バドミントンの全英オープン最終日は3月20日、英国のバーミンガムで各種目の決勝が行われ、日本勢は全5種目中3種目を制覇する快挙を達成した。
女子シングルスは2021年12月の世界選手権覇者で第2シードの山口茜(再春館製薬所)が、第4シードの安洗塋(韓国)にストレート勝ちし、初優勝を果たした。女子ダブルスは志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が中国ペアに2-0の完勝で大会初制覇。混合ダブルスは東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が同五輪覇者の中国ペアを2-0で破り、2年連続3度目の優勝を飾った。
関西の2月新築マンション販売 平均価格 過去最高
東北新幹線の脱線車両撤去に2週間 JR東日本
「第6波」感染者430万人 死者の9割が70代以上
新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が3月21日で全都道府県で解除され、感染流行の「第6波」は一区切りを迎えた。
デルタ株から感染力の強いとされるオミクロン株への置き換わりで、国内感染者数は1月以降、約430万人が感染。3カ月足らずの期間に昨年末までの累計感染者数約170万人の2.5倍に跳ね上がった。オミクロン株により重症化率は低下したものの、死者数は高齢者を中心に約8,650人に上り、過去の流行を大幅に上回った。死者の9割が70代以上だった。
50代以下の現役世代では軽症や無症状者が多く、大半が日宅での療養となった。その結果、家庭内感染を防げず、子どもへの感染拡大で保育所や学校の休園・休校が相次いだほか、濃厚接触者となった保護者ららが欠勤を余儀なくされ、社会経済活動の維持が危ぶまれる事態となった。
ウクライナ避難民1,000万人超 全人口の4人に1人
大阪府 オミクロン「BA.2」の検査体制強化
大阪府は、新型コロナウイルスのオミクロン株の1つで、現在主流のものよりさらに感染力が強いとされる「BA.2」について、より短期間で結果が分かる検査手法を近く導入することになった。これまでBA.2かどうか確定させるためにゲノム解析を行ってきたが、検査数がごくわずかに限られるうえ、結果が判明するまでに1週間以上かかるケースもあった。このため今後は比較的簡単な手法で別系統のウイルスかどうかを確認できるスクリーニング検査も導入する方針。これにより、BA.2の疑いがある検体をより短期間に数多く把握することができるという。同検査は、大阪健康安全基盤研究所や府内の医療機関などで順次始める予定。
BA.2は3月13日までに大阪府内で55人の感染が確認されている。今後、BA.2への置き換わりが進めば感染の再拡大につながることが懸念される。
大阪万博で「空飛ぶクルマ」8路線・1時間20便 初の実用化
東南アで新型コロナ感染ピークアウト 制限緩和へ
日本貿易振興機構(ジェトロ)のまとめによると、フィリピン、シンガポール、インドネシアなど東南アジアで新型コロナウイルス感染者の減少が続き、国内の感染防止対策の緩和や、入国制限緩和の動きが出ている。
3月15日時点(以下、同)の、フィリピンの直近7日間の平均新規感染者数は1日あたり578人で減少傾向にある。同国政府は3月10日、日本を含む入国査証の免除国・地域に対して、ワクチン接種完了者を対象とした無査証での入国条件を緩和した。出発前48時間以内のPCR検査による陰性結果の提示に加えて、出発前24時間以内の抗原検査による陰性結果も有効とした。
シンガポールの直近7日間の平均新規感染者数は1日あたり1万5,231人で減少傾向。これを受け同国保健省は3月15日から感染防止対策を簡素化した。マスクの着用が必須ではなくなったほか、家庭への訪問人数や職場での集会の制限を緩和した。
インドネシアの直近7日間の平均新規感染者数は1日あたり1万8,574人で減少傾向にある。同国政府は3月15日、ジャワ島とバリ島での行動制限を21日まで延長。ジャカルタ首都圏については、2番目に規制が緩やかなレベル2に据え置いている。