政府の教育未来創造会議(議長・岸田首相)は5月10日、第1次提言をまとめた。要点は低所得層(年収380万円未満)の学生向けに授業料減免と給付型奨学金を支給する制度を巡り、支援対象を広げるよう提言した。年収380万円以上の世帯でも理工農学部系の学生や、多子世帯を支援対象に加えるよう求めた。
また、在学中は授業料は払わず、卒業後に所得に応じて納付する「出世払い」方式の奨学金制度を大学院生向けに導入することも提言した。
国の借金初の1,000兆円超え 18年連続で過去最大更新
WHO 中国の”ゼロコロナ”「持続可能ではない」
山梨大 二ホンオオカミは日本で誕生 DNA解析で新説
21年度の消費支出1.6%増と4年ぶりプラスに
経済危機のスリランカ 首相が辞任表明 大統領の兄
プーチン氏 5/9 軍事侵攻を正当化 「戦争」宣言なし
ロシアのプーチン大統領は対ドイツ戦勝記念日の5月9日、戦況の変わり目になるのではないかと注目されていた、軍事パレードで演説した。ただ、局面打開、攻勢への文言は一切なく「やむを得ない、時宜を得た唯一の正しい決断だった」と侵攻を正当化する、ロシア国内の国民の支持をつなぎ留めておくための内容に終始した。
しかし、国外に脱出したロシア人らは、「プーチン氏の言葉はウソばかり」「すべてが政権維持のプロパガンダ」などと非難。冷静に受け止め、失望したとの感想が相次いだ。そして本質は、プーチン氏が自らの偏った歴史観のもと、虚構の”敵”をつくり出して戦争を仕掛け、民間人をも対象に殺戮を繰り返しているとの声さえ聞かれた。
欧米で憶測が浮上していたウクライナへの「戦争」宣言はなかった。また、「勝利」の文言や「核」にも言及しなかった。