日本 入国制限緩和スタート 接種3回で待機免除

日本政府は3月1日、先に発表した通り、新型コロナウイルス感染拡大による入国制限を緩和した。1日当たりの入国者数の上限を3,500人から5,000人に引き上げ、原則禁止だった外国人の新規入国をビジネス関係者や技能実習生、留学生など、観光目的以外で認めた。また、入国後7日間の待機期間もワクチン3回接種を条件に免除する。

東大 認知症の病因「タウタンパク質」が脳から除去されるメカニズムを解明

東京大学などの研究グループは2月26日、アルツハイマー病をはじめとする様々な認知症疾患の原因となるタウタンパク質(タウ)が脳内から除去されるメカニズムを発見したと発表した。タウの除去を担う「グリアリンパ系(グリンパティックシステム)の機能が低下したマウスでは、タウの蓄積が増加し、神経細胞が失われることが分かった。これにより、グリアリンパ系の機能の促進が、アルツハイマー病などタウの蓄積する認知症の新たな予防・治療法として期待される。

日本の追加制裁 米ホワイトハウスが「歓迎」異例の声明

米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は2月27日、日本が米欧とともにロシアの大手銀行などを国際決済網から排除する措置に参加することについて「歓迎する」との声明を発表した。日本の参加表明により、主要7カ国(G7)全体がロシアの特定銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)から切り離し、ロシア中央銀行の活動を制限し、ロシアに制裁を科すのを支持することになった点を強調した。
ブリンケン米国務長官も同日声明を出し、日本が決めたロシアへの追加制裁について、「日米や他のG7の結束と決意を示すものだ」と評価した。

ロシアで広がる反戦 署名に90万人 拘束者5,700人以上

ロシア各地で「戦争反対」を訴える抗議活動が続き、同国内の反戦デモによる拘束者が5,700人以上に上っている。
ロシア国内では当局による厳重かつ強硬な取り締まりででもは大規模化していないが、インターネット上で反戦を求める呼び掛けには90万人以上が賛同。
また、ロシアでは連日ウクライナ侵攻に反対するデモが行われていて、2月27日も50の都市でおよそ2,500にんが拘束された。この結果、ウクライナ侵攻以降、4日間で合わせて5,700人余が拘束されているという。

日本もSWIFTからのロシア排除に参加 首相が表明

岸田首相は2月27日、「ロシアのウクライナへの侵略により、もはやロシアとの関係をこれまで通りにしていくことはできない。日本はG7各国、国際社会とともにさらに厳しい制裁措置を取る」と述べ、欧米諸国が決めた「SWIFT(国際銀行間通信協会)」からのロシア特定銀行の排除はじめ、ロシアを国際金融システムや世界経済から隔離させる措置を取ることを表明した。欧米諸国から参加要請があり、日本もこの取り組みに加わる。

ウクライナ難民37万人 国境になお長蛇の列

ロシアによる軍事侵攻が激しさを増す中、ウクライナを逃れる人が急増している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2月27日までに約36万8,000人が国境を越えて隣国に入国したと明らかにした。各地の国境にはなお数kmの行列ができており、避難民の数はさらに膨らみそうだ。

ディズニーの累計入園者8億人突破 コロナ禍影響

千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランドは2月26日、両パークの累計入園者が8億人を突破したと発表した。ただ、新型コロナウイルス禍によりセレモニ-の開催は見送り、8億人目の来園者も特定しなかった。
コロナ禍による休園や入場制限が影響し、7億人突破か8億人突破まで4年211日を要した。