日本人で婚姻せず、生涯にわたり子どもを持たない人が増えていることが分かった。経済協力開発機構(OECD)の最新データによると、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を諸外国と比較すると、日本は27%に上り、先進国で突出して高い。家計に恵まれないことから、即、生涯子どもを持つことを諦める人も少なくない。今こそ子育ての環境整備にとどまらず、結婚・妊娠・出産促進・保育・子育て・学費無償化など国・自治体挙げた、途切れのない一連の少子化対策が求められている。
インフル流行 46都道府県で目安超える 前週から倍増
中国 コロナ関連死約6万人と公表 国際社会の批判で
中国の衛生当局は1月14日、新型コロナウイルス対策の「ゼロコロナ」政策を緩和した直後の2022年12月8日から2023年1月12日にかけて、新型コロナウイルスに関連する医療機関での死者数が5万9,938人だったと発表した。死因別ではコロナに起因する呼吸不全が5,503人、基礎疾患とコロナの併発による死亡が5万4,435人。
同当局がこれまで発表していた死者数は1日あたり数人だった。このため、世界保健機関(WHO)や欧米諸国は、実態に即した情報公開を求め批判していた。
ただ、今回公表した約6万人には、病床ベッドがなく医療機関にかかれないまま、在宅で亡くなった人は含まれていない。したがって、同期間に中国メディアなどが伝えた各地の火葬場の状況を考えわせると、約6万人とは別にケタ違いのコロナ感染患者が亡くなっているとみられる。
中国広東省コロナ感染者 複数の都市でピークアウト
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国広東省では深セン市、佛山市など複数の都市で新型コロナウイルスの感染者数はピークアウトの段階にあるようだ。
深セン市では2022年12月11日から2023年1月1日まで、同市811カ所の社区健康サービスセンターで開設した発熱診察室の1日あたりの患者数は12月21日に延べ14万人を超えピークに達したが、直近では延べ3万人程度に減少しているという。
佛山市では1月9日に記者会見で同市の新型コロナウイルス感染症患者が2022年12月中下旬にピークに達した。現在はピークアウトの段階にあり、発熱外来の受診者数は12月20日のピーク時の3万人から1月8日時点で2,110人まで減少したとしている。このほか、広州市でも感染のピークアウトを迎えたとみられている。