東京五輪・パラリンピック組織委員会は12月22日、今夏開催された大会の運営経費が総額1兆4,530億円になったと発表した。新型コロナウイルス禍でほぼ無観客開催となり、1年前に作成した予算からは1割強減ったものの、招致段階の計画からは2倍に膨らんだ。当初「コンパクトな大会」をコンセプトに目指した東京大会も結局、五輪運営経費の肥大化は止まらなかった。
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「空飛ぶクルマ」23年度から2年間実証実験し万博で実演
政府は「未来社会の実験場」と位置付ける2025年の大阪・関西万博に向けて、各省庁が取り組む「アクションプラン」案をまとめた。中でも目玉の一つとみられる「空飛ぶクルマ」の実現に向けて、経済産業省が2023年度から2年間、実証実験を行ったうえで、万博会場で実演することなどを盛り込んでいる。
このほか、人工知能(AI)を活用した翻訳技術の高度化に向けて2024年度まで研究開発を行う総務省の事業、大豆など植物由来の原材料でつくる代替肉などフードとテクノロジーを合わせた造語「フードテック」の普及に取り組む農林水産省の事業などが盛り込まれている。
政府は各事業の進捗状況を踏まえながら、少なくとも半年に1回、アクションプランを改訂し、万博に向けた準備を着実に進めたい考え。
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政府「こども家庭庁」創設 基本方針を閣議決定 令和5年創設
日本政府は12月21日、子ども関連政策の司令塔となる「こども家庭庁」の創設に向けた基本方針を閣議決定した。こども家庭庁は、首相直属の内閣府の外局として設置し、各省庁に対し、子ども政策の改善を求める「勧告権」を持つ専任の閣僚を置く。2022年の通常国会に関連法案を提出し、令和5年度のできるだけ早期の創設を目指す方針。
政府の子ども政策を一元的に推進。保育所に関する施策や児童虐待対策を担う厚生労働省の子ども家庭局などの業務が、こども家庭庁に移管される。幼稚園の幼児教育などは文部科学省に残るが、幼稚園教育要領と保育所保育指針を文科省とこども家庭庁が共同で策定、告示するとしており、実質的な幼保一元化を図る。野田聖子こども政策担当相は「『こどもまんなか』という社会変革のために政府を挙げて取り組む」としている。