日本女子バスケット初の決勝進出 歴史塗り替える

東京五輪・女子バスケットの準決勝が8月6日行われ、世界ランキング10位の日本が同5位のフランスを87-71で破った。ベルギーに86-85で競り勝った準々決勝の勢いそのままに、スピード感あふれる、溌溂としたプレイで歴史をまた塗り替えた。この結果、男女を通じバスケットで初のメダルを確定させた。8日の決勝で米国に挑む。

女子マラソンで一山麻緒 17年ぶりの8位入賞

東京五輪・陸上は札幌市で8月7日、女子マラソンが猛烈な暑さを考慮し、競技開始時間を予定を1時間早めて行われた。日本の一山麻緒(24)が2時間30分13秒で8位に入賞した。日本勢の入賞は2004年アテネ五輪以来、17年ぶり。優勝はケニアのジェプチルチルで、タイムは2時間27分20秒。鈴木亜由子(29)は19位、前田穂南(25)は33位。

被爆76年 惨禍繰り返さない,刻む祈り「原爆の日」

広島は8月6日、1945年の被爆から76回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族らが犠牲者を悼んだ。
式典は昨年に続き規模が縮小された。被爆者や遺族、海外からは84カ国と欧州連合(EU)の代表者が参列した。原爆が投下された午前8時15分には平和の鐘が鳴り、参列者は黙とうを捧げた。そして核兵器のない世界へ祈りを込めた。原爆投下の惨禍を二度と繰り返さないためには、被爆者の記憶と教訓を共有し、国内外に発信し続けていくことが求められる。

日本卓球女子団体 中国の壁破れず「銀」で終戦

東京五輪・卓球女子団体の決勝戦は8月5日行われ、日本勢の健闘虚しく、またも中国の壁は破れず銀メダルに終わった。ただ、ダブルス、シングルスに出場した石川佳純、平野美宇、伊藤美誠は溌溂とした高速・技術プレーで会場を驚かせ、中国選手・コーチ陣を慌てさせる場面もみられた。敗れたが、日本卓球女子のレベルの高さを示した。とくに伊藤は、今大会の新種目混合ダブルスで水谷隼とくみ、中国ペアを破り金メダル、シングルスで銅メダル、そして団体で銀メダルと3個のメダルに輝いた。

政府「まん延防止」8県追加し13道府県に拡大

日本政府は8月5日、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の全国的な爆発的拡大を受け、「まん延防止等重点措置」の対象に福島、茨城、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県を追加することを正式に決めた。期間は8月8日から31日。
この結果、まん延防止等重点措置適用の地域は、すでに対象となっている5道府県を合わせ13道府県、「緊急事態宣言」発令中の6都府県を含め、新型コロナウイルス対策対象自治体は19都道府県に増える。