米国のバイデン政権は12月16日、中国の人権侵害や軍事開発に関わったとしてドローン大手のDJIなど42社・団体に制裁を科すと発表した。米国人の証券投資を禁じたり事実上の禁輸措置を課す。2022年2月以降発効する。いずれも顔認証などの監視技術を使って、新疆ウイグル自治区のウイグル族の弾圧に加担したと問題視した。
インドネシア・ジャカルタでオミクロン株感染者初確認
石炭火力発電 21年は過去最高に IEA予測 中印の石炭需要急増
国際エネルギー機関(IEA)は12月17日、世界の石炭火力による2021年の発電量が過去最高になるとの見通しを発表した。新型コロナ禍からの景気回復を背景に中国とインドの石炭需要が急増した。国際社会は気候変動に取り組み脱炭素を大きく掲げているが、現状の取り組みはこれとは裏腹にCO2を多く排出する石炭火力に依存している現状が浮かび上がった。
IEAが同日公表した石炭に関する年次報告書によると、2021年の石炭火力の発電量は1万350テラワット時で前年比9%増える見通し。天然ガス価格の高騰で石炭発電の利用が増えたこともその一因。世界のほとんどの主要地域で2020年に比べて石炭火力での消費は増えているものの、中国とインドはコロナ禍前の2019年の水準を超え、それぞれ過去最高水準になるとみられる。
プロ野球 MVPは村上と山本が初受賞 新人王は栗林と宮城
プロ野球選手の表彰式「NPB AWARDS」が12月15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)と、パ・リーグがオリックスの山本由伸投手(23)が選ばれた。両選手はチームをリーグ優勝へ導く原動力となった。村上選手は史上最年少での通算100号を達成。打率2割7分8厘、39本塁打、112打点の成績を残し、初の本塁打王を獲得した。山本選手は18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率7割8分3厘と、圧倒的な数字を残した。
新人王はセ・リーグが広島の栗林良吏投手、パ・リーグがオリックスの宮城大弥投手が選出された。栗林は今季、1年目からクローザーとして大活躍。53試合に登板し0勝1敗、37セーブ、防御率0.86.新人新記録となる開幕から22試合連続無失点に始まり、2015年のDeNA・山崎に並ぶ新人最多タイの37セーブを積み上げた。宮城は2年目の今季、23試合に登板し13勝4敗、防御率2.51。エースの山本とともに、チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。
11月訪日外客数2万700人 変異株で暗雲 国際的な移動が制約
ガソリン165円90銭 5週連続下落も,いぜん高値水準続く
日本政府 脱炭素へ官民ファンドを創設へ 財投融資200億円
AIが生活習慣病の発症確率予測 大阪大が開発 府民向け
貿易赤字11月9,547億円 4カ月連続 輸入額43.8%増の過去最高
府知事ら万博で先進技術紹介へ法整備や規制緩和を国に要望
大阪府の吉村知事は12月14日、関西経済連合会(関経連)の松本会長、博覧会協会の石毛事務総長などと内閣府を訪れ、若宮万博担当相に、2025年の大阪・関西万博で様々な先進技術を幅広く紹介できるよう必要な法整備や規制緩和を要望した。
要望書では、万博を「未来社会の実験場」と位置付け、①ドローンの技術などを応用した「空飛ぶクルマ」が実現できるよう、必要な規制緩和を求めた②来場者に未来の医療機器を体感してもらおうと、未承認の機器を展示するための規制緩和-などを盛り込んでいる。
面会の後、若宮担当相は「万博のアクションプランを年内に取りまとめるべく準備を進めている。地元と連携しつつ、オールジャパンで国家的プロジェクトを成功させたい」と述べた。吉村知事は同日、松野官房長官などとも面会し、同様の要望を行った。