丸紅新電力 中国のGHREと再エネ電力調達の協業拡大で覚書

丸紅は10月7日、連結子会社の丸紅新電力(本社:東京都千代田区)が、Shanguhai Ghrepower Green Energy Co.,Ltd.(本社:中国・上海市、以下、GHRE)と、風力発電所の開発を通じた再生可能エネルギー電力の普及に向けて協業拡大を目的とした覚書を締結したと発表した。
これに伴いGHREおよびGHREが提携する開発会社が開発する風力発電所を発電事業者に譲渡し、その風力発電所の再エネ電力を丸紅新電力が最大5万KW(一基あたり500KW)、発電開始日から20年間引き取る取引について、2026年12月まで独占的に交渉する。
丸紅新電力は再エネ電力の取扱高を2030年、500万KW程度を目標として段階的に増やしながら、再エネ電力を広く顧客へ提供していく。

在阪百貨店9月売上高 昨年プロ野球優勝セール反動で明暗

在阪百貨店・旗艦店の9月売上高は、半数以上の店舗で明暗を分けた。昨年プロ野球阪神とオリックスの優勝記念セールの反動によるもので、他の販促イベントなどで補いきれなかった店舗との間で明暗を分けた。
速報値によると、阪神梅田本店は前年同月比18.7%減で、1年5カ月ぶりのマイナスとなった。あべのハルカス近鉄本店もオリックスの3年連続のリーグ優勝の記念セールの反動で9.6%減と、2年7カ月ぶりのマイナス、大丸心斎橋店は0.3%減と、3年8カ月ぶりのマイナス。
一方、阪急うめだ本店と高島屋大阪店はプラスとなった。高島屋が前年同月比8.7%増となったほか、免税品売り上げが大幅に伸びた阪急うめだ本店は同13.1%増で、9月として過去最高を更新した。

ダイハツ 介護・共同送迎「ゴイッショ」滋賀・野洲市で開始

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は10月2日、滋賀県野洲市で一般社団法人やす地域共生社会推進協会(以下、やす共)へ福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の運行管理システム等の提供を開始したと発表した。やす共はこのシステムを用いて、10月1日より「ゴイッショやす」として市内8つの介護施設等で共同送迎サービスの正式運行を開始し、2日に野洲市健康福祉センターで出発式行った。
今回のゴイッショやすの運行は、香川県三豊市に次いで2自治体目となる。

ゲオHD 米子会社が米国で40店舗目「2nd STREET」開業

ゲオホールディングス(本社:名古屋市中区)は10月2日、海外出店戦略加速の一環で、リユース品の販売・買い取りを手掛ける2nd STREET UDA,Inc.(セカンドストリートUSA、本社:米国デラウェア州)が、米国40店舗目となる『2nd STREET Burlington Mall(セカンドストリート バーリントンモール)』を10月5日にオープンすると発表した。売場坪数は約94坪。
現在セカンドストリートは日本国内に850店舗以上、海外では米国、マレーシア、台湾、タイ」の4カ国に展開中。セカンドストリートUSAは、2018年1月に1号店『2nd STREET Melrose』をオープン。6年9カ月で40店舗を突破した。今後、東海岸エリアへの積極的な出店を進め、2028年3月までに合計100店舗網を構築する計画。2nd STREETは、衣料品およびバッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品のリユース商品の販売、買い取りを手掛ける。

EU 中国EVに追加関税決定 最大35.3%を5年間上乗せ

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は10月4日、中国の電気自動車(EV)の輸入に追加関税を課すことを加盟国の投票で決めたと発表した。中国製EVは不当な補助金を受けて急速にシェアが高まっているとして、現行の10%に加え、10月末から最大35.3%の関税を5年間上乗せする。
ただ、加盟国27カ国の中で賛成、反対、棄権に分かれ、意見の応酬があったとみられ、欧州委員会は公式には加盟国別の投票行動については明らかにしていない。

トヨタ eVTOL開発の米ジョビー社に5億㌦追加出資

トヨタ自動車は10月2日、電動垂直離着陸機(eVTOL、空飛ぶクルマ)を開発する米ジョビー・アビエーション(以下、ジョビー社)に5億ドルを追加出資することで合意したと発表した。eVTOLの研究開発段階から実用化に向けた取り組みを加速していく。今回の追加出資により、トヨタのジョビー社への投資額は2020年1月の3.94億ドルと合わせ累計8.94億ドルとなる。

明電舎 インド初の高速鉄道1号線向け変電設備を受注

明電舎(本社:東京都品川区)は10月3日、インド現地法人MEIDEN T&D(INDIA)LIMITED(以下、MTD)が、インドのラーセン・アンド・トゥーブロ社(以下、L&T社)より、インド高速鉄道1号線向けの変電機器を受注「したと発表した。
同プロジェクトはインド高速鉄道公社が計画する、インド初となる高速鉄道合計7路線のうちムンバイーアーメダバード間508kmを結ぶ1号線の建設工事。双日とL&T社の共同事業体が変電・配電・架線システムの電力工事をパッケージで受注しており、明電舎とMTDは一部の変電機器の製作を請け負う。1号線に建設される12カ所の変電所を含む全45ポスト向け変電機器を受注した。

JFEエンジ 台湾の廃棄物発電プラント向け主要機器受注

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は10月3日、台湾・嘉義市に建設される廃棄物発電プラント向けの主要機器を受注したと発表した。このプラントは嘉義市政府環境保護局が台湾のエンジニアリング会社大手CTCI Corporation(台湾台北市)を中心に構成される特別目的会社、ECOVE Chiayi Energy Corporation(以下、ECOVE Chiayi社)に発注したもの。
ECOVE Chiayi社は産業廃棄物プラント(処理能力500トン/日)の建設から管理・運用を行い、JFEエンジニアリングはプラントの主要機器、焼却炉およびボイラ設備の設計・調達と据付・試運転中の技術指導員の派遣を担う。同プラントの竣工は2028年1月の予定。

東洋エンジ 子会社がインドでFPSO事業の拠点設立

東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市)は10月3日、子会社のToyo Engineering India Private Limitedが、Offshore Frontier Solution Pte.Ltd.(以下、OFS Singapore)とともに、インド・ベンガルールに最先端のGlobal Capability Centre(グローバル・ケイパビリティ・センター)を設立したと発表した。この合弁会社TOYO MODEC OFS India Private Limited(以下、OFS India)は2025年春に業務を開始する予定。OFS IndiaはOFS Singaporeと協力してFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の基本設計(FEED)、詳細設計、調達支援サービスを提供する。

米オープンAI 開発資金9,600億円調達を発表 MSなど

対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIは10月2日、生成AIの開発資金として投資家から66億ドル(約9,600億円)を調達したと発表した。米メディアによると、米IT大手マイクロソフトが約7億5,000万ドル、ソフトバンクグループが約5億ドル、米半導体大手エヌビディアが約1億ドルを投資した。
オープンAIは「この資金によって最先端のAI研究を強化し、人々に役立つ技術の構築を継続することができる」との声明を公表した。