5月消費者心理2カ月連続改善 基調判断を上方修正

内閣府が5月31日発表した5月の消費動向調査によると、消費者心理を表す消費者態度指数(季節調整値)は、4月より1.1ポイント高い34.1と、2カ月続けて前月を上回った。
調査期間は5月7〜20日。内閣府は消費者心理の基調判断について「下げ止まりの動きが見られる」に上方修正した。上方修正は2021年10月以来7カ月ぶり。4月は「弱い動きがみられる」だった。

4月失業率2.5% 3カ月連続改善 コロナ前の水準に

総務省が5月31日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は、前月から0.1ポイント下がり2.5%となった。改善は3カ月連続で、新型コロナの影響が本格的に出る前の2020年3月の水準に戻った。
一方、厚生労働省が同日公表した4月の有効求人倍率も前月から0.01ポイント上昇の1.23倍と4カ月連続で改善した。

北朝鮮のコロナ発熱患者累計355万人 死者70人

北朝鮮の朝鮮中央通信などによると、新型コロナウイルスへの感染が疑われる発熱患者数が5月29日までの1日で新たに10万人超確認された。減少傾向にあったが、再び10万人を超えた。この結果、4月末からの累計で約355万人となり、うち、約94%は回復したとしている。死者は合計70人。

競馬 日本ダービー 武豊騎乗のドウデュース優勝

競馬の第89回日本ダービー(東京優駿)(G1、2400m芝、3歳18頭出走)は5月29日、東京・府中市の東京競馬場で行われ、3番人気のドウデュース(武豊騎乗、友道康夫厩舎)が2分21秒9のレースレコードで優勝し、G1・2勝目を挙げた。
中団の後方でレースを進めたドウデュースは、早めに先頭に立った7番人気のアスクビクターモアを残り150m付近で捉えると、2番人気のイクイノックスの追い込みを危なげなく退けた。皐月賞馬で4番人気のジオグリフは7着だった。
武騎手はスペシャルウィーク、アドマイヤベガ、多ニノギムレット、ディープインパクト、キズナに次いで6度目の制覇で、自身が持つ最多勝利記録を更新。53歳でのダービー勝利は最年長。友道調教師はこのレース3勝目。

ラグビーリーグワン 埼玉が東京降し初代王者に

ラグビーの新たな日本国内最高峰リーグ、NTTリーグワンの1部プレーオフ決勝が5月29日、東京・国立競技場で行われ、埼玉(旧パナソニック)が東京SG(旧サントリー)に18ー12で競り勝ち、初代王者に輝いた。観客は今季最多の3万3,604人だった。
ラグビーリーグワンは、ラグビー人気の定着と拡大を目指し、前身のトップリーグ(TL)を刷新して、1月に開幕。TLで最多の優勝5回を誇る強豪同士の、初代王者を決めるのにふさわしい一戦だった。

急激な円安「経営に悪影響」45.2% 関経連調査

関西経済連合会の調査によると、回答企業のほぼ半数が1ドル=130円を突破する最近の急激な円安が経営に悪影響を与えていると感じていることが分かった。調査は4月28日〜5月18日に実施された。
回答した115社のうち52社が(45.2%)が円安の影響は、経営に「マイナス」としており、「プラス」はわずか19社(16.5%)にとどまった。回答した会員企業を上場区分別にみると、東証プライム市場の上場企業ではマイナスが35.8%で、プラスも28.3%あった。一方、非上場企業ではマイナスが53.6%に上り、プラスはわずか5.4%に過ぎなかった。行き過ぎた円安は、中堅・中小企業にとってマイナスの影響が大きいことが浮き彫りになった。

3年ぶり「相生ペーロン祭」長崎から伝来100周年

中国由来の木造手漕ぎ舟「ペーロン」の速さを競う「相生ペーロン祭」が5月29日、兵庫県相生市で2019年以来3年ぶりに開催された。今年はペーロンが長崎県から相生市に伝えられて100周年を記念する大会となった。
兵庫県内外から企業や自治体、高校生ら39チーム が参加。それぞれ全長約13m、32人乗りの舟、ペーロンに乗り込んで銅鑼(どら)や太鼓の音を響かせ、勇ましい掛け声を上げながら、レースを楽しんだ。2020年、2021年は新型コロナウイルス禍で中止された。