厚生労働省と文部科学省は5月23日、今春卒業の大学生(4月1日時点)と高校生(3月31日時点)の就職率が、いずれも98.0%だったと発表した。人手、とりわけ若手人材の不足や企業の採用意欲の高まりを背景に、学生や生徒が優位な”売り手市場”が続いている。
大学生は過去最高を記録した前年より0.1ポイント下がったが、調査を開始した1997年以降、初めて2年連続で98%以上を記録した。高校生の98.0%は3年連続。学科別では工業学科は99.4%、水産学科は98.9%、看護学科は98.8%と、即戦力が期待される専門学科が高かった。これに対し、普通科は96.2%だった。
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篠塚・戸上組「金」日本勢64年ぶり, 吉村・大藤組「銀」
カタール・ドーハで5月25日まで行われた卓球の世界選手権個人戦で日本勢は金1個、銀1個、銅2個の計4個のメダルを獲得した。
男子ダブルス決勝で世界ランキング5位の篠塚大登・戸上隼輔組が、同11位の高丞睿・林●儒組(台湾)に3−2で逆転勝ちし、初優勝した。この種目での日本勢の金メダルは1961年北京大会の星野展弥・木村興治組以来、64年ぶり。
混合ダブルスでは吉村真晴・大藤沙月組が王楚欽・孫穎莎組(中国)に1−3で敗れ、銀メダルだった。女子シングルス準決勝では、世界ランキング9位の伊藤美誠は同1位の孫穎莎にストレートで敗れ、女子ダブルス準決勝では張本美和・木原美悠組は中国ペアに屈した。3位決定戦が行われないため、伊藤と張本・木原組はそれぞれ銅メダルを獲得した。
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24年 海外スポーツ賭博サイトに6.4兆円, 日本国内から推計
スポーツ産業の振興に取り組む一般財団法人「スポーツエコシステム推進協議会」の推計によると、2024年に日本国内の居住者が海外のスポーツ賭博サイトで違法に賭けた金額が、少なくとも6兆4,503億円に上ったとみられることが5月14日、明らかになった。
同協議会は海外の調査会社などに依頼し、スポーツ賭博が合法化されている国でベッティング(賭博)事業者が取り扱ったデータを基に、日本からの賭け金額を推計した。その結果、総額は6兆円を超え、うち1兆183億円が日本のスポーツに賭けられていた。最多はプロ野球の5,281億円で、サッカーが3,334億円、バスケットボールが869億円と続いている。
世界各地からは、日本のスポーツに4兆9,112億円が賭けられ、、Jリーグなどサッカーが2兆8,534億円を占めた。同協議会が同日、都内で開いたシンポジウムで公表した。