米 「民主主義」評価し台湾のTPP加盟申請を後押し

米国務省のプライス報道官は9月24日、非加盟国の米国として加盟の是非を判断する立場にないと前置きしたうえで、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に加盟申請した台湾について、世界貿易機関(WTO)の責任あるメンバーであり「民主主義の価値を信奉している」などと指摘し、加盟にふさわしいと後押しする立場を示した。一方、中国については「非市場的な貿易慣行」などと批判し、対照的な評価を下した。

米 ファーウェイ孟副会長の中国帰国を容認 司法取引で

米司法省は9月24日、カナダ・バンクーバーの空港で2018年12月、拘束された中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)との間で、司法取引が成立し、同氏の中国帰国を容認することで合意した。これにより、同氏はバンクーバーで即日、釈放された。
米司法省は2019年1月、孟氏とファーウェイを銀行詐欺罪などで起訴。後に保釈され、米国に身柄を送還すべきか判断する審理がカナダの裁判所で続いていた。
米司法省によると、孟氏は米国の制裁対象であるイランとファーウェイの取引を続けるため、金融機関に誤った説明をしたことを認めた。同省は代わりに起訴を猶予し、カナダから米国への引き渡し要請を取り下げる。

慶応大 通信エラーほぼゼロの光ファイバー開発

慶応義塾大学の小池康博教授らの研究チームは、通信エラーがほぼ発生しないプラスチック製の光ファイバーを開発した。内部の光の通り方を制御し、誤送信の原因となる通信時のノイズを減らした。データセンターの省電力化や自動運転車における通信遅延の低減につながる。2022年以降の商用化を目指す。
光ファイバーは映像や音声などな情報を伝送するためのケーブルで、現在はガラス製のものが主流。大容量のデータを高速で送る場合、通信エラーが避けられず、、そのため通信の遅延や消費電力の増大が課題となっている。

東証大引け3万円台回復 中国恒大集団巡る不安後退で

東京株式市場は9月24日、日経平均株価が大幅に反発し、大引けは前営業日比609円41銭(2.06%)高の3万0248円81銭だった。終値で3万円台に乗せるのは17日以来1週間ぶり。世界的に株式相場の下押し要因となっていた、中国不動産業界2位の恒大集団の巨額の債務問題を巡る不安がいったん後退し、短期筋による株価指数先物への買い戻しが先行した。円安・ドル高の進行も輸出関連株への買い安心感を誘い、主力株はほぼ全面高となった。

ワクチン接種率 9/19時点で日本が54.8%で米国上回る

新型コロナウイルスワクチンの日本の接種率が米国を上回った。日本国内で接種した割合は9月19日時点で人口の54.8%となり、同日までで54.7%だった米国を逆転した。ワクチン接種については、スタート時から欧米主要国に大きく後れを取っていたが、ようやくまず米国に追い付いた形。
日本政府はワクチン接種の普及を前提に、コロナ対策の行動制限を緩める方針で、経済の正常化に向けて、また感染患者の重症化を防ぐ手立てとしても、接種の促進が引き続き課題となる。

台湾 TPPへ加入申請 中国の反発必至 協議は難航か

台湾は9月22日、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)へ加入申請した。ただ、TPPを巡っては中国も先週、加入を申請したばかり。「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」と主張する中国の反発は必至で、加入に向けた交渉がスムーズに始まるかどうかは疑問だ。すでに中国共産党系メディア「環球時報」電子版は22日夜、台湾の通信社の記事を引用し「かく乱だ」とする見出しで速報を流している。
これに対し日本の茂木敏充外相は「まず台湾の加盟申請を歓迎する」と述べた。外務省幹部も、「台湾はTPP加入にあたって求められるハイレベルな基準を満たすことが期待できるのではないか。日本と共通の価値観を共有するパートナーである台湾が、加入を正式に申請したことを肯定的に受け止めている」と述べている。また日本の政府関係者も「TPPが求める高いレベルの基準を満たすかどうか見極める必要があるが、基準をクリアできるのであれば、日本政府としては歓迎することになるだろう」としている。

ADB アジア太平洋地域の21年成長率7.1%へ下方修正

アジア開発銀行(本部:フィリピン・マニラ、ADB)は9月22日、日本など一部先進国を除いたアジア太平洋地域の2021年の実質国内総生産(GDP)成長率について、前年比で7.1%になる見込みだと発表した。7月時点の7.2%予測から0.1ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの変異株の広がりや、ワクチン接種が予想されたほど進んでいないことが考慮されたもの。