三冠馬コントレイル ジャパンカップで有終の美 G1・5勝目

競馬の第41回ジャパンカップ(G1、2,400m、芝18頭)は11月28日、東京競馬場で行われ、、引退レースとなった、昨年の無敗の三冠馬で1番人気のコントレイル(福永祐一騎乗)が2分24秒7で優勝、有終の美を飾った。G1・5勝目を挙げるとともに1着賞金3億円を獲得した。福永騎手、矢作芳人調教師はともにこのレース初勝利。
三冠達成後、不完全燃焼のレースが続いたコントレイルだが、今回はじっくりと7,8番手を追走、最後の直線で豪快に末脚を伸ばし、残り200mをすぎて先頭に立つと、3番人気のオーソリティに2馬身差をつけて快勝した。さらに1馬身半差の3着は、今年の日本ダービー馬で2番人気のシャフリヤール。強いコントレイルが戻ってきたと感じさせた。それだけに、引退が惜しまれる。

日本 11/30から全世界からの外国人の新規入国を原則禁止

岸田首相は11月29日、30日午前0時から世界のすべての国・地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を原則禁止することを明らかにした。南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が、渡航者により広がりを見せていることを受けたもの。
岸田氏は「オミクロン株の病毒性や感染力など、まだ世界的に専門家の分析が行われている途上の状況にある」としたうえで、「わが国として最悪の事態を避けるため、緊急避難的な予防措置として、まずは外国人の入国は11月30日午前0時より、全世界を対象に禁止する」と述べた。

「飲みニケーション」6割が「不要」コロナ禍で支持率急落

日本生命保険の調査によると、お酒を飲みながら職場の仲間と親睦を深める「飲みニケーション」について、6割が「不要」と回答、支持率が急落している。新型コロナウイルス禍で職場の仲間同士で飲食する機会がほとんどなくなり、お酒に頼らない親睦のあり方が求められているのではないか。いずれにしても、2017年の調査開始以来、飲みにケーション不要が初めて「必要」を上回った。

シンガポール22年GDP3~5%増 コロナ禍前の水準に回復

シンガポール貿易産業省は11月24日、2022年の実質国内総生産(GDP)の伸び率が3~5%になるとの見通しを発表した。同日発表した7~9月期のGDP(確報値)は前年同期比7.1%増と、10月中旬に発表した速報値(6.5%増)から上方修正した。新型コロナ禍前の2019年7~9月期のGDPと比べても0.8%増となっており、コロナ前の水準を上回るまでに回復した。2021年通年の成長率も従来予測の6~7%の上限7%程度になると見込む。

ヤクルト 延長戦制し20年ぶり6度目の日本一 川端が殊勲打

東京ヤクルトスワローズとオリックス・バファローズによるプロ野球日本シリーズは、対戦成績4勝2敗でヤクルトが勝ち、20年ぶり6度目の日本一となった。近年まれにみる接線続きの今シリーズを、高津監督の”神采配”がヤクルトを頂点に導いた。
ヤクルト3勝、オリックス2勝で迎えた第6戦は11月27日、ほっともっとフィールド神戸で行われ、今シリーズ初の延長戦になり、12回表、ヤクルトが代打・川端慎吾のレフト前タイムリーで制した。オリックスは球界最高峰の山本由伸投手を擁しながら、勝ち越し点を奪えず。その結果、圧巻の投球で9回141球の熱投を演じた山本に報いられず、ファンが待ち望んだ最終第7戦に持ち込めず惜しくも敗退した。

新変異株で米・欧・アジアも相次ぎ渡航制限 日本も9カ国対象

南アフリカなどで確認された警戒視される新たな新型コロナウイルスの変異株を巡り、世界各国が南アなどからの渡航を制限する動きが11月26日、一斉に広がった。
渡航制限は米国、英国、ドイツ、イタリア、シンガポール、マレーシア、ロシア、サウジアラビアなどが相次いで表明した。具体的には直行便停止や入国の原則禁止のほか、ワクチン接種を受けている人にも隔離を義務付けるなどの措置が含まれる。
日本も入国後に指定施設で10日間の待機を求めると発表した。また、岸田首相は27日、渡航制限対象国にモザンビーク、マラウイ、ザンビアの3カ国を加えると表明した。28日午前0時から適用する。この結果、入国制限対象国は26日に発表した南ア、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ボツワナを合わせた9カ国となった。

経済対策で歳出31兆円 21年度補正予算案決定 国債22兆円

日本政府は11月26日の臨時閣議で2021年度補正予算案を決めた。一般会計の追加歳出の総額は補正予算として過去最大の35兆9,895億円で、このうち経済対策が31兆5,627億円を占める。財源となる歳入の不足分は22兆580億円の国債を発行して賄う。これにより、21年度の新規国債発行額は当初予算の43兆5,970億円と合わせて65兆円超まで膨らむ見通し。この補正予算案は12月6日に召集される臨時国会に提出される。

日本 11/27から南アなど6カ国からの入国規制強化,要警戒へ

日本政府は11月26日、南アフリカで新たな新型コロナウイルスの変異株が検出されたことを受けて、27日から南アフリカやその周辺国計6カ国からの入国に関する規制を強化すると発表した。6カ国からの入国者は、国指定の宿泊施設で10日間の待機が必要となる。適用は27日午前0時から。対象国は南アフリカ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ボツワナ。

WHO 南アで確認「懸念すべき変異株」を「オミクロン株」

世界保健機関(WHO)は11月26日、南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株について、デルタ株などと同様、警戒度が高い「懸念すべき変異株」に指定した。併せてギリシャ文字にちなんだ「オミクロン株」と命名した。
新変異株は、南アの首都プレトリアや最大都市ヨハネスブルクがあるハウテン州で急増。同州だけで77人の感染者を確認。南アからの渡航者により、香港やイスラエルなどにも感染者が確認されている。

ガソリン168円水準で高止まり 2週連続値下がりも家計圧迫

政府の原油備蓄の異例の放出発表にも、ガソリン、灯油、軽油などは期待された値下がりはほとんど見られない。経済産業省が11月25日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、15日時点の前回調査と比べて20銭安い168円70銭だった。2週続けての下落となったが、なお高止まりしている。灯油も記録的な高値水準にあり、ストーブ利用が増えるこの時期だけに、一段と家計を圧迫する状況が続いている。