競馬 阪神JF リバティアイランド優勝 2歳女王に

競馬の2歳女王を決める第74回阪神ジュベナイルフィリーズ(JF、2歳牝馬、芝1600m、18頭出走、G1)は12月11日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われ、1番人気に支持されたリバティアイランド(川田将雅騎乗)が1分33秒1で優勝し、1着賞金6,500万円を獲得した。川田騎手はこのレース初勝利、中内田充正調教師は2勝目。
レースはリバティアイランドが道中、中団につけて進み、直線、他馬とは全く違う脚色で一気に差し切った。同じ舞台で行われる2023年春の桜花賞の有力馬として名乗りを上げた。2馬身1/2差の2着に12番人気のシンリョクカ、3着に10番人気のドゥアイズが入信した。

競馬 香港国際競争 ウインマリリン優勝 初のG1制覇

競馬の香港国際競争は12月11日、シャティン競馬場で日本馬計13頭がG1・4レースに出走した。このうち香港ヴァーズ(芝2400m)ではウインマリリン(レーン騎乗)が豪快に差し切り、初の海外遠征でG1初制覇を果たした。2019、2021年に続いて同レース3度目の優勝を目指したグロリーヴェイズ(モレイラ騎乗)は3着に敗れ、ラストランを飾れなかった。

上原浩治さん・藤川球児さん 特例で初の名球会入り

元巨人の上原浩治さん(47)と元阪神の藤川球児さん(42)が12月9日、特例で名球会入りすることが決まった。米大リーグでの活躍も踏まえたもので同日、沖縄県内で行われた総会で会員の4分の3以上の賛成で承認された。
2019年12月の総会で特例を設けることを決めたが、これが適用されるのは今回が初めて。過去の定めでは名球会は日米通算で、打者が2,000安打以上、投手は200勝以上もしくは250セーブ以上に限定されていた。

政府 子ども虐待対策で児童相談所職員2,000人増員へ

政府は過去最多を更新する子どもへの虐待対策として、児童相談所の職員を2023年度からの4年間で2,000人増員する方針を固めた。この新プランで2023年〜2024年度の2年間で児童福祉司を現在の5,780人から6,850人へ1,070人増やす。また、自動心理司を2023年〜2026年度の4年間で現在の2,350人から3,300人へ950人増やす。政府が児童相談所の増員計画を打ち出すことで、現場を担う自治体の体制強化を後押しする。
児童虐待は、2021年度に児童相談所が対応した件数が20万7,659件(速報値)に上り、過去最多を更新している。虐待によって死亡した子どもは2020年度が77人。このうち心中が28人、心中以外の虐待死49人のうち32人は0歳だった。

旧統一教会被害者救済法が成立 不当な勧誘に罰則

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題をめぐる被害者救済法は12月10日、参院本会議で与党や立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の賛成多数で可決、成立した。同法は宗教法人に限らず、個人から法人や団体への寄付一般が対象となる。
「霊感」で不安をあおる不当な寄付勧誘行為などに加え、借金や住居、生活に不可欠な資産を処分して資金を調達するよう求めることも禁止した。国が行った必要な措置・命令に違反すれば、1年以下の懲役や100万円以下の罰金を科す。

23年度から出産一時金50万円に 過去最大の上げ幅

岸田首相は12月10日、出産した人に公的医療保険から支給する出産一時金を2023年度から50万円に引き上げると発表した。現行の42万円から8万円の増額で、過去最大の引き上げ幅となる。
また、2023年4月に発足する「こども家庭庁」のもとで6月までに、岸田政権が政策目標に掲げる「こどもまんなか社会」の実現に向け、道筋を示すと表明した。

山形大 ドローン,AI活用し「ナスカの地上絵」168点

山形大学は12月8日、坂井正人教授の研究グループが世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南米のペルーのナスカ大地とナスカ市街地付近で、人間や鳥などの新たな地上絵168点を見つけたと発表した。
調査にはドローンや人工知能(AI)を活用した。現地の考古学者らとの共同調査で2019〜2020年に発見した。168点のうち約3割は人の形をした絵で、ネコ科動物やヘビも見つかった。グループはこれまでも新たな地上絵を見つけており、今回で計358点になったという。

日本の7〜9月GDP年率0.8%減に 改定値で上方修正

内閣府が12月8日発表した2022年7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.2%減、年率0.8%減だった。11月に公表した速報値(前期比0.3%減、年率1.2%減)から上方修正した。最新の経済統計を反映させた結果、民間企業による在庫積み増しが押し上げ要因となった。

吉田正尚 レッドソックスと5年総額123億円超で合意

メジャーの公式サイトは12月7日、プロ野球オリックスの吉田正尚外野手(29)がポスティングシステムで米大リーグのレッドソックスと契約することで合意したと報じた。
報じられた契約条件は、5年総額9,000万ドル(約123億3,000万円)で、これは広島がカブス入りした鈴木誠也外野手(28)を上回り、日本から移籍時の野手で最高額。オリックスへの譲渡金は1,537万5,000ドル(約21億円)となる見込み。