反プーチン 3カ月で388万人がロシア国外へ脱出

ロシア独立系メディアが5月6日、連邦保安局(FSB)の統計として、今年1~3月に約388万人が国外に出たと報じた。渡航先はアルメニア、ジョージア、カザフスタンなど旧ソ連の構成国が多く、前年同期の5倍近くに上った国もある。国外に拠点を構えるロシア系独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」が伝えた。
国外に出る理由は「プーチン政権に賛同できない」「制裁で国外とのビジネスができない」「せいかつが苦しくなる」など。まとまった数字が明らかになったのは初めてとみられる。

首相 ロシアへの追加制裁発表 個人・銀行の資産凍結

岸田首相は5月5日、英国・ロンドンでウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する追加制裁を発表した。追加制裁の内容は①資産凍結の対象に、個人を約140人追加②輸出禁止の対象となるロシア軍団体をさらに約70団体拡大③ロシア向けの量子コンピューターなど先端的な物品の輸出禁止④ロシアの銀行の資産凍結の対象を追加-の4項目。
岸田氏は、今回の外遊で会談したイタリアのドラギ首相、英国のジョンソン首相に、これらの措置を説明し、両首脳から日本の対ロ措置に高い評価が示されたとしている。

WHO推計 新型コロナの死者1,490万人 米大学集計の3倍

世界保健機関(WHO)は5月5日、2020~2021年の新型コロナウイルスのパンデミックに関連して死亡した人の数が1,490万人に上るとする推計を発表した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、同期間の死者数は540万人だが、実際には約3倍近い人が亡くなっていた可能性があるとしている。
推計には、パンデミックによる医療のひっ迫で、治療を受けられなかった人など間接的な要因の死亡も含まれている。全死者数の84%を東南アジアや欧米が占めた。女性より男性の死亡率が高く、全体の57%が男性だった。

中国の習主席 常務委で「ゼロコロナ」政策堅持を強調

国営新華社通信によると、中国の習近平国家主席は5月5日、党最高指導部の共産党政治局常務委員会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むために、人々の移動を制限する「ゼロコロナ」政策を維持する方針を確認した。同通信は習氏が会議を主宰し、演説したと伝えている。
世界各国が感染対策と経済活動を両立させる方向へ進む中、ロックダウン(都市封鎖)とエリア一体の一斉PCR検査の実施という厳しい措置を維持し、政治制度の優位性のアピールにつなげることが狙いとみられる。

インド・デリー 熱波でごみ埋め立て地で自然発火

複数のメディアによると、インドが記録的な熱波に見舞われており、ニューデリー周辺の複数の都市で46℃を記録するほど。このため、ごみの埋め立て地で火災が自然発生し、3日間燃え続けたという。
火災はメタン(CH4)の自然発火により発生。高さが240フィート(73m)を超え、長さが1万5,000フィート(4,572m)を超えるごみの山が燃えた。

日本 外国人観光客 6月にも入国再開 まず団体客で

日本政府は6月をめどに外国人観光客の新規受け入れを再開する調整に入った。大型連休明け2週間ほどの新型コロナウイルスの感染状況を見極めて判断する。まず団体旅行から認める案あり、月内にも方針を決める。入国者数の上限引き上げを予定、一案として現在の1日1万人から当面2万人へ引き上げることなども検討されるもよう。

中国・北京市 店内飲食NG 朝陽区の交通利用を制限

中国・北京市当局は5月4日、本来は5連休の最終日のこの日までだった飲食店内での飲食禁止措置などを5日以降も継続すると発表した。このほか、劇場などの娯楽施設、図書館、美術館など文化施設の閉鎖を5日以降も続けると説明。日本企業が多く集積する朝陽区の企業に対しては、在宅勤務を実施するよう求めた。また、朝陽区を中心に地下鉄ネットワーク全体の約10%にあたる40以上の駅と158のバス路線が閉鎖された。
新型コロナウイルスの新規感染の勢いが収まらず、対策の継続、強化を余儀なくされたもの。1カ月以上ロックダウン(都市封鎖)が続く上海市のような事態を回避するのが狙い。

中国・北京市 店内飲食NG 朝陽区の交通利用を制限

中国・北京市当局は5月4日、本来は5連休の最終日のこの日までだった飲食店内での飲食禁止措置などを5日以降も継続すると発表した。このほか、劇場などの娯楽施設、図書館、美術館など文化施設の閉鎖を5日以降も続けると説明。日本企業が多く集積する朝陽区の企業に対しては、在宅勤務を実施するよう求めた。また、朝陽区を中心に地下鉄ネットワーク全体の約10%にあたる40以上の駅と158のバス路線が閉鎖された。
新型コロナウイルスの新規感染の勢いが収まらず、対策の継続、強化を余儀なくされたもの。1カ月以上ロックダウン(都市封鎖)が続く上海市のような事態を回避するのが狙い。

東京五輪の記録映画 仏カンヌ映画祭で世界初上映へ

河瀨直美さんが総監督を務めた2021年の東京五輪公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A」が、5月17日に南仏カンヌで開幕する第75回カンヌ国際映画祭で、世界初上映される。映画祭事務局から5月2日、発表された。劇場公開に先立つワールドプレミアとなる。
東京五輪の公式記録映画は2本に分けられ、アスリートの視点を中心に描く「東京2020オリンピック SIDA:A」が6月3日、アスリートを支える一般市民や新型コロナ禍の医療従事者、開催反対に声をあげた人たちを描いた「東京2020オリンピック SIDA:B」が同24日に公開される。

「料理の鉄人」リメイク米国版 6月から全世界配信

フジテレビは5月3日、同局で1993~1999年に放送された料理バラエティ―番組「料理の鉄人」を、米ネットフリックスがリメイク、6月から全世界で配信されると発表した。
料理の鉄人は、陳健一さん、坂井宏行さん、道場六三郎さんらのレギュラーの料理の”鉄人”と、挑戦者のシェフが料理の腕を競い合うバラエティー。同番組のフォーマット権を新たに購入したネットフリックスが、米国版「アイアン・シェフ 伝説の鉄人を探究」を制作。6月15日から、計190の国・地域で配信するという。