「緊急事態宣言」大阪と首都圏3県追加 8月末まで

日本政府は7月30日、新型コロナウイルス対策本部を開き、神奈川、埼玉、千葉の首都圏3県と大阪府に「緊急事態宣言」を発令した。期間は8月2~31日。現在、同宣言発令中の東京都と沖縄県も8月31日までの延長を決めた。
新型コロナウイルスの変異株、デルタ株の全国への爆発的な広がりに伴う新規感染者の急拡大を受けたもの。新規感染者は連日過去最多を更新、7月30日の日本全体の新規感染者は1万744人に上っている。

渡辺・東野組が銅 バドミントン混合ダブルスで初

バドミントン混合ダブルス3位決定戦が7月30日行われ、渡辺勇大、東野有紗組が香港ペアを2-0で下し、銅メダルを獲得した。この種目での日本勢のメダルは初めてで、バドミントン競技でのメダル獲得も今大会初。
また同日、女子シングルス準決勝で、2016年リオ五輪銅メダルの奥原希望は1-2で逆転負けし、4強入りを逃した。

柔道男女とも金 ウルフマロン・濵田尚里が快挙

日本柔道のメダルラッシュが続いている。7月29日は男子100㌔級でウルフマロン、女子78㌔級で初出場の濵田尚里がそれぞれ金メダルに輝いた。柔道の金メダル獲得は6日連続。
男子のウルフマロンは自身が言葉にする「泥臭い柔道」で、決勝戦まで相次ぐ延長戦の死闘を制し、頂点に立った。この結果、現在の柔道の日本代表監督の井上康生が獲得して以来、遠のいていた100㌔級の覇権を奪回した。女子の濵田尚里は真骨頂の「寝技」が冴えわたり、新旧世界王者を含め”なで斬り”。決勝戦まで4試合で要した時間は、わずか7分42秒だった。

中国 3人目の出産容認に関する子育て支援策発表

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国共産党中央委員会および国務院はこのほど、「出産政策の最適化による人口のバランスの取れた長期的発展の促進に関する決定」と題する政策を発表した。
同政策では、人口構造を改善して高齢化に積極的に国家戦略を実現し、中国の人的資源の優位性を維持し、合計特殊出生率の下降傾向を緩和するうえで重大な意義があると解説している。3人目の出産を容認する政策の実施にについて、「人口・計画成育法」の改定、「社会扶養費」など育児制限措置の撤廃、出産や育児、教育にかかるコストの引き下げなどの措置が規定された。
具体的な子育て支援策としては、多様な託児サービスを提供すること、産休・授乳休暇制度を厳格に実施し、一部の地域において父母の育児休暇制度を試行すること、幼稚園2・3歳児を受け入れるよう奨励すること、3歳以下の幼児にかかる子育て費用について、個人所得税からの控除を検討すること、未成年の子がいる家庭に対する家賃補助や住宅購入時の優遇策を地方政府が検討すること-などが盛り込まれた。
中国には約4,200万人の3歳以下乳幼児がおり、そのうち3分の1の家庭では託児サービスに対する需要が強い一方、実際のサービス供給は乳幼児数の5.5%程度にとどまっている。

日本バドミントン危機 桃田,フクヒロ,ナガマツら敗退

競技が始まる前まで断然のメダル候補が揃っていると思われた日本バドミントン陣営が、有力選手の相次ぐ敗退で衝撃が走っている。男子シングルスで世界ランキング1位で金メダル最有力とみられていた桃田賢斗が7月28日、予選リーグでまさかの敗退。王者の予選敗退に、”最大の番狂わせ”と報じられている。
女子ダブルスで世界ランキング1位の福島由紀・廣田彩花(フクヒロ)組、同世界2位の永原和可那・松本麻佑(ナガマツ)組が29日、それぞれ決勝戦を見据えたはずの準決勝で敗れ、4強入りを逃した。
また、男子ダブルスの遠藤大由・渡辺雄大組、園田啓伍・嘉村健士組もそれぞれ準決勝で敗れた。

体操男子個人で橋本大輝が逆転金 日本勢3大会連続V

7月28日に行われた体操男子個人総合決勝で、橋本大輝が大接戦を逆転で制し、金メダルを獲得した。内村航平の2連覇に続く日本勢3大会連続Vを達成した。19歳の橋本は個人総合Vで、2009年の世界選手権の内村の20歳を抜き、五輪、世界選手権での日本勢最年少優勝となった。18歳の北園丈琉も個人総合で5位と健闘した。

コロナ東京3,177人,全国で9,576人と初の9,000人超え

東京都は7月28日、新型コロナウイルスの新規感染者が3,177人確認されたと発表した。前日2,848人と過去最多を記録したばかりだったが、2日連続で最多を更新した。全国の新規感染者も初めて9,000人を超え、9,576人に上った。
神奈川、千葉、埼玉3県では同日、それぞれ1,051人、577人、870人が確認され、いずれも最多となった。感染力が強いデルタ株の感染拡大が全国に急拡大しているが、とりわけ首都圏での想定を大幅に上回る増え方が目立っている。