日本政府は、コロナ禍で困窮する大学生らに支給する10万円の「緊急給付金」について、今週内にも閣議決定する補正予算案に700億円弱計上する方針を固めた。支給対象には、経済的に厳しい状況にある留学生も含めることにしている。
この給付金は、非課税世帯や、収入がそれに準じる低所得世帯の学生向けの「修学支援制度」の利用者のほか、経済的理由で就学継続が困難(コロナ禍で収入が大幅減、家庭から自立してアルバイト収入で学費を賄っている)などの要件を満たし、大学が推薦する学生(留学生を含む)にも支給する方針。
コロナ無料検査に3,000億円,接種困難者ら対象 補正に計上へ
関西10月アルバイト時給 平均1,080円,飲食業で平均1,022円
リクルートの調べによると、10月に関西でアルバイトやパートを募集する際の平均時給は、平均で1,080円で前年同月を14円上回った。これは10月、大阪などで緊急事態宣言が解除され行動制限が解除され、飲食店への営業時間の短縮要請が解除されたことに加え、最低賃金が引き上げられたことが影響したとみられる。
業種別では「製造・物流・製造系」が1,067円(前年同月比15円高)、飲食業の「フード系」が1,022円(同125円高)で、いずれもデータを取り始めた2006年1月以来、過去最高となった。
府県別では大阪府が1,114円(同7円高)、滋賀県が1,047円(同36円高)、京都府が1,039円(同12円高)、兵庫県が1,026円(同15円高)、奈良県が967円(同37円高)、和歌山県が951円(同17円高)といずれの府県も前年同月を上回った。