大谷翔平と10年契約, 背番号「17」ドジャースが正式発表

米大リーグのドジャースは12月11日(日本時間12日)、エンゼルスからフリーエージェントになっていた大谷翔平と10年契約を結んだと正式発表した。すでに7億ドル(約1,015億円)の大型契約で合意している。球団の交流サイト(SNS)によると、背番号はエンゼルス時代と同様、「17」。

外国人 就労1年で転職可能案→自民党案で3年に逆戻り

外国人非熟練労働者の受け入れ資格の技能実習に代わる新制度案が混迷しそうな情勢となってきた。問題山積の技能実習制度による”負の経験”が、全く改善に生かされないところまで論議が戻りつつある。
政府の有識者会議は10月に、原則1年超で転職可能の報告書をまとめた。ところが12月12日、自民党の特別委員会で示された案は一転、3年間は特定の企業などで就労すべきだとする現行制度の内容に戻ってしまったのだ。政府の有識者会議で積み重ねられた議論は何だったのか?政府と自民党の間で政策調整が不全に陥っているのか?目先の党利党略で決められていい問題ではないはずだ。

旧統一教会被害者救済法 参院本会議で可決・成立

旧統一教会被害者救済をめぐり、国が裁判所に解散命令を請求した宗教法人の資産の状況を適時把握できるようにするための法律が12月13日、参院本会議で可決、成立した。当該の宗教法人が不動産を処分する前に行政機関への届け出を義務付けるほか、財産目録を3カ月ごとに提出することも盛り込まれている。

今年の漢字は「税」インボイス制度など税論議で

今回で29回目となる2023年の世相を1字で表す”今年の漢字”が「税」に決まり、日本漢字能力検定協会が12月12日、京都市東山区の清水寺で発表した。1年を通じて増税議論が活発に行われたほか、インボイス制度など「税」にまつわる話題が続いた点が理由として挙げられた。
応募総数は14万7,878票で、「税」は5,976票(4%)だった。この漢字が選ばれるのは2014年以来2回目。2位は「暑」(3.7%)、3位は「戦」(3.3%)、4位に「虎」(3.1%)が入った。

都内アンテナショップ 2年ぶりに過去最高の62店舗に回復

一般財団法人「地域活性化センター」(所在地:東京都中央区)のまとめによると、2023年4月1日時点の東京都内のアンテナショップ数は2022年4月1日時点の59店舗から、2年ぶりに過去最高の62店舗に回復した。1年間で新設や移転などで6店舗が調査対象に加わり、3店舗が閉館と休館で調査対象から外れた。新型コロナウイルス禍の落ち着きによる人流や消費の回復によるもので、店舗ごとの売り上げも戻りつつある。

大企業10〜12月期景況感 3期連続プラス, 製造業も

内閣府と財務省が12月11日発表した10〜12月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景気判断指数(BSI)はプラス4.8と3四半期連続のプラスだった。製造業がプラス5.7、非製造業もプラス4.4だった。大企業のうち製造業は2四半期連続のプラスとなった。また非製造業は5四半期連続でプラスとなった。新型コロナウイルス禍からの経済活動の正常化に伴う人流の増加やインバウンドの回復によるもの。宿泊業や飲食サービス業が好調で、サービス業のBSIは5.4だった。

京都・舞鶴漁港 ブランド化目指す「特選京鰆」出荷開始

京都府の舞鶴漁協で12月8日、「特選京鰆(とくせんきょうさわら)」としてブランド化を目指しているサワラの出荷が始まった。同府漁業協同組合は沿岸の定置網漁にかかったサワラのうち、3kg以上の状態のよいものを「特選京鰆」と名付けてブランド化を目指しており、毎年、脂ののり具合などによって、出荷する時期を決めている。
同日、次々と水揚げされたサワラは漁協の職員によって大きさや脂の量など状態のよいものがブランド品として選別されその後、仲買人たちが競り落としていた。特選京鰆の出荷は2024年3月下旬まで行われる予定。
農林水産省の統計では、2022年に京都府で水揚げされたサワラはおよそ1,100トンで国内では最多で、全国でも有数のサワラ漁獲量を誇っている。

奈良 大神神社で迎春準備, 重さ400kgの大注連縄かけ替え

奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社で12月10日、迎春準備として拝殿前の重さ約400kgの大注連縄(おおしめなわ)がかけ替えられた。大注連縄は長さ約8m、最も太い部分は約1mにもなる破格サイズ。約200人の参拝者もお祓(はら)いをうけ、神職の指示に合わせ作業を手伝っていた。

競馬の阪神JF アスコリピチェーノが2歳牝馬女王

2024年の牝馬クラシックを占う戦い、第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(JF、1600m芝、18頭出走、G1)は12月10日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。今年は傑出した馬が不在で上位人気が分かれ、”大混戦”模様だった。混戦を断ったのは3番人気のアスコリピチェーノ(北村宏司騎乗)で、1分32秒6で優勝。無傷の3連勝でG1を初制覇し、2歳牝馬女王の座に就いた。1着賞金は6,500万円。北村騎手、黒岩陽一調教師はいずれもこのレース初勝利。
アスコリピチェーノは最後の直線で鮮やかな末脚を繰り出し、5番人気のステレンボッシュを首差抑えた。さらに1馬身1/4差の3着は2番人気のコラソンビートが入った。1番人気の支持を集めたサフィラは4着だった。