ILO ウイグル族の労働環境に「深い懸念」中国政府に報告求める 2022-02-13アジア-社会fujishima 国際労働機関(ILO)は2月10日、各国の労働環境をまとめた年次報告書で、中国・ウイグル族の労働環境に「深い懸念」を表明した。強制労働の疑惑があり、中国政府に「ウイグル族などが公平な待遇を受けるために、どんな対策を取っているか」を報告するよう求めている。 中国政府は疑惑を否定するが、報告書は「ウイグル族やほかのイスラム教少数民族の雇用の状況からすると、強制的な措置の存在を示唆しているとみざるを得ない」としている。
「まん延防止」13都県の3/6まで延長決定 高知も追加 2022-02-12アジア-社会fujishima 日本政府は2月10日、13都県の13日を期限とする新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」を3月6日までの適用延長を決めた。12日から新たに高知県も加え適用する。これにより重点措置の対象は計36都道府県に広がる。 また、2月20日に期限を迎える大阪、沖縄など21道府県については来週半ばに延長するかどうかを判断する。 今回期限を延長するのは東京、埼玉、千葉、神奈川、群馬、新潟、愛知、岐阜、三重、香川、長崎、熊本、宮崎の13都県。
厚労省 米ファイザーのコロナ飲み薬を特例承認 2つ目選択肢 2022-02-12アジア-社会fujishima 厚生労働省は2月10日、米ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」を特例承認した。軽症者が使える飲み薬は、すでに実用化している米メルクの「モルヌピラビル」に次ぐ2種類目。選択肢が広がる。 日本政府は年内に200万人分を確保することでファイザー側とすでに合意し、承認後まず4万人分が納入されるとしている。
不妊治療の保険適用を体外受精に拡大 4月診療報酬改定 2022-02-11アジア-社会fujishima 厚生労働省は2月9日、保険適用の公定価格の診療報酬について、4月に改定する内容をまとめた。この主な内容は①不妊治療の公的保険の適用範囲を体外受精などに拡大し、治療を希望するカップルの負担を軽減する②新型コロナウイルス感染症を踏まえ、感染防止対策や有事に対応する体制を取っている医療機関への報酬を上乗せする③オンライン診療は初診からの利用を恒久化し、報酬を対面診療の9割弱にまで引き上げる④大病院と診療所の役割分担を一段と明確にし、無駄を極力省いた医療を実現するため、紹介状なしで大病院に受診する場合、初診料を7,000円に引き上げる-など。
厚労省 オミクロン対策で休園時「代替保育」を促進 財政支援 2022-02-10アジア-社会fujishima 厚生労働省は2月8日、新型コロナウイルスのオミクロン株の特性を踏まえた新たな対策を発表した。保育所が休園になった子どもを公民館などで預かる「代替保育」を促進するため、自治体に財政支援する-などが柱。 子どもの休校や休園などで保護者が仕事を休んだ際に、給与を補償する助成金の申請手続きを簡略化し受け取りやすくするなど、保護者が働きやすい環境を整える。公民館や児童館などで代替保育する場合、保育士の数が少なかったり、保育士の資格を持っていなかったりしても特例で行うことができるようにする。
気候変動など21世紀末までに4,000万人死亡の恐れ UNDP予測 2022-02-10アジア-社会fujishima 国連開発計画(UNDP)は2月8日、気候変動に関連して2100年までに途上国を中心に累計4,000万人が死亡する恐れがあるとの予測を発表した。この報告書は「人間の安全保障」をテーマに、社会が直面する課題を分析した。人間の安全保障は国家の安保だけでなく、人間ひとり一人が安心して生きられることを重視する考え方を指す。 報告書は、先進国の開発に伴う環境への負荷、気候変動が格差を拡大していると指摘。2020年時点で約24億人が食糧難に直面し、8,240万人が強制移住を余儀なくされた。UNDPは気候変動がこうした人々の増加にさらに拍車をかけると警鐘を鳴らしている。
日本のコロナ経済対策GDPの54%に相当 主要国で最高 2022-02-10アジア-社会fujishima 内閣府の集計によると、日本経済に関する報告書で、新型コロナウイルス感染拡大を受けて政府が実施した経済対策の事業規模が総額約293兆円に上ることが分かった。国の経済規模を示す国内総生産(GDP)の54%に相当し、日米欧の主要国で最高だった。
日本の新規感染再び10万人超え 死亡者は第5波上回る水準 2022-02-10アジア-社会fujishima 新型コロナウイルスの新規感染者が2月8日、全国で10万1,278人なりと10万人を超えた。10万人台は5日以来で、1週間前の2月1日からおよそ2割増えている。新たに確認された死亡者も159人の高水準で、感染拡大の”第5波”ピーク時を上回っている。 都道府県別の新規感染者は東京が1万7,113にん、大阪が大阪市の入力遅れ分(約9,200人)を含め2万609人、神奈川が8,810人、愛知が5,855人。死亡者は増加傾向にある。2021年9月上旬の第5波ピーク時は80人前後で推移していたが、今回は2月に入ってから100人を超す日が目立っている。
世界のコロナ感染者4億人超え オミクロン株で増加加速 2022-02-10アジア-社会fujishima 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナウイルスの累計感染者が2月8日夕(日本時間9日朝)、4億人を超えた。世界の人口の約5%が感染した計算になる。死者数は累計で約576万人に達している。 コロナ感染者は累計1億人までに1年超、2億人には約半年かかった。その後、約5カ月で3億人に達し、わずか1カ月ほどで4億人に増えた。感染力が高いとされる「オミクロン株」の広がりで、感染者数の増加ペースが加速している。 累計感染者数を国別でみると、世界最多は米国の約7,700万人で、全体の2割を占めている。
21年の給与総額3年ぶり増 0.3%プラスに 残業抑制和らぐ 2022-02-10アジア-社会fujishima 厚生労働省が2月8日発表した2021年の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、2021年の基本給や残業代を合わせた1人当たりの現金給与総額(名目賃金)は、月平均で前年比0.3%増の31万9,528円と3年ぶりに増えた。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた2020年より出勤や残業の抑制が和らぎ、労働時間が増えた。