021年に結核の発症が新たに確認されたのは640万人で、2020年の580万人から増加している。2019年の新規確認は710万人で引き続き高い水準が続いている。

9月有効求人倍率1.34倍 9カ月連続上昇 失業率2.6%

厚生労働省が10月28日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.34倍と前月に比べて0.02ポイント上昇した。前月を上回るのは9カ月連続。ただ、新型コロナウイルス禍前の水準には届いていない。
一方、総務省が同日発表した完全失業率は2.6%で、前月から0.1ポイント上昇した。上昇は4カ月ぶり。
景気の先行指標とされる新規求人数は前年同月比9.8%増えた。業種別では観光需要などの持ち直しで、宿泊・飲食サービス(29.5%増)の伸びが大きかった。生活関連サービス・娯楽(22.3%増)や、卸・小売(12.7%増)も堅調だった。新規求人倍率は2.27倍と前月を0.05ポイント下回った。

新型コロナウイルスの世界最速検出装置 9分以内

理化学研究所(理研)、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学の研究グループは10月27日、小型化、低コスト化した世界最速の新型コロナウイルスの全自動検出装置「opn-SATORI装置」を開発したと発表した。
同装置は、CRISPR-Cas13aと呼ばれる酵素と微小試験管を集積したマイクロチップを用いることで、新型コロナウイルスRNAを「1分子」レベルで識別し、9分以内に世界最速の迅速検出を可能とする全自動装置。臨床検体を用いた検証実験では98%以上の検出正解率を達成しているという。

「けいはんな万博」準備会設立 波及効果呼び込む

京都、大阪、奈良の3府県にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の関係44機関は10月27日、2025年の大阪・関西万博に合わせて開催する情報発信イベント「けいはんな万博(仮称)」の準備会を設立した。6つの部会を設け、2023年5月をめどに万博の波及効果を学研都市に呼び込むためのイベントの基本計画案をまとめる。