米国のジョンズ・ホプキンス大学のコロナ特設サイトが3月10日、データの更新を終了した。リアルタイムに公開される情報が少なくなり、正確なデータの把握が難しくなったことが理由としている。
同大学は新型コロナウイルスの感染が広がった2020年1月にこの特設サイトを立ち上げ、世界の感染状況を最新データで国・地域ごとにまとめ、インターネットで発信してきた。そして様々な機関がこの特設サイトを活用してきた。
若田光一さん 5カ月ぶり地球帰還 通算滞在500日超
WBC侍ジャパン4戦全勝首位 準々決勝はイタリアと
野球の国・地域別対抗戦、第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は3月12日、東京ドーム1次リーグB組が行われ、3大会ぶりに優勝を目指す日本代表「侍ジャパン」がオーストラリアと対戦。大谷翔平の今大会初となる特大先制3ランなどで7ー1で快勝した。この結果、中国、韓国、チェコ戦に続き1次ラウンド最終戦のオーストラリアにも勝利、4戦全勝で首位通過を決めた。
侍ジャパンの次戦は東京ドームで16日に行われる準々決勝。相手は台湾で行われたA組の2位チーム、イタリアに決まった。A組はイタリア、オランダ、台湾、キューバ、パナマの全5チームが2勝2敗に並び、大混戦となった。大会規定により「失点率」で1位キューバ、2位イタリアとなった。
東北被災3県の災害関連死3,700人超 2.9万人余避難
東日本大震災から12年。岩手、宮城、福島の東北被災3県では防潮堤などのハード整備はほぼ完了したが、産業復興はなお途上にあるほか、深刻なのが避難生活者の多さと、被災者らに大きな爪痕を残しているのが「災害関連死」の多さだ。
災害関連死は、災害によるけがの悪化や避難生活の負担により病気で亡くなるケースだ。3県の災害関連死は2023年2月現在、福島県で2,335人、宮城県で931人、岩手県で470人の計3,736人に上っている。
復興庁などによると、2023年2月時点の避難者数は岩手県887人、宮城県1,221人(県外避難のみ)、福島県2万7,399人の計2万9,507人が避難生活している。原発事故で最大12市町村に避難指示が出ていた福島県は、いまも7市町村で避難指示が続いている。
こうした背景から避けられないのが人口減少だ。岩手、宮城の両県の沿岸部にある27市町村のうち9割で震災前に比べて人口が減少。そのうち大半が全国平均を上回るペースで減っている。
故郷の住み慣れた街へ帰りたいけど、避難指示が出たままで帰れない人、避難先で新しい暮らしや結びつきも少しずつできたことや、経済的に帰れない人など、家族を含め被災者ら多くの人々の人生を変えた震災の現実がある。