東京五輪第6日の7月28日、競泳の女子200m個人メドレーで大橋由悠依が金メダルに輝き、400m個人メドレーとの2冠を達成した。競泳の日本勢で金メダルを複数獲得したのは、男子平泳ぎでアテネ・北京五輪で2大会連続2冠に輝いた北島康介以来。日本の女子選手が同一大会で金メダルを2個獲得するのは夏季五輪では初めて。
このほか同日、競泳陣で男子200mバタフライで日本男子で初めて決勝に進んだ本多灯が銀メダルを獲得した。
ミャンマーで新型コロナ感染拡大続く 死者最多更新
複数のメディアによると、ミャンマーで新型コロナウイルスによる1日あたりの死者数が過去最多を更新している。同国で7月26日発表された新型コロナの新規感染者数は4,630人で、これまでに合わせて27万4,000人を超える感染者が確認されている。陽性率も高く、25日には40.1%に上った。こうした状況を受け、死亡者は26日には396人に上り、前日より41人増えた。
五輪体操男子団体で全員初出場で銀 微差で金逃す
五輪体操男子団体で7月26日、橋本大輝、北園丈琉、谷川航、萱和磨の4人全員が初出場だったが、最後まで優勝争いを演じる大健闘をみせた。しかし、首位のROC(ロシアオリンピック委員会)とは0.103差で金メダルに届かず、銀メダルとなった。リオ五輪からの連覇は成らなかった。
柔道男子73㌔級で大野連覇 女子57㌔級で芳田銅
東京五輪柔道で7月26日も期待通り、メダル獲得が続いた。男子73㌔級で大野将平がリオ五輪に続き金メダル、女子57㌔級で芳田司が銅メダルにそれぞれ輝いた。
「奄美,徳之島,沖縄,西表島」世界自然遺産に登録決定
国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7月26日、「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島」(鹿児島県、沖縄県)の世界自然遺産登録を決めた。亜熱帯の森にアマミノクロウサギ、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど貴重な固有種が数多く根付く生物多様性が評価された。
「黒い雨」訴訟 国が上告断念 政治決着で確定へ
菅義偉首相は7月26日、原爆投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」訴訟を巡り、原告84人(うち14人は死亡)全員を被爆者と認めた広島高裁判決について、上告を断念すると表明した。
これにより、原告が「いずれも黒い雨に遭ったと認められる」と結論付けて全員に被爆者健康手帳を交付するよう命じた広島高裁判決が28日の上告期限を前に政治決着で確定する見通しとなった。
広島県・市の湯崎知事と松井市長は政府に対し、被爆者の高齢化などを理由に、上告断念による裁判の終結と幅広い救済への政治判断を迫っていた。
卓球混合ダブルスで水谷・伊藤組が金メダルの快挙
東京五輪新種目の卓球混合ダブルスの決勝戦で7月26日、水谷隼・伊藤美誠組が、2019年世界選手権覇者の中国ペアにフルセットの末、4-3で逆転勝ちし、日本卓球界悲願の金メダルに輝いた。1988年ソウル五輪で卓球が採用されて以降、全種目を通じて初の金メダルを日本にもたらす快挙を成し遂げた。
ワクチンパスポート 申請受け付け開始 海外渡航用
日本政府と地方自治体は7月26日、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書について、申請の受付を開始した。海外渡航向けの発行が目的で、全国の市区町村が窓口になる。まずイタリア、オーストリア、トルコ、ブルガリア、ポーランドの5カ国が対象となる。接種証明書と査証(ビザ)の発行時や入国審査の際に示すと、相手国に入国した後の待機措置やPCR検査が免除される。
新種目のスケボー女子で西矢が金,中山が銅の快挙
東京五輪新種目のスケートボード女子ストリートで7月26日、13歳の西矢椛(もみじ)が金メダル、16歳の中山楓奈が銅メダルにそれぞれ輝いた。西矢は、バルセロナ五輪の競泳・岩崎恭子(当時14歳)を超え、日本五輪史上最年少での快挙を成し遂げた。西矢は大阪市出身。昨日、金メダルを獲得した男子の堀米雄斗に続き、スケートボードストリートで男女ともに金メダル奪取となった。
金メダル続々 阿部兄妹,大橋,堀米など熱戦制す
熱戦が続く東京五輪で7月25日、日本人選手の金メダルが続出した。柔道男子66㌔級で阿部一二三、同女子52㌔級で阿部詩の兄妹が目標の金メダルに輝いたほか、競泳女子400㍍個人メドレーで初出場の大橋悠依が、今大会競泳陣で初の金メダルに輝き、競泳陣に良い流れを呼び込みそうだ。このほか、今回の東京五輪で正式種目として採用されたスケートボードの男子ストリートで、堀米雄斗が次々と高難度の技を連発し、頂点に立った。