ジャカルタでも4/6から観光用の到着ビザ発給開始

インドネシア法務人権省は4月6日から、43カ国からの入国者に対する観光目的の特別到着ビザの発給を、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港を含む主要空港で再開した。今回の発給再開は、すでに3月7日からバリ州でいち早く開始し、その後バタム・ビンタン島でも実施している措置を全国に拡大したもの。
観光目的の特別到着ビザ発給を再開するのは、ジャカルタ特別州のスカルノハッタ空港、バリ州のングラ・ライ空港、北スマトラ州のクアラナム空港、東ジャワ州のジュアンダ空港、南スラウェシ州のハサヌディン空港、北スラウェシ州のサム・ラトゥランギ空港、ジョグジャカルタ特別州のジョグジャカルタ空港の7つの空港。対象となるのは日本、米国、中国、インド、オーストラリアなど43カ国。

大阪・舞洲で万博見据え完全自動運転車両の実証実験

大阪メトロなどは4月6日、3年後に開かれる大阪・関西万博を見据え、大阪市・舞洲に設けられた実験会場で運転手のいない完全自動運転車両の実証実験を行った。会場には自動運転の小型バスなど19台の車両を用意。
実際の道路に見立て、信号機や横断歩道も設置された実験会場の中を、自動運転のバスや配送用の小型車両などを時速20kほどで走らせ、関係者が乗り心地を確認した。このほか、道路のカーブに沿ってスムーズに走るか、信号機を見落とすことなく走行できるかなどを確かめていた。
今回の実証実験で使われた車両は、場所を限定したうえで完全に自動で運転する「レベル4」のため、運転席もハンドルもない。大阪メトロは大阪・関西万博会場での人に移動に自動運転車両を導入したい考え。

インドネシア国際モーターショ 初の国産EVも

インドネシアのジャカルタ近郊で、3月31日から4月10日まで「インドネシア国際モーターショー(IIMS)」が開かれている。IIMSを主催した会社は開催の目的について、脱炭素社会に向け「IIMSを通して、自動車産業と連携しクリーンエネルギーへの移行の役割を担い、インドネシア政府が掲げる2060年のCO2ネットゼロ目標達成に貢献したい」とした。
乗用車はトヨタ自動車、ホンダなど15ブランド、二輪はホンダヤマハ発動機など14ブランドが出展した。また、複数のブランドが電気自動車(EV)の展示を行い国産ブランドも初展示された。トヨタ自動車は現地販売法人トヨタ・アストラ・モーターが、コンセプトカーとして、バッテリー式EV(BEV)の多目的車(MPV)「キジャン・イノーバ」を開会式当日のみ披露した。廃ブルッド社では「カムリ」「カローラ・アルティス」も展示した。

藤子不二雄Ⓐさん死去「忍者ハットリくん」「怪物くん」

「忍者ハットリくん」「オバケのQ太郎「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」など、故藤子・F・不二雄さんとのコンビ「藤子不二雄」として、戦後の児童・少年漫画を代表する描き手として知られた藤子不二雄Ⓐ(ふじこ・ふじお・えー、本名:安孫子素雄=あびこ・もとお)さんが神奈川県川崎市内の自宅で死去していたことが4月7日、分かった。88歳だった。
手塚治虫氏にあこがれて漫画家を志望。「藤子不二雄」で活動を開始。1964年に「少年サンデー」で連載を始めた「オバケのQ太郎」がヒット。コンビ解消後、単独で活動していた。代表作はほかに「プロゴルファー猿」などがある。

ADB 22年東南アGDP4.9%成長 ベトナム6.5%で最高

アジア開発銀行(ADB)は4月6日、今年のアジア11カ国の実質国内総生産(GDP)成長率が全体で4.9%になるとの「アジア経済見通し(ADO)2022版」を発表した。2021年12月の前回見通しから0.2ポイント下方修正したが、2021年を大きく上回るとみている。
最も高い成長が見込まれているのはベトナムで6.5%、次いでマレーシアとフィリピンがそれぞれ6.0%、シンガポールは唯一、鈍化し、4.3%にとどまると予測している。

日本2月消費支出1.1%増加 2カ月連続プラス

総務省が4月5日発表した2月の消費支出によると、2人以上世帯の消費支出は25万7,887円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.1%増加した。前年同月を上回るのは2カ月連続。新型コロナの感染拡大により緊急事態宣言が出されていた前年同月からの反動によるもの。
品目別では携帯電話機器の好調で「交通・通信」が11.4%増となった。「教養娯楽」は5.6%増。「食料」は3.6%減だった。

インドネシア「ハラル」認証機関 日本に検査官常駐

インドネシアの聖職者団体で、イスラム教の教義に合っているかを示す「ハラル」の認証を担う「インドネシア・ウラマー評議会」(MUI)はこのほど、日本国内に事務所を開設した。同事務所には検査官が常駐し、日本で暮らすムスリム(イスラム教徒)が必要とする飲・食料品など、日本企業の認証申請に迅速に対応できるようになる。

JAXA 宇宙飛行士に4,127人応募 前回の4.3倍 過去最多 

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月5日、13年ぶりに行われた宇宙飛行士募集への応募者は4,127人だったと発表した。963人だった前回2008年の約4.3倍で過去最多となった。応募者の年齢は17~73歳で、30代、40代、20代以下の順で多かった。男性3,204人(77.6%)、女性919人(22.3%)、その他4人(0.1%)で、女性の応募者は目標の3割に届かなかった。今回は多様な人材を獲得するため、初めて学歴不問とするなど応募条件を大幅に緩和した。

ウクライナ避難民20人が政府専用機で日本に到着

ロシアのウクライナ軍事侵攻により避難を余儀なくされ、日本時間の4月4日夜、ポーランドを出発した、日本への渡航を希望したウクライナ人20人が5日午前、政府専用機で羽田空港に到着した。政府関係者によると、避難民は6~66歳の男女。
政府は避難民を積極的に受け入れ、ウクライナ支援に取り組む姿勢を示す。避難民に滞在施設を提供し、当面の生活費も支給する。最長90日の短期滞在で入国してもらい、希望があれば就労が可能で1年間滞在できる「特定活動」の資格に切り替える。日本語教育などの支援も行う。
日本政府は3日までに404人のウクライナ避難民を受け入れている。