国際厚生事業団 介護現場で働く外国人のための交流会

公益社団法人 国際厚生事業団(外国人介護人材支援部)は、2019年11月~2020年3月にかけて全国7カ所(8会場)で、介護現場で働く・介護を学ぶ外国人のための交流会を開催している。目的は参加者同士の情報交換や、日本語の勉強方法、介護現場や日常生活での悩みなどの相談を受け付け、介護現場で外国人の方々が安心して就労できるようにしていくため。①日本人職員と気持ち良くコミュニケーションをするために②認知症高齢者と上手にコミュニケーションをとるためには③日本の介護現場で働く外国人のための労務基礎知識-などについてセミナーも行う。

今年から5Gの商用サービス開始へ 遠隔診療・エンタメに活用

次世代の通信規格5Gのサービスがいよいよ今年から始まる。高速・大容量の通信が遠隔診療はじめ、様々な分野で活用に向けた実証実験で、実用化に道筋がつくか注目される。5GはNTTドコモ、auのKDDI、ソフトバンクの携帯電話3社が春から商用サービスを始めるほか、楽天モバイルも6月からのサービス開始を目指している。5Gに対応するスマートフォンも国内外のメーカーから発売され見込み。                                         そして今、社会的課題の一つとして早急な活用が期待されるのが、離れた場所にいる医師が5Gで可能になる立体的な映像をもとに診察する遠隔診療。スポーツや音楽イベントの映像配信などエンターテインメント分野での活用も見込まれている。                      すでに企業や自治体などが免許の申請を始めていて、NECや富士通が自社の事業所で活用を予定しているほか、限られたエリアで活用する「ローカル5G」も2月にも実用化され、企業や自治体、大学などに電波が割り当てられる。

関西空港 年末年始10日間で国際線利用者 71万人で最多更新

関西空港は1月4日と5日が年末年始を海外で過ごした人の帰国ラッシュのピークで、終日東南アジアや欧州などから帰国した多くの家族連れなどで混雑した。同空港の運営会社、関西エアポートによると12月27日から1月5日までの10日間に国際線を利用する人は出発と到着を合わせて約71万人に上るとみられ、この期間の利用客数としては7年連続で最多を更新する見通し。

マグロ初競りで大間産クロマグロに1億9,320万円、史上2番目

新元号「令和」で初めて迎えた初市。新春恒例の初競りが東京・江東区の豊洲市場で開かれ、青森県大間産の1匹276kgの巨大なクロマグロが1億9,320万円と史上2番目の高値で競り落とされた。1kgあたり70万円。前年に続きすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(本部所在地:東京都中央区)が落札した。

関空から年末年始10日間で37万 5,000人出国 1日平均で最多

関西空港を運営する関西エアポートによると、年末年始の12月27日から1月5日までの10日間に関西空港から出国する人は37万5,000人を超え、この時期の1日平均としては過去最多となる見込み。行き先は中国が最も多く、次いで東南アジアとなっている。出国ラッシュは12月28日がピークで、1日でおよそ4万2,300人が出国したとみられている。帰国のピークは1月5日になる見通し。

安倍首相 経済界に来春闘の賃上げ要請 7年連続

安倍首相は12月26日、東京都内で開かれた経団連の審議委員会に来賓として出席し、あいさつした。この中で「重要なのは人材への投資だ。来年の春も大いに期待している」と、2020年春闘交渉での賃金引き上げへの協力を経済界に呼び掛けた。同首相が経済界に春闘での賃上げを求めるのは7年連続となる。

コンビニ・外食で年末年始 一部店舗休業の動き広がる

日本で大手のコンビニや外食チェーンで、人手不足への対応や働き方改革の一環として、年末年始に一部の店舗を休業する動きが広がっている。コンビニではローソンが12月31日から1月2日にかけてオフィス街の合わせて102店舗で、セブン‐イレブン・ジャパンも1月1日を中心に首都圏のおよそ50の直営店で、それぞれ休業する実証実験を行う。ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングスは、「ガスト」や「バーミヤン」などグループ全体の8割にあたるおよそ2,700店舗で12月31日午後6時から1月1日の正午まで初めて一斉休業する。ロイヤルホストも12月31日と1月1日を休業する。

大阪府・市 IR事業者の公募開始 2026年度末までに開業が条件

大阪府と大阪市は12月24日、カジノを含むIR(統合型リゾート施設)事業者の公募を始めたと発表した。IRの誘致を目指している自治体の中で事業者の公募に踏み切ったのは大阪が初めて。焦点の開業時期については、2025年の「大阪・関西万博」前の開業を目指すとしつつ、十分な工事期間が必要だとする事業者側に配慮し、遅くとも2026年度末までに開業することを条件としている。                                                                     大阪へのIRの誘致を巡っては米国と日本の共同グループ、シンガポール、香港の事業者がコンセプトを提出しており、府・市では公募に応じた事業者の審査を行ったうえで、2020年6月ごろに決定することにしている。

パキスタンと「特定技能」制度の適正運用で協力覚書

日本の法務省、外務省、厚生労働省および警察庁と、パキスタン在外パキスタン人・人材育成省との間で12月23日、在留資格「特定技能」を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書の署名が行われた。この協力覚書は、両国一定の専門性・技能を有する人材(特定技能外国人)の円滑かつ適正な送り出し・受け入れの確保(とくに悪質な仲介事業者の排除)および、特定技能外国人の日本での就労における問題の解決等のための情報連携および協議の基本的枠組みを定めている。