米国防総省は11月3日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表した。この中で、中国は約10年後の2030年までに少なくとも1,000発の核弾頭を保有する意向を持っている公算が大きいと強調している。報告書では、2027年までに最大700発の核弾頭を保有可能になると指摘。空中発射弾道ミサイル(ALBM)のほか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を加えた「核の3本柱」を構築した可能性があるとし、迎撃が困難とされる極超音速兵器の実戦配備への警戒感も示している。
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インド 2070年に温暖化ガス排出ゼロ 首相COP26で表明
インドのモディ首相は11月1日、英グラスゴーで開かれている第26回気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で演説し、2070年までに温暖化ガス排出の実質ゼロを目指すと表明した。インドが排出ゼロ目標を示すのは初めて。
長期で排出量を実質ゼロにする目標を巡っては、日米欧など先進国が2050年までと期限を置いているほか、中国やロシア、サウジアラビアなどの新興国は2060年に設定している。インドはさらに10年遅い2070年にした。
モディ首相はインドの人口は世界の17%を占めるが、温暖化ガス排出量は5%にすぎないと説明。2030年までに再生可能エネルギーなど非化石燃料による発電容量を500GW(ギガワット)にするほか、エネルギー需要の50%を再生可能エネルギーで賄う方針を示した。