11月末までに医療体制の見直しを 厚労省が都道府県に通知

厚生労働省は10月1日、新型コロナウイルスの第6波に備えて都道府県に対し、直近の第5波の苦い教訓を踏まえ、11月末までに臨時の医療施設を整備することなど医療提供体制を見直すよう通知した。
「入院待機ステーション」など臨時の医療施設を整備し、限られた曜日や時間帯しか働けない看護師を集めて一定期間を通して医療機関に派遣できるよう調整、自宅療養者については保健所や医療機関による健康観察を徹底し、容体の急変を速やかに把握するとともに、中和抗体薬を投与して重症化する人を最小限に抑える体制を整備するよう、それぞれ求めている。
デルタ株が大流行した第5波では、全国の感染者が当初の想定の3倍を超え、首都圏などを中心に病床が不足して、自宅療養者は一時13万人を超えた。

大阪府 第6波に備え500床の施設整備,公開 1,000床確保へ

大阪府は10月1日、新型コロナウイルスの第6波に備えて、大阪市住之江区の展示場「インテックス大阪」に整備を進めている患者の受け入れ施設1,000床のうち、整備が完了した500床の内部を報道陣に公開した。整備するのは軽症と無症状の患者用の800床と、中等症患者用の200床。公開したのは軽症と無症状の患者用の500床。
施設の中はベッドごとに仕切られていて、テレビが1人に1台設置されている。親子で感染した場合、一緒に入所できるようベッドが2つ並べられているスペースもある。シャワーは共用で、病状が悪化した患者に酸素投与を行う設備もある。同施設には医師や看護師が常駐する。府は10月中に、中等症患者用の200床を含む残りの500床を整備する計画。
大阪府は当面はこの施設を使わず、宿泊療養施設の使用率が50%を超えた時点で、軽症と無症状の患者の受け入れる準備を始めるという。

東京五輪・パラリンピックの赤字負担 年末年始に協議へ

東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は9月28日、赤字が見込まれる大会収支の負担協議について、「年末年始にかけて議論が煮詰まっていく」との見通しを明らかにした。「開催の是非」の議論にまで及んだコロナ禍のもとでの開催だっただけに、大半の会場を前代未聞の無観客としたため、組織委員会は数百億円規模の赤字が計上されたとみられている。

中国の戦闘機が台湾防空圏に大量侵入 連日の威嚇続く

台湾の国防部(国防省)は10月2日、中国の戦闘機など20機が防空識別圏(ADIZ)に大量侵入したと発表した。1日には過去最多の38機が侵入しており、連日の大量侵入を繰り返し、威嚇行為を続けている。祖国統一を掲げる中国が、抵抗する台湾に軍事力を誇示する狙いがあるとみられる。
こうした状況を受け、台湾の呉外交部長(外相)は2日、ツイッターに「(台湾に対し)中国軍はもはや何の言い訳もしなくなっている」と投稿している。

万博「大阪パビリオン」でiPS細胞ミニ臓器の展示検討

大阪府と大阪市、経済界が参加して9月30日、2025年に開催される「大阪・関西万博」へ出展する「大阪パビリオン」について協議が行われ、基本計画案が取りまとめられた。これによると、健康や医療の最先端技術をテーマに、体験型や参加型の展示を中心に据える。建設費用は70億~80億円、展示に関わる費用として60億円程度を見込むことになった。
具体的な展示内容について、大阪府の吉村知事は「iPS細胞を使ったミニ臓器の展示ができないか」と提案し、医療の専門家を中心に展示に盛り込めるよう検討を進めることになった。

ジェトロ 外国人留学生「オンライン合同企業説明会」10/4~

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、コロナ禍においても高度外国人人材を活用し、海外ビジネスの拡大を期する中堅・中小企業を支援するため、文部科学省、厚生労働省の共催を得て、「ジェトロオンライン合同企業説明会 2021秋」を10月4日より5日間開催する。国内最大級の規模となる企業と留学生等の高度外国人人材との出会いの場を提供する。
これには37都道府県120社の企業が参加する。10月4日から8日までの5日間の開催期間中、毎日25社の会社説明会のライブ配信を行い、日本全国の大学・大学院等の教育機関、外国人雇用サービスセンターとの連携により、留学生等1,500名程度の参加を見込んでいる。参加申込企業の内訳は、製造業が51%、EC・卸売業・小売業が17%、技術・サービス業が11%、建設業、情報通信業がそれぞれ約9%となっている。募集職種は技術職が59%に上っている。

中国の景況感が一段の悪化 1年7カ月ぶりPMI節目の50割れ

中国国家統計局のまとめによると、2021年9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6にとどまり、前月より0.5ポイント低下した。好不調の境目の50を、新型コロナウイルスが直撃した2020年2月以来、1年7か月ぶりに下回った。国内各地で広がった電力供給の制限で工場の稼働率が落ち、景況感が一段と悪化している。2021年3月をピークに6カ月連続で前月の水準を下回った。PMIは製造業3,000社を対象に、新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査するもの。
分野別にみると、柱の生産が1.4ポイント下落し49.5となった。新規受注は2カ月連続で節目の50を下回った。企業の規模別では明暗が分かれた。大企業は0.1ポイント改善し、節目の50も上回った。これに対し、中堅企業と中小零細企業はいずれも下落し、50も下回った。

「ゴルゴ13」生みの親,さいとう・たかをさん死去、84歳

「ゴルゴ13」で知られる劇画家さいとうたかをさん(本名:齋藤隆夫)が9月24日、すい臓がんのため亡くなった。29日、小学館のビッグコミック編集部と、さいとう・プロダクション公式サイトで発表した。葬儀は新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、親族のみで執り行ったという。
「ゴルゴ13」の連載は、さいとうさんの遺志のもと、スタッフと編集部が協力して今後も継続の予定だとしている。ゴルゴ13は1968年に連載開始。2021年7月にギネス記録となる201巻が発売され、改めて幅広い層で根強い人気を示した。