中国人民銀 四川省成都・重慶市を中国西部の金融センターに

中国人民銀行(中央銀行)や国家発展改革委員会などと重慶市・四川省の両政府は12月24日、四川省成都市と重慶市を中国西部の金融センターとする計画を発表した。2025年までに金融センターとしての基本的な機能を整備する。
四川省の省都・成都は国家中心都市で、成都・重慶地区のダブルシティー経済圏と成都都市圏の中核都市でもある。成都は現在、フィンテックを突破口とし、新たな金融産業生態圏の建設を加速させている。

11月の失業率2.8%に上昇 有効求人倍率は1.15倍で横ばい

総務省が12月28日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.8%と前月から0.1ポイント上昇した。失業率の悪化は6カ月ぶり。自己都合による離職が76万人と前月より6万人(8.6%)増え、完全失業者数は192万人と前月比10万人(5.5%)増えた。一方、厚生労働省が同日発表した11月の有効求人倍率は1.15倍と、前月の横ばいだった。

一般高齢者向け3回目接種 前倒し22年1月から可能に 厚労相

後藤茂之厚生労働相は12月27日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、65歳以上の一般の高齢者向けの前倒し接種について、2022年1月から可能との方針を示した。これまで厚生労働省は、高齢者施設の利用者など重症化リスクの高い人向けの接種が落ち着いた2月以降、2回目からの間隔を7カ月に前倒しして打つように自治体に指示していた。

インドデリー首都圏12/27から夜間外出禁止 コロナ対策で

現地メディアによると、インドのデリー首都圏政府は12月27日、首都ニューデリーで午後11時~午前5時の夜間外出禁止令を同日出すことを決めた。新型コロナウイルスの陽性率が0.5%を超えたための措置。すでに飲食店では来店者数を席数の50%までに抑える制限を導入。宗教や政治などの集会は禁止され、徐々に制限が厳しくなっている。新たな変異株「オミクロン株」は12月2日に同国内で初確認され、ニューデリーにも広がっている。

競馬の有馬記念 エフフォーリアが快勝 G1・3勝目

競馬の2021年の掉尾を飾る第66回有馬記念(芝2500m、16頭出走、G1)は12月26日、中山競馬場で行われ、ファン投票1位で1番人気のエフフォーリア(牡3歳、横山武史騎乗)が2分32秒0で快勝した。同馬は今年の皐月賞、天皇賞・秋に続くG1・3勝目を挙げるとともに、1着賞金3億円を獲得した。横山武騎手、鹿戸雄一調教師はこのレース初勝利。
レースは中団に控えたエフフォーリアが、最後の直線で力強く末脚を伸ばし残り200mで先頭に立ち、追いすがる5番人気のディープボンドに3/4馬身差をつけ入線。引退レースとなった2番人気のクロノジェネシスは追い上げ及ばず、さらに半馬身差の3着で、グランプリ(宝塚記念、有馬記念、宝塚記念)4連覇は成らなかった。

特殊詐欺「受け子・出し子」も54.9%が実刑 21年版犯罪白書

2021年版犯罪白書によると、現金やキャッシュカードを受け取る「受け子」や「出し子」として特殊詐欺に関わり、詐欺罪などで有罪判決を受けた被告のうち、過半数の54.9%が実刑判決を受けていたことが分かった。犯罪組織で末端にすぎない役割でも、裁判所が厳罰を科している傾向が見て取れる。犯行を主導する指示役の実刑の割合は84.2%、同かけ子は83.6%、犯行を補助する準備役は64.5%に上る。
特殊詐欺は「オレオレ詐欺」や架空料金請求詐欺など、被害者に対面することなく電話などで信じ込ませ、不特定多数から現金などをだまし取る犯罪の総称。