大阪・関西万博にドイツ・フランスなど新たに6カ国参加

日本政府は4月20日、2025年の大阪・関西万博にドイツ、フランスなど新たに6カ国から参加表明があったと発表した。両国のほか、アルジェリア、インド、ヨルダン、ロシアの各国。G7からの参加表明は今回が初めて。この結果、これまでに参加表明したのは25カ国と3つの国際機関となった。日本政府は150カ国と25の国際機関の参加を目指し、今後も参加を呼び掛ける方針。

大阪府 国に緊急事態宣言の発令を要請 3週間から1カ月程度

大阪府は4月20日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、国に緊急事態宣言の発出を要請することを正式に決めた。府内で新規感染者の感染急拡大が続き、重症病床の運用率をはじめ、ほとんどの指標が最も深刻な「ステージ4」になっていることから、現在実施中の「まん延防止等重点措置」より強い対策を講じる必要があると判断した。宣言期間について、吉村知事は「3週間から1カ月程度必要」としている。今回発令されれば、宣言は3回目となる。

JAXAなどに中国人民解放軍の指示受けたハッカー集団がサイバー攻撃

警察当局の捜査によると、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や防衛関連企業など日本のおよそ200人に上る研究機関や会社が、中国人民解放軍の指示を受けたハッカー集団から大規模なサイバー攻撃を受けていたことが分かった。
警察庁は、日本に滞在していたシステムエンジニアで中国共産党員の30代の男が、サイバー攻撃に使われたレンタルサーバーを5回にわたって偽名で契約していたことを突き止め、4月20日にも書類送検する方針。

日本の20年度輸出入額 コロナ禍でリーマS以来の下げ幅

財務省が4月19日公表した2020年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、コロナ禍により世界経済が低迷した影響で、輸出入額ともにリーマン・ショック後の2009年度以来の下げ幅となった。輸出は前年度比8.4%減の69兆4,873億円、輸入も同11.6%減の68兆1,803億円だった。
国別では米国への輸出は、自動車(16.5%減)や原動機(25.7%減)などの落ち込みで16.5%減、EU向けも輸出入額が減少した。一方、コロナ禍からいち早く回復した中国向け輸出あ非鉄金属やプラスチックなどが大幅に増え、過去最高の15兆8,997億円(9.6%増)となった。この結果、貿易収支は1兆3,070億円で3年ぶりの黒字だった。

ミャンマーでジャーナリスト,北角裕樹さんを拘束,刑務所へ

現地メディアによると、ミャンマーで4月18日夜、最大都市ヤンゴン在住の日本人ジャーナリスト、北角(きたずみ)裕樹さん(45)が治安部隊によって自宅のアパートから連行された。近隣の住民が北角さんが18日午後7時45分ごろ拘束、連行されるのを目撃した。現地の日本大使館は19日、拘束された北角さんは市内のインセイ刑務所に移送されたことを確認したと明らかにした。容疑や健康状態などは確認できていないという。
北角さんは2月26日に取材中、警察に拘束されたが、その時はその日のうちに解放されている。

中国 RCEPの国内手続き完了 ASEANに通知を発表

中国政府は4月16日、日本、中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)など15カ国が署名した地域的な包括的経済連携(RCEP)の国内手続きを完了し、ASEANに通知したと発表した。通知したのはシンガポールに続き2カ国目。中国政府は2022年1月1日にもRCEPが発効するとの見方をしている。

JAXAとANA 旅客機で温室効果ガスの排出量を細かく観測

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と航空大手ANAホールディングスは、温室効果ガスの排出削減に向けて日本各地の排出量を旅客機で上空から観測する取り組みを本格的に始めた。4月から羽田と福岡を結ぶ定期便で観測を始めた。
座席にセンサーを設置し、機内の窓から二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度を観測する。JAXAはこれまで人工衛星から地球全体を広範囲に観測してきたが、今回は100m四方ごとと、より細かい範囲で濃度を観測できるという。

コロナワクチン 16歳以上への接種分9月中に全員分確保にメド

河野太郎行政改革担当相は4月18日、新型コロナウイルスのワクチンについて、米製薬大手ファイザー社との協議で、16歳以上への接種分を9月末までに確保できる見通しになったと明らかにした。河野氏は、菅首相がファイザー社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)と電話協議し、合意したと説明した。具体的な供給スケジュールや追加量については明かさなかった。

新型コロナワクチン1瓶で6回接種5/10以降 高齢者にも拡大

河野太郎行政改革担当相は4月16日、新型コロナウイルスワクチンの注射器について、5月10日以降1瓶当たり6回分接種できる特殊な器具を自治体に配送すると表明した。現在使用されている5回分しか接種できない注射器から切り替え、接種スピードを加速させるのが狙い。
政府は医療従事者向けにすでに「6回分」を配布しているが、相当量の確保見通しが立ったことで、5月10日の週の発送分から高齢者向けにも拡大する。