トヨタ 既販車への後付け車いす収納装置を発売

トヨタ自動車は9月26日、既販車に後付けで装着できる福祉用品「いつでもウェルキャブ」の車いす収納装置を同日、全国のトヨタ車両販売店を通じて発売したと発表した。メーカー希望小売価格は消費税込み14万9,600円。
新型シエンタ向けをスタートに11月以降、従来型シエンタ、アクア、ヤリス、プリウス、ルーミー/タンクなど、既販車種に順次拡大シていく予定。

ロート製薬 ナリス化粧品のベトナム工場買収で合意

ロート製薬(本社:大阪市生野区)は9月26日、ベトナム子会社のロート・メンソレータム(ベトナム)社を通じ、ベトナムで化粧水や乳液を製造・販売するナリス・コスメティックス・ベトナム(NCV、所在地:ビンズオン省)社の全株式を取得することで、親会社のナリス化粧品(本社:大阪市福島区)との間で合意したと発表した。NCV社の持分譲渡は2022年末までに完了する予定。取得価額は非公表。

ヤマハ発, 新明和工業 小型航空機の初期飛行試験

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)と新明和工業(本社:兵庫県宝塚市)は9月26日、静岡県富士川滑空場で21日に試験機を使用した初期飛行試験を実施したと発表した。これは昨年両社で開始した小型航空機に関する共同研究活動の一環。
この試験機は新明和工業の所有する研究開発用航空機「XU-L(Experimental Utility aircraft)」に、ヤマハ発動機の既存の499ccエンジンを搭載したもの。今回の初期飛行試験の成功を受けて、今後も共同研究を継続していく。

LCCジェットスターJ 12/15から成田ーマニラ線再開

格安航空会社(LCC)のジェットスタージャパンは9月22日、成田ーフィリピン・マニラ線を12月15日に再開すると発表した。新型コロナウイルス禍で2年9カ月間運休していた同路線を再開する。成田空港とフィリピン・マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港を結ぶ。LCCで成田ーマニラ間を運航するのは同社のみ。再開時の運航頻度は1日1往復の予定。

マツダもロシアでの生産終了へ 合弁先企業と協議

マツダがロシア・ウラジオストクで自動車生産(組立)終了に向け、合弁先のソラーズ社と協議に入ったことが9月25日、分かった。ロシアのウクライナ侵攻で部材・部品の調達が困難になり、4月に操業停止していた。
同工場ではSUV(スポーツ用多目的車)の「CX-5」などを生産していたが、戦況が長期化し、再開の見通しが立たないと判断した。日系自動車メーカーではトヨタ自動車が9月23日にロシアでの生産撤退を発表している。

トヨタ ロシアでの生産撤退を発表 再開 見い出せず

トヨタ自動車は9月23日、ロシアにおける生産拠点、サンクトペテルブルク工場での生産事業を終了、撤退することを発表した。同工場はロシアのウクライナ侵攻後、3月4日に部品調達ができなくなり操業を停止。その後は稼働再開に向けて生産ラインの保全を日々実施するなど準備を継続してきた。
しかし、戦況が長期化、半年が経過しても生産再開の可能性が見い出せないことから今回の決定に至ったとしている。日本の自動車メーカーが撤退方針を明らかにするのは初めて。ロシアの現地法人は、譲渡や売却をせず、清算する。

キムラタン 中国・上海市の販売子会社を清算

ベビー・子供服を手掛けるキムラタン(本社:神戸市中央区)は9月22日、中国の連結子会社、上海可夢楽旦商貿有限公司(所在地:中国・上海市)を清算すると発表した。
同子会社は2012年10月、100%出資で設立。中国においてベビー・子供服の販売を手掛けてきたが、販売額は当初目標に届かず、ここ数年は業績が低迷。新型コロナウイルス禍の影響も加わって、今後の収益の改善が見込めないと判断した。

ヤクルト インドネシアで低カロリー製品発売

ヤクルト本社(本社所在地:東京都港区)は9月22日、海外子会社のインドネシアヤクルトが、10月1日から低カロリータイプの「ヤクルトライト」を発売すると発表した。ヤクルトライトは、ヤクルトと比較してカロリーを50%低減した製品。
容量65ml/本✕5本パックの希望小売価格は、ジャワ島内で1万3,000ルピア(約121円)、ジャワ島外で1万3,500ルピア(約125.5円)。スーパーマーケット店頭や病院等で販売。ジャワ島およびバリ島から販売開始し順次、他地域へ拡大していく予定。10〜12月の1日平均の販売目標は2万5,000本。
近年インドネシアでは糖尿病患者数の増加を受け、消費者の健康志向が高まり、低糖質および低カロリー製品のニーズが高まっていることに対応する。

フジクラ 香港に電子部品・コネクタの販売子会社

フジクラ(本社:東京都江東区)は9月21日、香港で電子部品・コネクタ製品の販売子会社を設立すると発表した。現在、香港にある子会社Fujikura Hong Kong Ltd.で行っている電子部品・コネクタ製品の販売を新たに設ける子会社に移管して、効率的な事業体制として整備する。
新会社「藤倉香港貿易有限公司」の資本金は100万香港ドルで、フジクラが全額出資する。10月1日に設立し、事業開始する。