米国ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターの集計によると、日本時間6月19日午前時点で、世界の死者は45万人を超えた。また、感染者は187カ国・地域で累計846万人を超えた。死者が最も多い米国が12万人に迫り、ブラジルは5万人近くに、そして英国は4万人を超えた。世界の累計感染者の最も多い米国で219万人、ブラジルで98万人にそれぞれ近づき、ロシアは56万人余りに上っている。
5月の訪日外客数99.9%減の1,700人 過去最少 海外渡航制限などで
大阪府 6/30から新型コロナワクチンの治験開始 全国初
5月の日本映画興行収入98.9%減 3カ月連続で最低更新 コロナ禍で
印中係争地帯で両国軍が衝突 インド軍20人が死亡 緊張の高まり懸念
北朝鮮 開城の南北連絡事務所を爆破 南北朝鮮”緊張”高まる
韓国統一省は6月16日、北朝鮮が同日午後2時49分ごろ、開城(ケソン)にある”南北融和の象徴”でもあった南北共同連絡事務所を爆破したと発表した。北朝鮮は韓国の脱北者団体がまいた、「金正恩(キム・ジョンウン)委員長は偽善者だ」などと書かれたビラに強く反発。こうした動きを止めなかった韓国側を含めて強く批判した。北朝鮮の事実上No.2で、対韓工作を担う金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が13日、同事務所の爆破を予告していた。
韓国大統領府は16日夕、「朝鮮半島の平和定着を望むすべての人々の期待を裏切る行為」と強い遺憾の意を表明し、「これにより発生するあらゆる事態の責任は全面的に北朝鮮側にある。状況を悪化させる措置を続ければ、我々は強力に対応すると厳重に警告する」と発表した。これにより南北朝鮮の緊張が一気に高まっている。
シンガポール 新型コロナウイルス感染者の追跡端末 全住民に配布
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、シンガポール政府は6月下旬にも、同国在住者を対象に新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者を追跡可能な端末「トレーストゥゲザー・トークン」の配布を開始する。この端末は3月20日に導入されたスマートフォンの追跡アプリ「トレーストゥゲザー」を補完するもの。
追跡アプリの利用は任意で、6月5日までに約150万人(同国在住者の25%)がダウンロードしているという。政府は追跡アプリが効果的に機能するのは導入率を75%まで引き上げる必要があるとしている。
同国の新型コロナウイルス感染検査件数は4月上旬には1日当たり約2,000件だったが、6月9日時点で1万3,000件に拡大し、今後数カ月以内に4万件に拡大する見通し。
新型コロナ抗体保有せず 大阪で0.17% 3都府県で抗体検査
フィリピンの4月失業率 コロナ禍で過去最悪の17.7%を記録
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、フィリピン統計庁(PSA)はこのほど、4月の失業率が過去最悪の17.7%となり、前年同月の5.1%や、2020年1月の前回調査時の5.3%から12ポイント以上も悪化したと発表した。原因は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が実施した隔離措置。感染者の増加が止まらず期間を延長した結果、4月は1カ月にわたり厳しい経済活動規制が敷かれていた。
4月の失業率を地域別にみると、マニラ首都圏は12.3%と前年同月の6.3%から6.0ポイント、日系企業を含む多くの製造業が入居する工業団地が多いカラバルゾン地方は16.7%となり、前年同月の5.4%から11.3ポイントそれぞれ悪化している。
新型コロナ関連倒産244件に、破綻は全国43都道府県に広がる
東京商工リサーチのまとめによると、6月12日17時現在、新型コロナウイルス関連の経営破綻(負債額1,000万円以上)は全国で244件(倒産172件、準備中72件)に達した。月別の発生状況をみると、2月2件、3月23件、4月84件、5月83件、そして6月は12日現在6件が判明している。
都道府県別にみると、長崎県で今回初めて経営破綻が判明し、福井、和歌山、鳥取、高知の4県を除く全国43都道府県で発生。東京都が53件(倒産45件、準備中8件)で最多。以下、大阪府22件(同15件、同7件)、北海道17件(同14件、同3件)、静岡県と兵庫県が各13件と続いている。業種別では最多が飲食業の37件、次いでホテル・旅館の宿泊業が35件、アパレル関連29件などとなっている。
経営破綻した244件のうち、従業員数が判明した232件の従業員数は8,111人に上った。従業員数が5人未満が75件(構成比32.3%)で、10人未満は120件(同51.7%)と半数を占めている。一方、300人以上はわずか5件(同2.1%)だった。
小規模・零細の企業や商店では、負債を膨らませても返済の見通しが立たないことから、制度融資や支援策などを活用せず、廃業や倒産を決断するケースも出ている。逆に制度融資で資金調達したの後に、破産を申請したホテルもある。
同社では現状、表面化した経営破綻は氷山の一角にすぎず、動向には目が離せないとしている。