OECDで50歳日本女性の生涯子どもなし27%と突出

日本人で婚姻せず、生涯にわたり子どもを持たない人が増えていることが分かった。経済協力開発機構(OECD)の最新データによると、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を諸外国と比較すると、日本は27%に上り、先進国で突出して高い。家計に恵まれないことから、即、生涯子どもを持つことを諦める人も少なくない。今こそ子育ての環境整備にとどまらず、結婚・妊娠・出産促進・保育・子育て・学費無償化など国・自治体挙げた、途切れのない一連の少子化対策が求められている。

インフル流行 46都道府県で目安超える 前週から倍増

厚生労働省は1月13日、全国約5,000の定点医療機関で1月2〜8日の1週間に報告されたインフルエンザが1医療機関当たり4.73人となり、前週から倍増したと発表した。山形県を除く46都道府県で、流行開始の目安となる1人を超えた。地域別にみると、最も多いのは沖縄県の17.77人で、以下、宮崎県12.37人、佐賀県10.08人と続いている。

中国 コロナ関連死約6万人と公表 国際社会の批判で

中国の衛生当局は1月14日、新型コロナウイルス対策の「ゼロコロナ」政策を緩和した直後の2022年12月8日から2023年1月12日にかけて、新型コロナウイルスに関連する医療機関での死者数が5万9,938人だったと発表した。死因別ではコロナに起因する呼吸不全が5,503人、基礎疾患とコロナの併発による死亡が5万4,435人。
同当局がこれまで発表していた死者数は1日あたり数人だった。このため、世界保健機関(WHO)や欧米諸国は、実態に即した情報公開を求め批判していた。
ただ、今回公表した約6万人には、病床ベッドがなく医療機関にかかれないまま、在宅で亡くなった人は含まれていない。したがって、同期間に中国メディアなどが伝えた各地の火葬場の状況を考えわせると、約6万人とは別にケタ違いのコロナ感染患者が亡くなっているとみられる。

中国広東省コロナ感染者 複数の都市でピークアウト

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国広東省では深セン市、佛山市など複数の都市で新型コロナウイルスの感染者数はピークアウトの段階にあるようだ。
深セン市では2022年12月11日から2023年1月1日まで、同市811カ所の社区健康サービスセンターで開設した発熱診察室の1日あたりの患者数は12月21日に延べ14万人を超えピークに達したが、直近では延べ3万人程度に減少しているという。
佛山市では1月9日に記者会見で同市の新型コロナウイルス感染症患者が2022年12月中下旬にピークに達した。現在はピークアウトの段階にあり、発熱外来の受診者数は12月20日のピーク時の3万人から1月8日時点で2,110人まで減少したとしている。このほか、広州市でも感染のピークアウトを迎えたとみられている。

阪神 藤浪投手 アスレチックスと1年契約で合意

プロ野球、阪神からポスティングシステムを使って米大リーグへの移籍を目指している藤浪晋太郎投手がアスレチックスと1年契約を結ぶことで合意したと米国の複数のメディアが伝えた。今後、体の状態について球団のメディカルチェックを受けたうえで正式に契約し、先発ローテーションに加わる見込み。年俸は325万ドル(約4億2,000万円)と報じられている。
アスレチックスはカリフォルニア州オークランドが本拠地で、大谷翔平選手が所属するエンゼルスと同じアメリカン・リーグ西地区の球団。3月30日の開幕戦は本拠地でエンゼルスと対戦する予定。

中国の累計感染者9億人の報告書 全人口の64%感染か

中国紙の経済観察網(電子版)は1月13日、北京大学国家発展研究院の馬京晶副教授らが、中国全土で累計約9億人が新型コロナウイルスに感染したとする報告書を発表したと報じた。
馬副教授らは中国の民間データ会社から提供を受けたビッグデータを解析。2022年12月上旬の「ゼロコロナ」政策の大幅緩和後から1月11日までに、全人口の64%が感染したとする推計を導き出したとしている。そして12月末には多くの地域で感染ピークを迎え、感染率が最も高い甘粛省では約91%、以下、雲南省で約84%、青海省で約80%に達したという。

大阪・淀川河口に迷い込んだクジラ死ぬ 専門家が確認 

1月9日、餌を求め大阪湾・淀川河口(大阪市西淀川区)に迷い込んだとみられていたクジラが13日、大阪市の職員が海遊館の専門家とともに現場に赴き、死んだことが確認された。このクジラは体長およそ8mで、当初は潮を吹き上げたり尾びれを動かしたりしていた。だが、大阪海上保安監部によると、11日からクジラの動きが止まっていた。

円 一時1ドル=128円台後半 7カ月ぶり円高水準

ニューヨーク外国為替市場で1月12日、円が対ドルで上昇し、円相場は一時1ドル=128円台後半を付けた。2022年6月以来、約7カ月ぶりの円高水準となった。同日発表された2022年12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が前月から鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの観測が強まったため。
円は2022年10月に一時1ドル=151円台後半まで下落していたが、およそ3カ月の間に対ドルで22円以上、円高・ドル安が進んでいる。

オミクロン派生型「XBB.1.5」12月に都内で15件確認

東京都は1月12日、都庁で新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開いた。この中で米国で急拡大しているオミクロン株の新たな派生型「XBB.1.5」の感染を昨年12月に都内で15件確認したことが報告された。XBB.1.5は感染力が極めて強いことから今後、都内はじめ広域に感染が広がることが予想され、専門家らは警戒を呼びかけた。