豊田章男会長の24年度報酬19億4,900万円 歴代役員最高

6月18日公開された有価証券報告書によると、トヨタ自動車の豊田章男会長の2024年度の役員報酬は19億4,900万円で、歴代役員で過去最高だった前年より2割、約3億円多くなったことが分かった。同会長の役員報酬は、固定報酬3億9,500万円に加え、業績連動のボーナスが6億100万円、株式報酬が9億5,300万円だった。

武庫川女子大 共学化方針固める 2027年度めど 厳しさ増す 

武庫川女子大学(本部所在地:兵庫県西宮市)が6月17日、2027年度をめどに共学化する方針を固めたことが分かった。同大学は13学部で学生数は9,635人。関西では京都女子大学、同志社女子大学と並ぶ大規模校で、関西圏だけでなく西日本一帯から学生を集めており、経営は順調と見られていた。
関西圏では学生数の減少により、2023年に神戸海星女子学院大学、2025年に京都ノートルダム女子大学がそれぞれ学生募集停止を発表している。女子大学を取り巻く環境は、予想以上に厳しさを増していることをうかがわせる。

5月訪日客 過去最多の369万人 韓国82万人, 中国44,8%増

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、5月の訪日外国人客数は前年同月比21.5%増の369万3,300人で、5月としては過去最多となった。全体の訪日客数は単月で最多だった4月の390万8,900人を下回った。
国・地域別でみると、最も多かったのは韓国で前年同月比11.8%増の82万5,800人に上った。次いで、中国が44.8%増の78万9,900人だった。
1〜5月累計では1,814万100人で、年間4,000万人を上回るペースで推移している。

百日ぜき 初の週3,000人超え 感染拡大 18年以降最多更新

国立健康危機管理研究機構は6月17日、全国の医療機関から6月2〜8日の1週間に報告された百日ぜきの患者数(速報値)が3,044人に上ったと発表した。現在の集計法となった2018年以降の最多を更新し、初めて1週間当たり3,000人を超えた。前週より700人ほど多く、感染拡大が続いている。
この結果、百日ぜきの今年の累計患者数は2万8,553人となり、2024年の年間4,054人を大幅に上回っている。

外務省 イラン全土に最も高いレベル4「退避勧告」戦況激化

イスラエル軍がイランへの攻勢を強める中、外務省は6月17日、イラン全土の日本人滞在者を対象に、最も高いレベルの「退避勧告」を出した。首都テヘランを含む大部分に出していたレベル3の「渡航中止勧告」を、戦況激化に伴いレベル4の「退避勧告」に引き上げたもの。
イラン国内には現時点でおよそ300人の日本人がおり、外務省は速やかに国外に退避することや、やむを得ず滞在する場合は十分な安全対策を講じるよう求めている。

自転車”青切符”反則金決定, 26年4月から信号無視6,000円

政府は6月17日の閣議で自転車の113の交通違反について”青切符”の対象とし、反則金の額を決定し、2026年4月から取り締まりが行われることになった。
主な反則金は、携帯電話を使用しながら運転する「ながら運転」が1万2,000円、踏切遮断機への立ち入りが7,000円、信号無視が6,000円、逆走や歩道通行など運行区分違反は6,000円、並んで走行する並進禁止違反が3,000円、一時不停止は5,000円、ブレーキが利かないなど制動装備の不良は5,000円、無灯火は5,000円、2人乗りは3,000円ーーなどとなっている。

「世界一を視野に入れ準備」サッカー森保一監督が抱負

サッカー日本代表の森保一監督が6月16日、2026年6月11日のワールドカップ(W杯)北中米大会開幕に向けて、「世界一を視野に入れて準備をしてW杯に挑めるようにしたい」と抱負を語った。
日本史上最速で本大会出場を決めたアジア最終予選の戦いを振り返りつつ、「個々の力を生かしながら、組織力や和をもって戦えば優勝することも実現可能だ」と明言。地道に実力をつけてきた日本サッカーの歴史を継承したいとの思いを込め、「継続の積み上げを」と記した色紙を披露した。

コメ店頭価格3週連続下落 5㌔4,176円 前年の2,000円高

農林水産相が6月16日発表したコメの平均店頭価格は5kgあたり4,176円で、前週比48円(1.1%)値下がりした。安価な政府備蓄米の流通拡大が全体の価格水準を押し下げた。この結果、2023年8〜9月以来90週ぶりの3週連続の下落となった。
ただ、これでも前年同期(2,169円)と比べると、いぜんとして2,000円超高の2倍近い水準にとどまっている。

大谷663日ぶり”二刀流復帰”1回1失点, MAX161㌔マーク

MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)が6月17日、本拠地・ロサンゼルスでのサンディエゴ・パドレス戦に1番・DH・”先発投手”の二刀流で出場し、1回28球を投げて、被安打2、失点1(自責点1)のピッチングを披露した。最速は161キロをマーク、予想以上の回復ぶりを示した。
エンゼルス在籍時の2023年8月24日以来、663日ぶりの”二刀流復帰”を果たした。ドジャース移籍後、初のマウンドで地元ファンに投手・大谷の雄姿を見せた。打撃では4打数2安打2打点、打率は300に戻した。3試合連続、今季24度目のマルチヒットをマークした。
今回のピッチングの経過をみて、じっくりステップを踏みながら、そして肘への負担と回復具合を見ながら、今後順次、投球回数・投球数を増やしていくものとみられる。ドジャースは今年ワールドシリーズ連覇を目標としており、過大な負担は懸けさせず、ポストシーズンに照準を合わせ投手・大谷の回復を目指すもようだ。