外国人観光客受入再開へ 訪日小規模ツアー5月中に実施

国土交通省は5月17日、訪日外国人観光客の受け入れ再開に向け、5月中にも米国、オーストラリア、タイ、シンガポールの4カ国を対象とした小規模ツアーの実証実験を実施すると発表した。
新型コロナウイルスの効果的な感染防止対策を検証し、6月にも本格的な受け入れを再開する方向。

全国知事会 インバウンド受け入れ早期再開を要望

全国知事会は5月17日、外国人観光客受け入れ(インバウンド)のための早期再開など観光産業の本格復興を斉藤鉄夫国土交通省に要望した。再開に向けた仕組みづくりを進めるよう提案したほか、政府の観光需要喚起策「Go Toトラベル」の再開も求めた。
知事会の広瀬勝貞国土交通・観光常任委員長(大分県知事)が国交省を訪れて要望した。

中国・上海市 6月に都市封鎖解除へ 副市長が方針

中国・上海市の宗明副市長は5月16日、長期化している都市封鎖(ロックダウン)を6月に解除する方針を明らかにした。同市の都市封鎖は、政府の”ゼロコロナ”政策のもと、半ば非人道的と見える陽性者との接触者を含む収容所への拘束行動などが問題化、当該者家族および周辺などからの抗議活動がメディアを賑わせていた。だが、ようやく新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかったと判断し、厳格な外出制限を段階的に撤廃する。
これにより、世界のサプライチェーン(供給網)や、景気の下振れ要因として中国経済に大きな影響を与えた同市の都市封鎖は、開始から2カ月余りで終了する見通しとなった。

「雇調金」活用上場企業は845社,7,945億1,340万円

東京商工リサーチのまとめによると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用支援として2020年4月分から適用された雇用調整助成金(以下、雇調金)の特例措置制度を活用した上場企業は、2022年3月末で845社に達した。上場企業3,877社の21.7%を占め、2021年9月末時点の前回調査の829社から16社増えた。
また、雇調金計上額は、判明した845社合計で7,945億1,340万円に達し、2021年9月末の5,829億9,390万円から半年で2,115億1,950万円増えた。調査を開始した2020年11月末の計上額は合計2,414億5,420万円だったが、支給額は1年5カ月間で約3.3倍(229.0%増)に膨らんだ。

大谷翔平 メジャー通算100号本塁打 日本人最速

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(27)が5月14日、オークランドで行われたアスレチックスとのダブルヘッダー第2試合に3番・指名打者で出場し、5回に今季7号となる2ランを放ってメジャー通算100本塁打を達成した。
日本選手では175本の松井秀喜、117本のイチローに続く3人目の大台到達。大谷は出場459試合目(投手のみでの出場も含む)で、松井の636試合を抜いて最速となった。
大谷は15日のアスレチックス戦で前日に続き3番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席で2試合連続となる今季8号2ランを放った。

競馬 ヴィクトリアマイル ソダシがG1・3勝目

競馬の第17回ヴィクトリアマイル(G1、1600、芝、牝馬18頭出走)は5月15日、東京競馬場で行われ、4番人気の白毛馬、ソダシ(吉田隼人騎乗)が1分32秒2で優勝。G1レース3勝目を挙げるとともに、1着賞金1億3,000万円を獲得した。吉田騎手はこのレース初勝利、須貝尚介調教師は2勝目。
道中3、4番手の好位でレースを進めたソダシは、最後の直線で力強く抜け出し、後続を突き放し圧勝した。2馬身差2着は3番人気のファインルージュ、さらに首差の3着には6番人気のレシステンシアが入った。

大阪に避難生活送るウクライナの人たちの支援交流センター

大阪市北区に5月13日、日本で避難生活を送るウクライナの人たちが気軽に集まって交流し、悩みや困りごとを相談できる「ウクライナ交流センターひまわり」が開設された。全国の心理カウンセラーの業界団体が開設した。
避難生活が長期化する中、心のケアが大きな問題になっていて、センターでは食事会やバザーなどを開き、気軽に集まって様々なことを話し合える場として利用してもらうほか、スタッフの心理カウンセラーなどが生活の相談や情報提供を行い、精神面での支援を続けたいとしている。

コロナ感染爆発 北朝鮮で発熱患者120万人超

北朝鮮は5月15日、新たに39万人余に発熱の症状が確認され、4月下旬からこれまでに確認された発熱患者は121万3,500人余に上り、死者は50人にのぼっていることを明らかにした。キム・ジョンウン(金正恩)総書記は朝鮮労働党の会議で、医薬品が円滑に供給されていないとして、軍の医療部門を投入する特別命令を出した。