シンガポール貿易産業省は11月24日、2022年の実質国内総生産(GDP)の伸び率が3~5%になるとの見通しを発表した。同日発表した7~9月期のGDP(確報値)は前年同期比7.1%増と、10月中旬に発表した速報値(6.5%増)から上方修正した。新型コロナ禍前の2019年7~9月期のGDPと比べても0.8%増となっており、コロナ前の水準を上回るまでに回復した。2021年通年の成長率も従来予測の6~7%の上限7%程度になると見込む。
ヤクルト 延長戦制し20年ぶり6度目の日本一 川端が殊勲打
東京ヤクルトスワローズとオリックス・バファローズによるプロ野球日本シリーズは、対戦成績4勝2敗でヤクルトが勝ち、20年ぶり6度目の日本一となった。近年まれにみる接線続きの今シリーズを、高津監督の”神采配”がヤクルトを頂点に導いた。
ヤクルト3勝、オリックス2勝で迎えた第6戦は11月27日、ほっともっとフィールド神戸で行われ、今シリーズ初の延長戦になり、12回表、ヤクルトが代打・川端慎吾のレフト前タイムリーで制した。オリックスは球界最高峰の山本由伸投手を擁しながら、勝ち越し点を奪えず。その結果、圧巻の投球で9回141球の熱投を演じた山本に報いられず、ファンが待ち望んだ最終第7戦に持ち込めず惜しくも敗退した。
新変異株で米・欧・アジアも相次ぎ渡航制限 日本も9カ国対象
南アフリカなどで確認された警戒視される新たな新型コロナウイルスの変異株を巡り、世界各国が南アなどからの渡航を制限する動きが11月26日、一斉に広がった。
渡航制限は米国、英国、ドイツ、イタリア、シンガポール、マレーシア、ロシア、サウジアラビアなどが相次いで表明した。具体的には直行便停止や入国の原則禁止のほか、ワクチン接種を受けている人にも隔離を義務付けるなどの措置が含まれる。
日本も入国後に指定施設で10日間の待機を求めると発表した。また、岸田首相は27日、渡航制限対象国にモザンビーク、マラウイ、ザンビアの3カ国を加えると表明した。28日午前0時から適用する。この結果、入国制限対象国は26日に発表した南ア、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ボツワナを合わせた9カ国となった。